電気使用量の平均はどれくらい?月別の目安や確認方法までわかりやすく解説

毎月届く電気料金の明細を見て、「我が家の電気使用量は多いのかな?」「他の家庭はどれくらい使っているんだろう」と気になったことはありませんか。

電気使用量は、世帯人数や季節、ライフスタイルによって大きく変わるため、まずは平均的な使用量を知ることが、使いすぎかどうかを判断する目安になります。

この記事では、世帯人数別・月別の電気使用量の平均や確認方法、電気を多く使いやすい家電についてわかりやすく解説します。

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電気使用量の月別の平均はどれくらい?

月々の電気使用量は、世帯人数や住まいの形態(戸建て住宅か集合住宅か)によって大きく異なります。また、冷暖房をよく使う夏や冬は、春・秋と比べて使用量が増えるのが一般的です。

ここでは、東京都環境局が公表する「2026年 家庭の省エネハンドブック」のデータをもとに、戸建て住宅と集合住宅に分けて月別・世帯人数別の平均値をご紹介します。

戸建て住宅の場合

東京都環境局「2026年 家庭の省エネハンドブック」によると、戸建て住宅における月別・世帯人数別の電気使用量の平均値は以下の通りです。

1人

2人

3人

4人以上

1月

295kWh

361kWh

439kWh

462kWh

3月

285kWh

347kWh

408kWh

448kWh

5月

193kWh

225kWh

281kWh

324kWh

7月

215kWh

260kWh

347kWh

389kWh

9月

242kWh

334kWh

381kWh

423kWh

11月

174kWh

237kWh

275kWh

340kWh

戸建て住宅では、世帯人数が増えるほど電気使用量も多くなる傾向があります。1人世帯と4人以上世帯を比べると、同じ月でも使用量が1.5倍近くになるケースも見られます。

月別では、冬(1月・3月)の使用量が最も多く、暖房器具の稼働時間が長くなることや、日照時間が短いことで照明を使う時間が増えることがおもな要因です。

一方、夏(7月・9月)は冬と比べると少なめですが、エアコン(冷房)の稼働により、気候が落ち着いた5月よりも使用量が多いことが分かります。11月は暖房を使い始める時期にあたり、5月よりも使用量が増える傾向があります。

特に冬と夏は電気使用量が増えやすいため、この時期の節電が家計の改善につながりやすいといえるでしょう。

集合住宅の場合

続いて、集合住宅における月別・世帯人数別の電気使用量の平均値を見てみましょう。

1人

2人

3人

4人以上

1月

174kWh

286kWh

321kWh

333kWh

3月

161kWh

274kWh

315kWh

313kWh

5月

123kWh

199kWh

242kWh

250kWh

7月

165kWh

252kWh

302kWh

316kWh

9月

188kWh

283kWh

338kWh

334kWh

11月

131kWh

196kWh

240kWh

239kWh

集合住宅の電気使用量は、全体的に戸建て住宅より少ない傾向があります。隣接する住戸からの断熱効果(いわゆる「もらい熱」)が働きやすく、冷暖房の効率が上がりやすいことが一因として挙げられます。

月別の傾向は戸建て住宅と共通しており、冬(1月・3月)に使用量が多く、夏(7月・9月)はやや少なめとなっています。また、11月から使用量が大きく増え始める点も同様で、冬の冷え込みとともに暖房需要が高まる様子が読み取れます。

ご家庭の電気使用量をこれらの平均値と照らし合わせると、他の家庭との比較がしやすくなるでしょう。平均を大幅に上回っている場合は、節電を見直すチャンスかもしれません。

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電気の使用量を確認する方法

電気使用量を把握するには、おもに「電力会社のWEBサイト・アプリ」「検針票」「スマートメーター」の3つの方法があります。それぞれの特徴を押さえたうえで、ご家庭に合った方法を選んでみましょう。

電力会社のWEBサイト・アプリで調べる

多くの電力会社では、WEB サイトやアプリからいつでもkWh(1時間当たりの使用量)単位で電気使用量を確認できます。月別の使用量はもちろん、日別・時間帯別のデータを見られるサービスも増えており、電気を多く使っている時間帯を把握することも可能です。

