エアコンの冷房の電気代を節約する方法6選!1カ月あたりの目安や除湿との違いを解説

夏になると欠かせないエアコンの冷房。しかし、「電気代が気になって使いすぎが心配」「除湿と冷房はどちらが節約できるの?」「つけっぱなしの方が安いって本当?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、エアコンの冷房にかかる電気代の畳数別の目安や、冷房と除湿の電気代の違いについて、ご紹介します。つけっぱなしに関する疑問や、今日から実践できる冷房の節約ポイントを6選もお伝えしますので、ぜひ夏の電気代を賢く節約する参考にしてください。

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エアコンの冷房にかかる電気代はいくら?

エアコンの冷房の電気代は、カタログなどに記載されている消費電力や期間消費電力から算出でき、期間消費電力を基にした場合は次の計算式を使って求められます。

【冷房1時間あたりの電気代の計算式】

1時間あたりの電気代(円)=冷房期間消費電力量(kWh)÷135(日)÷18(時間)×31(円/kWh)

【冷房1カ月あたりの電気代の計算式】

1カ月あたりの電気代(円)=冷房期間消費電力量(kWh)÷135(日)×30(日)×31(円/kWh)

上記の計算式に、経済産業省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」に掲載されている冷房期間消費電力量の平均値を入れてみると、畳数別の電気代目安は以下のとおりです。

畳数

冷房の期間消費電力量

1時間あたり

1日あたり(18時間)

1カ月あたり(30日)

6畳

204kWh

2.6円

46.84円

1405.33円

8畳

227kWh

2.9円

52.13円

1,563.78円

10畳

253kWh

3.23円

58.1円

1,742.89円

12畳

363kWh

4.63円

83.36円

2,500.67円

14畳

399kWh

5.09円

91.62円

2,748.67円

18畳

584kWh

7.45円

134.1円

4,023.11円

20畳

639kWh

8.15円

146.73円

4,402円

23畳

739kWh

9.43円

169.7円

5,090.89円

  • 省エネ性能カタログ2025年版の期間消費電力量算出基準に基づき、冷房期間は135日(5月23日〜10月4日)、1日の使用時間は18時間(6〜24時)、1カ月は30日使用として計算しています。 

  • 冷房期間消費電力量は、省エネ性能カタログ2025年版に掲載されている各畳数の平均値を参考にしています。

  • 電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWhを使用。

  • 実際の電気代は、外気温、設定温度、住宅の断熱性、日当たり、使用時間、契約している電気料金プランなどによって異なります。

畳数が大きくなるにつれて電気代も高くなります。特に10畳から12畳にかけて期間消費電力量が大きく増加するため、電気代も跳ね上がる点に注意が必要です。

一方、同じ6畳用エアコンでも、設定温度や使用環境によって実際の電気代は変動します。あくまでも目安としてご参考にしてください。

また、暖房と冷房の電気代を比較すると、冷房のほうが安くなる傾向があります。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。

暖房・冷房の電気代や節約方法について詳しくはこちら

暖房と冷房の電気代はどのくらい?エアコンの節電・節約方法も紹介
期間消費電力量とは

期間消費電力量とは、一年間エアコンを運転した際に消費する電力量の目安。JIS規格(JIS C 9612:2013)を元に特定の条件下で算出されています。冷房と暖房では基準が異なるので、注意が必要です。

期間消費電力量の算出基準

外気温度:東京をモデルとしています。
設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
期間:冷房135日間(5月23日〜10月4日)/暖房160日間(11月8日〜4月16日)
時間:6~24時の18時間
住宅:平均的な木造住宅(南向)
部屋の広さ:モデルに見合った部屋の広さ

エアコンの冷房と除湿で電気代に違いはある?

エアコンの冷房と除湿は、それぞれ役割が異なります。冷房は「室温を下げること」を目的にしており、除湿は「湿度を下げること」をおもな目的としています。同じエアコンを使っていても、設定するモードによって電気代の差が出てくるのはこのためです。

また、エアコンの除湿機能は、メーカーや機種によって仕組みが異なります。代表的な除湿方式には、室温を下げながら湿気を取る「弱冷房除湿」、空気を冷やして除湿した後にあたため直す「再熱除湿」、室温の下がりすぎを抑えながら除湿する「ハイブリッド除湿」などがあります。それぞれの仕組みや電気代など、違いを表にまとめました。

エアコン除湿と冷房のおもな違い

項目

除湿機能

冷房機能

弱冷房除湿

再熱除湿

ハイブリッド除湿

温度到達前

温度到達後

目的

湿度を下げたい

温度を下げたい

風量

除湿量

室温

少し下がる

下がらない

わずかに下がる

設定温度に応じる

電気代

弱冷房除湿は、部屋を冷やしながら湿度を下げる方式で、電気代を比較的抑えやすいのが特徴です。一方、再熱除湿は、いったん冷やした空気を温め直すため、快適な温度を保ちやすいですが、その分電気代が高くなる傾向があります。冷ハイブリッド除湿は両者の中間的な特性を持っています。

ジメジメした梅雨の時期には除湿が活躍しますが、電気代を抑えたい場合は弱冷房除湿モードや冷房を上手に使い分けるのがおすすめです。

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エアコンの冷房をつけっぱなしにすると電気代が安くなるのは本当?

