エアコンのカビ対策!チェックリストと掃除・除去の方法、発生要因や予防策も解説

エアコンをつけた瞬間、カビ臭さや酸っぱいような臭いがしたら要注意。内部に発生したカビや汚れが臭いの原因かもしれません。放置すると臭いが強くなるだけでなく、健康への影響も懸念されます。

この記事では、エアコン内部のカビ対策を紹介。チェックリストやカビを掃除・除去する方法、カビが発生する要因と予防策などを詳しく解説します。

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エアコンのカビは放置すると危険! 3つのリスクを解説

まずは、エアコンのカビを放置することで生じる3つのリスクについて解説します。

リスク1:アレルギーなどの健康被害

エアコン内部に繁殖したカビは、送風によって部屋中に飛散し、それを吸い込むとアレルギー性鼻炎気管支喘息などを引き起こす恐れがあります。また、カビなどを繰り返し吸い込むと、夏型過敏性肺炎などの原因になることも。特に、免疫力が低い小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では要注意です。

リスク2:エアコンの電気代が増加

カビやホコリがエアコン内部に溜まると、フィルターや熱交換器が目詰まりを起こし、通常よりも多くのエネルギーを消費。風量が落ちているのにコンプレッサーはフル稼働し続け、毎月の電気代が高騰する恐れがあります。

リスク3:エアコンの故障リスク上昇

カビはもちろん、増殖の原因となるホコリや水分がエアコン内部に溜まると、動作不良やショートなどを引き起こす危険があります。また、水分を排出する「ドレンホース」が詰まると水漏れなどのトラブルを起こすことも。

エアコンにカビが生えているかチェックする方法

実際にエアコン内部でカビが発生しているかどうかは、いくつかの簡単なステップで確認できます。まずは、自宅のエアコンの状態を把握しておきましょう。

  • Step1)フィルターと吹き出し口周辺の汚れを調べる
  • Step2)エアコンの風が臭くないか確かめる
  • Step3)送風ファンが汚れていないか確認する 

Step1)フィルターと吹き出し口周辺の汚れを調べる

エアコンの前面パネルを開けて、フィルターの状態を確認します。フィルターの網目に黒い斑点やホコリが固まったような汚れがあれば、カビが繁殖しているサインです。

次に、風が出てくる吹き出し口の周辺をライトなどで照らして覗いてみましょう。黒いポツポツとした汚れが付着しているなら、吹き出し口だけでなく、内部にもカビが発生している恐れがあります。

Step2)エアコンの風が臭くないか確かめる

汚れの有無を調べた後は、エアコンの電源を入れて、吹き出す風の臭いを確認してみましょう。つけた瞬間に「酸っぱい臭い」や「ホコリっぽい雑巾のような臭い」が鼻をついたら、内部にカビや雑菌が潜んでいるサインかもしれません。

カビは繁殖する際、独特の不快な臭いを放ちます。特に冷房や除湿運転の使い始めは、溜まっていた臭いが放出されるため、臭いの変化に気づきやすいはず。吹き出し口周辺がきれいでも、風が臭うなら要注意。熱交換器など見えない部分までカビが進行している可能性があります。

Step3)送風ファンが汚れていないか確認する

吹き出し口の奥にある筒状の送風ファンは、結露の水分やホコリが付きやすく、カビにとって絶好の繁殖場所。その汚れ具合はカビの進行度を測るバロメーターになります。

ライトなどを当てて、ファンの羽一枚一枚を慎重に確認してみてください。もし黒い塊のような汚れが付着していたら、カビが厚く堆積しているかもしれません。その場合、自力での除去は難しいでしょう。

ENEOS Power 編集部
ENEOS Power
編集部

なお、吹き出し口から水が飛んできたり、冷房がまったく効かなかったりする場合は、そもそも機器が故障・トラブルを起こしている可能性があります。明らかな異常が見られるときは、カビの有無にかかわらず、無理に触らず速やかに専門業者へ点検を依頼しましょう。

【ケース別】エアコンのカビを掃除・除去する方法

カビが生えている箇所や進行度合いによって対処の仕方が変わります。無理に掃除をすると故障の原因にもなるため、次の表を参考に適切な対応を心がけましょう。

エアコンの症状・カビの発生場所と対応表

症状

カビの発生が疑われる箇所

対応

フィルター・吹き出し口周辺にカビが発生

フィルター・吹き出し口

自分で掃除可能

エアコンの風がカビ臭い

熱交換器やドレンパンなど

専門業者に依頼

送風ファンにカビが大量に発生

エアコンの内部各所

フィルターのカビはブラシでとる

フィルターはホコリが溜まりやすく、カビも繁殖しやすいので、定期的なお手入れが欠かせません。ホコリの除去と合わせて、以下の手順できれいにしましょう。

  1. フィルターを外す前に、表面のホコリを掃除機で吸い取る
  2. フィルターを取り外し、裏側からシャワーの水を当ててホコリを流す
  3. 水洗いで落ちないカビや汚れは、中性洗剤を使い、柔らかい布や使い古しの歯ブラシなどでこすり落とす
  4. 洗剤をしっかり洗い流し、清潔なタオルで水気を拭き取る。その後、風通しの良い日陰で乾燥させる

