洗濯機の適切な水量はどのくらい?世帯人数別の目安や水道・電気代の節約術も紹介

「洗濯機の水量って、どのくらいに設定すればいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?水量が適切でないと、十分に洗濯できなかったり、コストがかかりすぎたりする恐れがあります。

この記事では、洗濯機の水量について解説。適切な水量や世帯人数別の水量、水道代・電気代の節約術なども紹介します。ぜひ日々の洗濯に役立ててください。

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濯機の適切な水量は洗濯物の量で決まる

洗濯機の適切な水量は、投入する洗濯物の量(重さ)によって決まります。多くの方は自動運転モードで使うことが多いでしょう。今どきのモデルならセンサーで洗濯物の量を検知。自動で最適な水量になるよう調整してくれます。洗濯機任せでも、基本的には適切な水量で洗濯できるはずです。

覚えておきたいのは、洗濯物の重さが2倍になったからといって、単純に水量を2倍にすれば良いわけではないこと。自動運転モードでは適切に調整してくれますが、自分で水量を設定する手動運転では注意が必要です。

参考までに、代表的なメーカーの洗濯機の容量と手動設定における適切な水量を見てみましょう。

洗濯容量に対する適切な水量(標準コース)

商品名

洗濯容量

設定水量

日立 BW-X120M

1kg以下

26L

3kg以下

42L

6kg以下

55L

12kg以下

70Lまたは80L

シャープ ES-SW11K

0.3kg以下

12L

0.5kg以下

1823L

1kg以下

2426L

2kg以下

2730L

3kg以下

3133L

4kg以下

3436L

6kg以下

3742L

8kg以下

4344L

11kg以下

4558L

  • シャープ ES-SW11Kは標準コースの場合です。

日立のBW-X120Mの場合、洗濯物が1kgから3kg3倍に増えても、水量は26Lから42Lへと約1.6倍しか増えていません。洗濯物が増えたからといって、水量が大幅に増えるわけではないのです。

洗濯物の量は定格容量の7割程度が基本

洗濯機に入れる衣類などの量は、1回で洗える洗濯物の量を示す「定格容量」の7割程度に抑えるのが基本です。 

定格容量まで隙間なく詰め込むと、洗濯物の量をセンサーが正しく検知できず、不適切な水量で運転する恐れがあります。さらに衣類同士が強く擦れて生地が傷んだり、洗いムラやすすぎ残しが発生したりするリスクも。

詰め込みすぎは洗浄効率を落とし、洗い直しなどの手間やコストにつながります。洗濯物を入れる際は、洗濯槽の上部に少しゆとりがある状態を目安にすると良いでしょう。

定格容量と標準使用水量とは?

カタログなどに記載されている「定格容量」や「標準使用水量」という言葉の意味がよくわからないという方も少なくないでしょう。

定格容量は、洗濯機が1回で洗える衣類の乾燥状態での布質量を示す数値。洗濯物をどのくらい入れられるかの目安です。標準使用水量は、定格容量の洗濯物を標準コースで洗うときに使う水量を表しています。

洗濯機の水量は手動で設定したほうが良いケースも

洗濯物の種類によっては、機械任せにせず手動で水量を調整したほうが良いケースがあります。

例えば、フリースなどの柔らかくてふわふわした衣類。洗濯機の自動運転モードは、主に洗濯物の重さを基準に水量を決めます。ふわふわした衣類は見た目に反して軽量となるため、正しい水量が設定されないことも。

センサーが実際のボリュームより少なく判断してしまったら、手動で水量を一段階上げてみてください たっぷりの水で泳がせるように洗うことで、生地の傷みや洗いムラをしっかり防げます。

ENEOS Power 編集部
ENEOS Power
編集部

洗濯の際は「自動だから」と過信せず、槽内の様子を確認することも大切。洗濯物の内容や量に合わせて手動で水量を設定すると、節水しながら衣類を傷めずキレイに洗えます。

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【世帯人数別】洗濯機の適切な水量

洗濯物の量は家庭によって異なります。では、洗濯の水量は実際どれくらいが適切なのでしょうか? ここでは世帯人数別に水量の目安を紹介します。

衣類1kgあたりの適切な水量は、洗濯機の洗濯容量と標準使用水量の比率から割り出すことが可能。一般的には縦型洗濯機なら10L、ドラム式洗濯機なら79Lが目安とされています。

一方で、1日に出る洗濯物量の目安は、日本電機工業会の基準では1人あたり1.5kg程度。そのため、世帯人数別の適切な水量は次のとおりです。

【世帯人数別】1日分の洗濯における水量の目安

世帯人数

洗濯物の重さ

縦型洗濯機

ドラム式洗濯機

1

1.5kg

15L

10.513.5L

2

3kg

30L

2127L

3

4.5kg

45L

31.540.5L

4

6kg

60L

4254L

5

7.5kg

75L

52.567.5L

縦型とドラム式は洗い方の違いで適切な水量も異なる

洗濯機は種類によって汚れを落とすメカニズムが異なるため、縦型とドラム式では適切な水量も変わります

縦型洗濯機は、大量の水の中で強い水流を起こし、衣類同士を擦り合わせて汚れを落とす「もみ洗い方式」を採用。衣類全体をしっかりと泳がせる必要があるため、比較的多くの水量が求められます。