「こまめにオン・オフするよりつけっぱなしの方が安い」と聞いたことがある方も多いでしょう。実は、これには一定の根拠があります。

エアコンは、室温が高い状態から設定温度まで一気に下げるときに多くの電力を使います。設定温度に近づいた後は、その温度を維持する運転になるため、短時間で電源のオン・オフを繰り返すと、かえって電気代が高くなる場合があります。

特に外気温が高い真夏日など、室温がすぐ上がる環境では、短時間の外出であればつけっぱなしにしておくほうが消費電力を抑えられるケースも少なくありません。目安として、「30分以内の外出であれば電源を入れたままの方が効率的」ともいわれています。

ただし、つけっぱなしにしていると部屋が冷えすぎたり、体調への影響が出てしまったりする場合もあります。冷やしすぎを防ぐために、温度設定や風量の自動調整機能を活用したり、タイマーを上手に使ったりするなど、無駄な電力消費を防ぐ工夫をしながら使用することが大切です。

エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代や節約方法はこちら

エアコンを24時間つけっぱなしにしてもいい?電気代の節約方法を専門家が解説
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エアコンの冷房にかかる電気代を節約するポイント

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ここからは、エアコンの冷房にかかる電気代を抑える6つのポイントをご紹介します。どれも今日から実践できる簡単な方法です。

  • 無理のない程度に室内温度を上げる
  • 必要なときだけつける
  • フィルターは月1〜2回程度清掃する
  • 風向きを調整する
  • 扇風機やサーキュレーターを活用する
  • 電力会社・電気料金プランを切り替える

それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。

無理のない程度に室内温度を上げる

冷房の設定温度を少し高めに設定するだけで、電気代の節約につながります。外気温度31℃のとき、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃に1℃上げた場合、年間で約940円の電気代節約になることが試算されています。

扇風機やサーキュレーターと組み合わせることで、設定温度を下げずに体感温度を下げることもできます。健康への影響を第一に考えながら、無理のない範囲で設定温度を調整してみてください。

必要なときだけつける

冷房を必要なときだけ使用し、全体の使用時間を抑えることも有効な節約方法です。冷房を1日1時間短縮した場合、年間で約580円の電気代節約になることが試算されています。

ただし、こまめにオン・オフを繰り返すと、起動のたびに大きな電力を消費するため、かえって電気代が高くなることも。長時間の外出時には電源をオフにするのが節約になりますが、30分以内の短時間外出であれば、つけっぱなしにしておく方が消費電力を抑えられる場合もあります。

フィルターは月1~2回程度清掃する

エアコンのフィルターにほこりが詰まると、空気の流れが悪くなり消費電力が増加します。フィルターを月1〜2回程度清掃することで、目詰まりしている状態と比べて年間で約990円の電気代節約になることが試算されています。

掃除の方法は簡単で、フィルターを取り外して掃除機でほこりを吸い取り、汚れがひどい場合は水洗いしたあと陰干しするだけです。定期的なお手入れで冷房効率を高め、電気代の節約につなげましょう。

風向きを調整する

エアコンの風向きを適切に調整することも、電気代の節約に効果的です。冷たい空気は床に沈みやすい性質があるため、冷房時には風向きを「水平」または「上向き」に設定すると、部屋全体に冷気が行き渡りやすくなります。

室内に温度のムラが生じると、エアコンが必要以上に稼働して電力を消費してしまうため、注意が必要です。風向きを上向きにして冷気を部屋全体に循環させることで、エアコンの効率を上げ、設定温度に早く達します。結果として、維持運転の時間が増え、電気代の節約につながります。

扇風機やサーキュレーターを活用する

扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用することで、冷房の効率が上がり電気代の節約につながります。

エアコンだけでは部屋の隅々まで冷気が届かず、温度ムラが生じることも少なくありません。サーキュレーターをエアコンの対角線上に設置し、エアコンに向けて送風することで室内の空気が循環し、体感温度を効率よく下げられます。

また、扇風機の風を体に当てると、汗の蒸発による冷却効果(気化熱)で体感温度が下がります。エアコンの設定温度を少し高めにしながら扇風機を併用し、快適さを保ちながら節電につなげましょう。

電力会社・電気料金プランを切り替える

電力会社や電気料金プランを見直すことも、エアコンの冷房にかかる電気代を節約する有効な方法の一つです。電力の自由化により、現在はさまざまな電力会社から自分のライフスタイルに合ったプランを選べるようになりました。

例えば、「ENEOSでんき」は使用量が多い家庭ほど地域の電力会社の電気料金プランと比べ、電力料金単価がお得な料金設定になっており、特に夏場にエアコンの使用頻度が高い家庭に向いています。プランによっては現在の契約より電気代を抑えられる場合もあります。気になる方は、ぜひ一度シミュレーションで現在ご契約中の電力会社と比較してみてください。

暖房・冷房の電気代や節約方法について詳しくはこちら

暖房と冷房の電気代はどのくらい?エアコンの節電・節約方法も紹介
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夏の電気代を抑えたいときは無理のない程度に節電を意識しましょう!

冷房の電気代は畳数や使用環境によっても変わりますが、設定温度の調整、フィルター清掃、扇風機との併用など、ちょっとした工夫で節約効果が期待できます。熱中症を防ぐために冷房は適切に使いながら、無理のない範囲で節電を意識してみましょう。

また、電力会社のプランを見直すことも有効な節約方法の一つです。特に夏場に冷房を使う頻度が多いご家庭は、「ENEOSでんき」への乗り換えで毎月の電気代がお得になる可能性があります。ぜひ、電気料金シミュレーションを活用してみてくださいね。

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