濡れたままのフィルターをエアコンに戻すと新たなカビの原因になるため、完全に乾かすようにしましょう。網目を傷つけないよう、ブラシでこする際は力を入れすぎないように注意してください。

吹き出し口のカビはタオルで拭き取る

風の通り道である吹き出し口も、目に見える範囲であれば自分でカビを取り除くことが可能。作業中はホコリが落ちてくることがあるため、足元に新聞紙やビニールシートなどを敷きましょう。

  1. 安全のため、必ずエアコンの電源プラグをコンセントから抜く
  2. お湯で薄めた中性洗剤にタオルを浸し、固く絞る
  3. 吹き出し口の周囲やルーバー(風向きを変える羽)に付着した黒カビを、タオルで優しく拭き取る
  4. 水で濡らして固く絞った別のタオルで、洗剤成分が残らないように水拭きをする
  5. 最後に乾いたタオルで乾拭きをし、水分を取り除く

無理に奥まで手を入れると部品を破損する恐れがあるため、タオルで拭き取るのは、あくまで指が届く範囲にとどめておきましょう。

内部のカビ除去はプロに依頼する

吹き出し口の奥にある送風ファンや、熱交換器といったエアコン内部の汚れは、専門業者によるクリーニングが必要です。風がカビ臭い場合や、ファンに黒い塊がこびりついている場合はプロに任せましょう。

業者を選ぶ際は、料金の安さだけでなく「分解洗浄の実績が豊富か」「損害賠償保険に加入しているか」もチェック。自宅の機種(お掃除機能付きなど)に対応しているかどうかも、事前に確認しておくことをおすすめします。

要注意!エアコン掃除のNG行為

エアコンを掃除する際は、次のような行為はNGです。不具合や故障の原因となるだけでなく、場合によっては命の危険につながるケースも。エアコン掃除は無理をしないことが肝心です。

  • 市販のエアコン洗浄スプレーを正しい知識なしに使用する
  • 送風ファンや熱交換器に直接触れたり、無理に汚れをこすり落としたりする
  • 電子基板やモーターなどの電装部品に水や洗剤をかけてしまう
  • コンセントにプラグを挿したまま、電源を入れた状態で掃除を始める
  • アルコールや塩素系漂白剤を使って内部を拭く
  • 濡れたままのフィルターを取り付けてすぐに運転を再開する
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知っておきたい! エアコンにカビが繁殖しやすい要因

カビの発生を抑えるためには、カビの好む環境を知ることも重要です。カビの増殖には「温度」「湿度」「栄養分」が深く関わっています。カビが繁殖する、この3つの条件を紐解いていきましょう。

  • エアコン内部は温度が高い
  • 湿度が高くてジメジメしている
  • ホコリや汚れが溜まりやすい

エアコン内部は温度が高い

カビが最も活発に繁殖するのは、気温が20℃~30℃の環境。実は、エアコンの内部は季節を問わずカビにとって居心地の良い適温に保たれているのです。

夏場に冷房を使っている間は内部も冷えますが、運転を停止した後は室温と同じくらいまで温度が上昇。逆に冬場は停止時に冷えていても、暖房運転によってすぐに内部が温められます。

湿度が高くてジメジメしている

カビは湿度60%を超える環境で増殖しやすくなります。冷房や除湿運転中は熱交換器の周辺に結露が発生し、内部は高湿度に。この水分は運転停止後もすぐには蒸発せず、エアコン内部はカビの温床になります。

ホコリや汚れが溜まりやすい

エアコンは部屋の空気を吸い込む際、空気中に漂っているホコリやチリ、さらには人間の皮脂やペットの毛なども一緒に内部へ取り込んでしまいます。カビにとって、これらの汚れは格好の栄養分。汚れが溜まるほど、繁殖しやすい環境が整っていきます。

油を含んだ煙やタバコのヤニも同様です。キッチンやリビングの空気を循環させるエアコンの内部は、特にカビが生じやすい場所といえるでしょう。

自分で簡単にできる! エアコンのカビ予防策

カビは増殖する条件を断ち切れば、効果的に増殖を抑えることができます。ここからはすぐに実践できるカビ予防策を4つ紹介しましょう。

  • エアコンを定期的に掃除する
  • エアコン使用後は内部を乾燥させる
  • 長期間使用しないときも、月に1度は送風運転を行う
  • 部屋の掃除や換気をこまめにする

エアコンを定期的に掃除する

カビの栄養分となるホコリを断つには、フィルター掃除が効果的です。2週間に1回を目安にフィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取りましょう。汚れがひどい場合は、水に少量の中性洗剤を溶かして洗ってください。