ENEOSでんきをご利用の方は、「ENEOSでんきお客さまページ」から電気使用量をご確認いただけます。最新月の請求額だけでなく、最大で過去24カ月分の請求情報も閲覧可能です。

スマートメーターをお使いの場合は、月別・日別・時間帯別の使用量もご確認いただけます。スマートフォンからも手軽にアクセスできるので、日常的な使用量の管理にお役立てください。

検針票

紙の検針票を受け取っている方は、記載されている電気使用量から月別の推移を確認できます。前月や前年同期と比べやすい形式で記載されているケースが多く、電気の使用量の変化を把握するのに便利です。

ただし、紙の検針票の受け取りには別途申し込みが必要な場合があります。また、電力会社によっては紙の検針票を廃止してWEB上の確認に切り替えているケースもあるため、契約先に確認してみましょう。

スマートメーター

現在、多くのご家庭にスマートメーターが設置されています。スマートメーター本体の前面にある液晶ディスプレイには電気使用量の積算値(通電開始からの合計値)が表示されています。月初と月末の数値をメモしておけば、1か月あたりの電気の使用量を自分で計算することも可能です。

ただし、この方法はやや手間がかかります。使用量の確認は、電力会社の WEB サイトやアプリを利用するのが手軽でおすすめです。

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電気使用量の多い家電製品はどれ?

一般家庭で電気代を押し上げている家電は、特定の製品に集中していることが多いです。ここでは、資源エネルギー庁のデータをもとに、夏・冬それぞれのランキングを解説します。

  • 夏の家電の消費電力割合ランキング
  • 冬の家電の消費電力割合ランキング

夏と冬では消費電力の大きい家電も変わるため、季節ごとの傾向を知っておくだけでも、節約につながるでしょう。

夏の家電の消費電力割合ランキング

夏は冷房の使用頻度が増えるため、エアコンを中心に電気使用量が増えやすい時期です。以下は、「1日での電力消費割合」をもとにしたランキングです。

夏の消費電力割合ランキング

順位

家電製品

1日での電力消費割合

アンペア数の目安

1位

エアコン

34.2%

6A(冷房の通常時)

2位

冷蔵庫

17.8%

4A(400L)

3位

照明

9.6%

1A

4位

炊事

6.5%

13A(食器洗い乾燥機)
14A(炊飯器)
14A(IHクッキングヒーター)

5位

給湯

6.1%

16A(エコキュート)

6位

待機電力

6.0%

-

7位

テレビ・DVD

4.6%

3A(テレビ)

8位

洗濯機・乾燥機

2.3%

3A(洗濯機)
13A(ドラム式乾燥時)

9位

パソコン・ルーター

1.0%

約0.85A(パソコン)
約0.06A(ルーター)

10位

温水便座

0.5%

約0.47A

その他

-

11.2%

-

夏のランキングでは、エアコン(冷房)の割合が特に大きいことがわかります。エアコンは長時間稼働しやすく、起動時にも大きな電力を使うため、家庭内でも消費電力が高くなりやすい家電です。

また、冷蔵庫も夏場は消費電力が増えやすくなります。外気温が高いと庫内を冷やすためにより多くの電力が必要になるほか、飲み物の出し入れなどで開閉回数が増えやすいことも理由のひとつです。

夏の電気使用量を見直す際は、消費電力の割合が大きい家電から優先的にチェックしましょう。特に上位に挙がる家電は、設定や使い方を見直すことで節電につながる可能性があります。

冬の家電の消費電力割合ランキング

冬はエアコン(暖房)の消費電力が大きくなるのに加え、入浴やキッチンでのお湯の使用機会が増えることから、給湯関連の機器が電力消費の上位に入りやすくなります。以下は冬の消費電力割合ランキングです。

冬の消費電力割合ランキング

順位

家電製品

1日での電力消費割合

アンペア数の目安

1位

エアコン

32.7%

7A(暖房の通常時)

2位

冷蔵庫

14.9%

4A(400L)

3位

給湯

12.5%

16A(エコキュート)

4位

照明

9.3%

1A

5位

炊事

7.9%

13A(食器洗い乾燥機)
14A(炊飯器)
14A(IHクッキングヒーター)

6位

待機電力

5.5%

-

7位

テレビ・DVD

4.2%

3A(テレビ)

