地震や台風の後などに発生する「通電火災」。思わぬタイミングで発生する火災であり、非常に危険なので、災害時の備えとして知っておきたい重要な知識と言えます。
そこで今回は、通電火災について解説。災害別の発生原因から具体的な防止策まで、わかりやすく解説します。日常生活に欠かせない電気を安全に使うためにも、ぜひ覚えておきましょう。
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通電火災とは?
通電火災とは、停電が復旧した際に発生する火災のこと。停電中に電気ストーブやアイロンなど熱を発する家電の電源が入ったままになっていたり、災害によって損傷した配線や電化製品に電気が流れたりすることで出火します。
通電火災の主な元凶は自然災害です。1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災で多発し、大きな被害をもたらしました。近年では、大型台風による停電からの復旧後に発生するケースも報告されています。
通電火災はどのくらい起きている?
電気が原因となる火災は、過去の大地震で大きな割合を占めてきました。東日本大震災では、原因が特定できた火災のうち約66%が電気火災。特に、余震などに起因する火災では「停電復旧後に出火」したケースが最も多くなっています。
記憶に新しい能登半島地震でも大規模な火災が発生。地震の発生時には火気器具などの使用はなく、屋内の電気配線などに溶けた痕跡が認められたことから、通電火災が原因と考えられています。
自然災害だけでなく、それに伴う通電火災も見過ごせないリスクの一つ。発生する原因を把握し、事前に対策を講じておきましょう。

編集部
通電火災の怖いところは、電気が復旧したタイミングをその場で確認できないこと。自宅からの避難中に電気が復旧し、火災が発生するケースがあるなど、初期消火が難しいのが難点です。
通電火災が発生する原因
通電火災を引き起こす直接的な原因は、災害の種類によって異なります。今回は主な災害である「地震」と「風水害」に分けて解説しましょう。
地震発生時の原因
地震の揺れによって家電が転倒したり、電気系統が損傷したりすると通電火災のリスクが急激に高まります。通電火災につながるケースは以下のとおりです。
- 配線が損傷して発熱・発火
- 転倒した家電に可燃物が触れて着火
- 家電に可燃物が被さって着火
- 再通電時の電気的火花が漏れ出たガスに引火・爆発
特に注意したいのは、電気ストーブやこたつなど熱を発する家電の周囲に、カーテンや衣服など可燃物が置いてあるケースでしょう。家電が転倒したり、可能物が被さったりすると出火の原因となります。
コンロやストーブなどでガス漏れが発生している場合も危険です。何もしていなくても、再通電時の火花によって引火・爆発する危険があります。
風水害発生時の原因
台風や大雨などの風水害でも、停電からの復旧後に通電火災が発生することがあります。主な原因は次の2つです。
- コンセントに水分が付着し、再通電時にプラグから出火
- 浸水や雨漏りで家電の基板が損傷し、再通電時にショートして発火
台風や大雨などで湿気が高まった環境では「トラッキング現象」が起こりやすくなります。トラッキング現象とは、コンセントに差したプラグに付着した綿埃などが湿気を帯び、微小なスパークを繰り返して出火する現象。コンセントや電源プラグに水が直接触れなくても、通電火災の原因となるのです。
家電の基板が水に濡れると、電流が本来の回路を通らず大量の電気が流れます。この負荷によって発火する可能性があるので要注意。水に濡れた家電は乾燥させても、内部の基板が傷んでいる可能性があることも覚えておきましょう。
通電火災の防止策