自動お掃除機能がある場合も油断は禁物。この機能が取り除くのは主にフィルター表面のホコリで、ダストボックスに溜まったゴミは手動で捨てる必要があります。フィルター以外にも汚れは付着するため、お掃除機能付きのモデルでも定期的な手入れは欠かせません。

ENEOS Power 編集部
ENEOS Power
編集部

自動お掃除機能付きのエアコンは、ダストボックスにホコリが溜まるとお掃除ランプなどで知らせてくれます。ランプが点灯していないか、普段からチェックしておきましょう。

エアコン使用後は内部を乾燥させる

冷房や除湿を使った後は内部が結露で濡れるため、しっかり乾かすことが大切です。運転停止後に1~2時間ほど送風運転を行い、内部の水分を飛ばしましょう。

「内部クリーン機能」や「内部乾燥機能」が付いたモデルなら、冷房停止後に自動で乾燥運転をしてくれます。ただし、乾燥中は部屋に生ぬるい風が吹き出し、室温や湿度が上がって暑く感じることも。外出前や就寝中など、無理のないタイミングで使用するのがおすすめです。 

長期間使用しないときも、月に1度は送風運転を行う

エアコンを使わない春や秋でも放置している間にホコリが湿気を吸い、カビが繁殖することも。長期間使用しない際も、月に1度は送風運転を行い、内部の湿気を逃がしましょう。

また、シーズン終わりには内部をしっかり乾燥させることが大切。当然、使い始めにはテスト運転で臭いや黒い汚れがないかチェックすること。なお、内部クリーンや送風運転の推奨方法はモデルによって異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。

部屋の掃除や換気をこまめにする

エアコンが吸い込む空気をきれいに保つことも、カビ対策の一つ。こまめに掃除機をかけて部屋のホコリを減らせば、内部への汚れの蓄積を自然と抑えられます。

また、定期的な換気や除湿機の活用など、室内の湿度を下げる工夫も欠かせません。部屋干しや加湿器の使いすぎ、窓の結露は湿気を高め、結果的にエアコン内部のカビ繁殖につながるので注意が必要です。

ENEOS Power 編集部
ENEOS Power
編集部

キッチンの油煙などは付着すると頑固な汚れになりやすいため、調理時には必ず換気扇を回しましょう。

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エアコンのカビに関するよくある質問

最後に、エアコンのカビトラブルに関する疑問にお答えします。 

Q.エアコンのカビ臭さを一時的に和らげるには?

「すぐに使いたいのにエアコンがカビ臭い」というときの応急処置としては、高湿度の日に窓を全開にした状態で冷房を最低温度(16℃など)に設定し、1時間ほど運転させる方法が挙げられます。結露水を大量に発生させることで、熱交換器に付いた軽い臭い成分や汚れをドレンホースから外へ洗い流す効果が期待できます。

ただし、これはあくまでその場しのぎ。すでに根を張ったカビは取り除けず、放置すれば悪化する一方です。そのため、できるだけ早く本格的な掃除や業者への依頼を検討してください。

Q.暖房でカビは死滅する?

「暖房の高熱でカビを退治できるのでは」と思うかもしれませんが、家庭用エアコンの暖房運転だけでカビを死滅させるのはほぼ不可能です。カビの多くは高温に弱いものの、内部全体を必要な温度・時間まで均一に加熱し続ける仕組みにはなっていません。

カビを根本から絶つには、フィルターや吹き出し口の掃除、日頃の内部乾燥、プロによる分解洗浄といった対策が求められます。

Q.業者にエアコン掃除を依頼する適切なタイミングは?

エアコンクリーニングの依頼におすすめの時期は、春(4月~5月)と秋(9月~10月)です。夏や冬の本格的な使用シーズン前は予約が殺到し、希望の日程を押さえにくいうえ、料金が割高になることも。しかし、オフシーズンなら比較的スムーズかつリーズナブルに予約が取れます。

ただし、吹き出し口に黒いポツポツを見つけたり、風が臭うと感じたりした場合は別。時期を問わず早急に依頼し、急ぎでない定期メンテナンスは春と秋に依頼しましょう。

エアコンのカビは即除去が基本!生えない予防も大切

エアコンのカビは、不快な臭いを放つだけでなく、健康被害や機器の故障を引き起こす要因にもなります。トラブルを未然に防ぐためにも、フィルターや吹き出し口を定期的にチェックし、カビを見つけたら早めに取り除きましょう。

さらにエアコンを清潔に保つことは、運転効率が上がり、消費電力の削減にもつながります。とはいえエアコンは1年を通して使う機会が多い家電。電気代への影響は小さくありません。そこでおすすめなのが、電力会社・電気料金プランの見直しです。

ENEOSでんきの「Vプラン」は電気使用量が多い方に適しているので、エアコンをよく使う方にはうってつけでしょう。まずは以下の料金シミュレーションで、どれくらい節約できるか試算してみてください。

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