対してドラム式洗濯機は、ドラムの回転で持ち上げた衣類を下へ落とす衝撃によって、汚れを押し出す「たたき洗い」にもみ洗いを組み合わせるのが主流です。ドラムの角を利用して洗うため、縦型洗濯機よりも使用する水量を抑えることができます。

洗濯機の水量が少ないとキレイにならない恐れがある

洗濯機の水量が少なすぎると、衣類が十分に洗えないリスクがあります。水が足りない状態で洗濯を続けると、次のような悪影響が発生することがあるので要注意です。

汚れがしっかり落ちない

洗濯機は、水流と洗剤を組み合わせて汚れを落とします。しかし、水量が少なすぎると洗剤が均一に溶けず、衣類全体に行き渡りません。さらに、槽内で衣類がスムーズに動かなくなるため、水流によるもみ洗いやたたき洗いの効果が低下。皮脂や泥などのガンコな汚れが繊維の奥に残ったままとなり、あまりキレイにならないことがあります。

汚れが再付着する

洗濯中の水には、衣類から剥がれ落ちた汚れが溶け込んでいます。言い換えれば、汚れを水の中に閉じ込めているのです。しかし、水量が不足すると、水中における汚れの濃度が高くなり、一度落ちたはずの汚れが他の衣類に付着することも。この「再汚染」によって衣類が全体的に黒ずんだり、くすんだりする恐れがあります。

雑菌が繁殖する

水量が少ないと汚れが十分に落ちません。すすぎも不十分になってしまうため、皮脂汚れや洗剤の残りかすが衣類に蓄積。そういった衣服を湿度が高い室内で乾かすと、残った汚れをエサにして雑菌が繁殖してしまいます。洗濯物が乾いた後に発生する不快な生乾き臭や、カビ臭の原因にもなりかねません。

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洗濯機の水道代を節約する方法

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洗濯物をキレイに洗い上げるには、十分な水量が必要です。とはいえ、できる限り水道代を抑えたいとこと。ここからは、水道代の節約につながる以下の5つの方法を解説します。 

  • 洗濯物はまとめて洗う
  • 洗濯物を入れすぎない
  • 洗剤は適切な量を入れる
  • すすぎ回数を調整する
  • ぬるま湯で洗う

洗濯物はまとめて洗う

毎日こまめに少量の洗濯をするよりも、ある程度まとめて洗うほうが1回あたりの水量が減り、節約につながります。洗濯機では洗濯物全体を濡らして洗うため、最低限必要な水量が決まっています。洗濯物を少量で毎日洗うと、使う水量が多くなってしまうのです。

当然、洗濯機を使う回数が減れば電気代も削減可能。例えば、定格容量の4割で洗っていたのを、8割入れて洗う回数を半分にすると、水道代を年間で約4,389円、電気代を約180円抑えられます。

週末にまとめて洗うなど、衛生面とのバランスを見ながら頻度を減らす工夫をしてみましょう。

  • 水道代は経済産業省資源エネルギー庁のデータを元に、一般社団法人日本電機工業会による目安単価の262/m3を使って算出(20263月時点)。

洗濯物を入れすぎない

まとめて洗うのが節水になるとはいえ、詰め込みすぎは逆効果です。定格容量の限界まで洗濯物を押し込むと、洗濯槽内で衣類がスムーズに回転せず、洗いムラやすすぎ残しが発生する原因になります。結果、洗い直すことになれば、水道代や電気代が余分にかかることに。

また、洗濯物が多すぎるとセンサーが正しく検知できず、必要以上に給水する可能性もあります。そのため、洗濯物は定格容量の7割程度に抑えるのが無難。洗濯物の重さの目安は、以下の表を参考にしてみてください。

洗濯物の重さの目安

衣類の種類

重さの目安

トレーニングウェア上下(混紡)

850g

シーツ(綿100%

500g

パジャマ上下(綿100%

500g

スカート(化繊)

400g

綿パンツ(綿100%

400g

バスタオル(綿100%

300g

セーター(混紡)

300g

ワイシャツ(混紡)

200g

ブラウス(混紡)

200g

子供スカート(混紡)

200g

エプロン(混紡)

200g

スリップ(混紡)

150g

長袖肌着(綿100%

130g

半袖肌着(綿100%

110g

トランクス

80g

タオル(綿100%

70g

靴下(混紡)

50g

ブリーフ(綿100%

50g

ショーツ

30g

ハンカチ(綿100%

15g

洗剤は適切な量を入れる

汚れをしっかり落としたいからといって、多めに洗剤を入れるのは避けましょう。洗剤は規定量を超えて入れても、洗浄力はさほど変わりません。それどころか、溶け残った洗剤や過剰に発生した泡を洗い流すため、すすぎの回数や水量が増えるケースも。