通電火災を防ぐには、事前の備えが大切です。そのうえで災害発生時には適切な行動をとるように心がけること。具体的には、以下6つを実践してみてください。
- 電源・ブレーカーを落とす
- 漏電ブレーカーで漏電を確かめる
- 安全装置が付いた家電を使う
- 可燃物接触・家具転倒の防止策を講じる
- 電線・配線の損傷を調べる
- 感震ブレーカーを導入する
電源・ブレーカーを落とす
停電が発生したら、すみやかに家電のスイッチを切り、電源プラグもコンセントから抜いてください。自宅から避難する際は、避難中の通電火災を防ぐため、ブレーカーを落としてから離れることも忘れずに。
電気を再び使う際は、電化製品や配線・コンセントに損傷がないか、可燃物が家電の近くにないかを確認してから使用しましょう。
通電後に焦げ臭いにおいや煙、異音などの異常を感じたら、すぐにブレーカーを落とし、電気の使用を中止。状況に応じて、電力会社や電気工事店、消防機関などに連絡してください。
漏電ブレーカーで漏電箇所を確かめる
漏電ブレーカーが備わっている場合、漏電している回路があると、通電した際にブレーカーが再び落ちることがあります。問題が起きている箇所を特定するため、以下の手順で確認しましょう。
- 小さいブレーカー(安全ブレーカー)をすべて「切」にする
- メインブレーカーを「入」にする
- 安全ブレーカー1つずつ「入」にしていく
- 安全ブレーカーを「入」にした際にメインブレーカーが落ちたら、その箇所は漏電している可能性がある
漏電が疑われる安全ブレーカーは必ずオフのままにしておき、電気工事店などの専門業者に相談してください。なお、漏電していない回路は使うことができます。
安全装置が付いた家電を使う
安全装置が付いた家電を使用することも、通電火災のリスクを抑える有効な手段です。代表的なのは、転倒時に電源を自動で遮断する機能(電源遮断装置)や温度過昇防止装置などの安全機能です。
特に、通電火災の原因になりやすい電気ストーブやアイロンなどは、安全機能が付いているモデルを選ぶと安心でしょう。
可燃物接触・家具転倒の防止策を講じる
暖房器具など熱を発する家電の周囲に可燃物を置かないことも、通電火災の予防につながります。ゴミやホコリは火事につながるリスクがあるので、こまめに掃除することも欠かせません。
また、家具の転倒防止策を講じておくことも重要です。家電と接触して家具が燃えたり、家電の配線を傷つけて発火したりするリスクがあります。以下の器具などで、家具の転倒および落下を予防しておきましょう。
種類 | 特徴 |
|---|---|
L型金具 | 家具と壁をネジやボルトで固定する金具。下向き取り付けが最も強度が高い |
ポール式器具(突っ張り棒) | ネジ止めせず、家具と天井の隙間に設置。粘着マットとの組み合わせで強度が高まる |
粘着シート(マット式) | 家具の底面と床面を接着させるゲル状のシート |
着脱式移動防止ベルト | 壁とキャスター付き家具をつなげて移動を防止するベルト |
ストッパー式 | 家具の前下部に挟み込んで設置。家具を少し後傾させ、滑り出しを防ぐ |
電線・配線の損傷を調べる
地震によって電線・配線が損傷していることがあります。再び通電する前に、家の周囲の電線や屋内配線に異常がないか確認。電線が断線していないか、コンセントや電源コードが破損・焦げていないか調べてください。
もし電線が切れているのを見つけたら決して近づかず、管轄の電力会社や警察、消防に通報。宅内の配線が切れていたら、すぐに電気工事店へ連絡しましょう。もし焦げ臭いにおいや煙・異音などを感じたら、消防機関などに電話してください。
自己判断で配線に触れることは、とても危険です。異常を発見したら必ず専門家に相談しましょう。
感震ブレーカーを導入する
通電火災の対策としては「感震ブレーカー」の導入が効果的でしょう。感震ブレーカーとは、地震の揺れを感知して自動的に電気を遮断するブレーカーのこと。手動でブレーカーを落とさずに済むので、外出中やブレーカーの落とし忘れによる通電火災を防げます。
感震ブレーカーには複数の種類があり、特徴と価格の目安は次のとおりです。
種類 | 特徴 | 価格の目安 | |
|---|---|---|---|
分電盤タイプ | 内蔵型 | 分電盤に内蔵されたセンサーで揺れを感知。導入には分電盤ごと交換する必要がある | 約50,000〜80,000円 |
後付型 | 分電盤に外付けした装置のセンサーで、揺れを感知。漏電ブレーカーが設置されている場合に設置できる | 約50,000〜80,000円 | |
コンセントタイプ | コンセントに内蔵したセンサーで揺れを感知する。「埋込型」と「タップ型」がある | 約5,000〜20,000円 | |
簡易タイプ | ばねの作動や重りの落下などによってブレーカーを遮断。「おもり玉式」と「バネ式」があり、最も安価で導入できる | 約2,000〜4,000円 | |
ただし、感震ブレーカーで対策できるのは地震のみ。台風や大雨など風水害による停電では作動しません。風水害時にはブレーカーを手動で落とさなければならない点は留意しておきましょう。

編集部
自治体によっては、感震ブレーカーの設置に対する補助金・助成金が用意されていることも。導入を検討しているなら、お住まいの自治体のWEBサイトを確認してみると良いでしょう。

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災害発生時には通電火災にも注意!
通電火災は電気が復旧した際に発生する火災。地震や台風などの災害後に発生することが多く、その危険性は決して小さくありません。いざというときに慌てないよう、日頃から防止策を実践しておきましょう。
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