洗剤を入れる際は、パッケージに記載された適正量をきちんと守ること。適切な量を入れて水を無駄に消費しないようにしましょう。

すすぎ回数を調整する

すすぎ回数を減らすことも、節水につながります洗濯機のすすぎ設定回数は機種によって異なりますが、使っている洗剤のパッケージに「すすぎ1回対応」と記載されているなら、洗濯機のコース設定を「すすぎ1回」に変更してみましょう。 

すすぎの工程を1回減らせば節水効果を期待でき、洗濯時間の短縮によって電気代の節約も見込めます。

ぬるま湯で洗う

水温の工夫も、節水に効果的です。衣類の皮脂汚れなどはぬるま湯のほうが冷たい水より落ちやすくなります。洗濯物を効率的にキレイにできるので、汚れを落としきれず、何回も洗うといった事態を防止できます。

使うぬるま湯は、お風呂の残り湯を活用するのがおすすめです。ただし、雑菌の繁殖を抑えるため、残り湯は洗いの工程のみに使うこと。すすぎにはキレイな水道水を使用してください。

また、衣類によってはぬるま湯が使えなかったり、入浴剤を使用している残り湯だと色移りしたりするので要注意。事前にパッケージの注意書きを確認しましょう。

洗濯機の電気代を節約する方法

洗濯物をまとめて洗うと、洗濯機の稼働時間が減るため、水道代だけではなく電気代も節約できます。他にも電気代を抑える方法があるため、水道代と合わせて節約しましょう。洗濯機の電気代を節約する方法は、以下のとおりです。 

  • エコ運転・省エネモードを活用する
  • 洗濯槽・フィルターを定期的に掃除する
  • 電力会社・電気料金プランを乗り換える
  • 省エネ家電に買い替える

エコ運転・省エネモードを活用する

洗濯機のエコ運転・省エネモードを活用しましょう。これは洗濯物の量や乾きやすさ、水温などを自動で検知し、洗剤量や水量などを最適な状態に調整してくれる機能です。

手動で設定を変えるよりも、最新のセンサー技術に任せたほうが電気のムダ遣いを防げるケースは少なくありません。運転モードを適切に設定するだけで、手間をかけず手軽に節電効果が得られるでしょう。

洗濯槽・フィルターを定期的に掃除する

洗濯槽・フィルターの掃除も電気代の節約に役立ちます。フィルターの詰まりは水流や脱水の効率を落とす原因。乾燥機能では、乾燥フィルターがホコリで詰まっていると、空気の循環が悪化して乾燥効率も低下。運転時間が長引き、結果的に電気代が跳ね上がるのです。

そのため、洗濯機は1〜2カ月に1回を目安に掃除すること。乾燥フィルターは使用するたび、糸くずフィルターは週に1回程度を目安にゴミを取り除きましょう。

こまめにゴミを取り除くことはムダな電力消費を防ぎ、洗濯機のパフォーマンス維持や寿命の延長にもつながります。

電力会社・電気料金プランを乗り換える

家計全体の電気代を見直したいのであれば、電力会社・電気料金プランの乗り換えを検討してみましょう。電気代の大部分を占めているのは、実際に使った電力量に応じて加算される「電力量料金」です。ライフスタイルに合ったプランに変更すれば、電気代を抑えられるはず

ENEOSでんきの「Vプラン」は、地域の電力会社と比べて電気使用量が多いほどお得になりやすい料金設計が特徴。洗濯機を1日に何回も回すなど、「どうしても毎月の電気代が高くなってしまう」とお悩みなら、節約できるかもしれません。

まずは、料金シミュレーションで電気代がどれくらい変わるか確認してみてください。

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省エネ家電に買い替える

買い替えを検討しているタイミングであれば、省エネ家電を選ぶと良いでしょう。最新の洗濯機は、モーターの制御技術やセンサーの精度が向上しているため、1回あたりの消費電力や水量を抑えやすくなっています。

洗濯機の省エネモデルを選ぶ際は、ライフスタイルや洗濯の頻度を加味し、次の指標を比較してみましょう。

洗濯機を選ぶ際のポイント
  • 標準使用水量を比較する
  • 乾燥方式を確認する

洗濯機は適切に使って水道・電気代を節約しよう

洗濯機の水量は、洗濯物の量によって決まります。水量が適切でないと、衣類を傷めたり、汚れ落ちを悪くしたりするリスクがあります。自動運転モードなどを活用しながら、適切な水量で洗濯しましょう。その際「まとめ洗いをする」「洗剤を適量入れる」といった工夫をすれば、水道代を節約できるかもしれません。

そして家計を見直すなら、電気代の節約にも目を向けてみてください。電力会社・電気料金プランを乗り換えれば、電気代を無理なく節約できるでしょう。

電気を多く使う家庭なら、ENEOSでんきも選択肢の一つ。まずは料金シミュレーションで、どれくらいの節約効果が見込めるのか確かめてみてください。

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暮らしの電気とガスの情報サイト「ENEeee!」を運営。エネルギーに関する情報や日々の暮らしに役立つ節約術・豆知識などを発信しています。毎月更新する記事を通じて、わくわくと驚きをお届けします。

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