8位

洗濯機・乾燥機

2.2%

3A(洗濯機)
13A(ドラム式乾燥時)

9位

パソコン・ルーター

0.9%

約0.85A(パソコン)
約0.06A(ルーター)

10位

温水便座

0.6%

約0.47A

その他

-

9.4%

-

夏と冬を比べると、エアコンが1位である点は変わりません。暖房時は外気温との温度差が大きいほど消費電力が増えるため、特に寒い日は電気使用量も増加しやすくなります。

また、夏は5位だった給湯が冬には3位に上がっています。冬は入浴の頻度や湯量が増え、シャワーや追い焚きの回数も多くなり、給湯にかかる電力が大きくなるためです。

冬は暖房に加えて給湯による電気使用量も増えやすいため、両方をあわせて見直すことが大切です。

電気使用量を見直すなら家電ごとの消費電力をチェック

家電の消費電力ランキングは?家電ごとの電気料金・アンペア数・節電方法を徹底解説

電気の使用量を抑えるコツ

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消費電力が多い家電の節電ポイントを知っておくことで、日常生活のなかで無理なく電気使用量を減らせます。ここでは、特に消費電力の大きい4つの家電について、それぞれの節電方法をご紹介します。なお、節約金額の数値は資源エネルギー庁の情報をもとにしています。

エアコンの電気使用量を抑えるコツ

エアコンは家庭の電力消費のなかで特に大きな割合を占める家電です。使い方を少し工夫するだけで、大きな節電効果が期待できます。エアコンの節電に取り組む際は、次のようなポイントを意識してみましょう。

  • フィルターをこまめに清掃する(月2回程度が目安)
  • サーキュレーターや扇風機で室内の空気を循環させる
  • 直射日光を遮る工夫をする

フィルターが汚れていると冷暖房の効率が落ち、余計な電力を使ってしまいます。資源エネルギー庁によると、フィルターを定期的に清掃することで年間約990円の節約につながるとされています。2週間に1度を目安に清掃する習慣をつけておくとよいでしょう。

冷気は室内の下部に、暖気は上部にたまる性質があるため、サーキュレーターや扇風機を組み合わせて空気を循環させると、エアコンが必要以上に強く動くのを防げます。冷房時は上向き、暖房時は下向きに風を送るのが効果的です。

また、夏場はよしずやすだれ、遮光カーテンなどで窓からの直射日光を遮ることで、室内の温度上昇を抑え、エアコンの稼働を減らすことにもつながります。

エアコンの電気代や節約方法を詳しくチェック

エアコンを24時間つけっぱなしにしてもいい?電気代の節約方法を専門家が解説

冷蔵庫の電気使用量を抑えるコツ

冷蔵庫は24時間稼働し続ける家電です。日々の使い方を少し意識するだけで、消費電力を効果的に抑えられます。まずは次の3つから始めてみましょう。

  • 食品を詰め込みすぎない
  • 食品を冷ましてから入れる
  • 設定温度を季節に合わせて見直す

庫内に食品を詰め込みすぎると冷気の循環が妨げられ、冷却効率が下がります。資源エネルギー庁によれば、積め込みすぎた食品の量を半分程度に抑えた場合、年間約1,360円の節約になるとされています。

また、温かい食品や飲み物をそのまま入れると庫内の温度が上がり、電気使用量が増える原因になります。食品の粗熱がある程度取れてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

冷蔵庫の設定温度を「強」のまま使い続けているご家庭も多いかもしれません。資源エネルギー庁によると、設定温度を適切に調整することで年間約1,910円の節約になるとされています。

冬場は室温が下がるため、食品の状態や庫内温度を確認しながら、設定温度を「中」などへ調整できる場合もあります。

毎日使う冷蔵庫の電気代と節約術をチェック

冷蔵庫の電気代は意外に高い? サイズ・年代別の比較と賢い節約術

照明の電気使用量を抑えるコツ

照明は1灯あたりの消費電力が小さくても、家全体でまとめると積み重なりが大きくなります。節電効果を高めるためには、次のようなポイントを取り入れてみましょう。

  • 白熱電球をLED照明に交換する
  • 照明器具をこまめに清掃する
  • 調光・調色をシーンに合わせて設定する

照明の節電で最も効果的なのが、LED照明への交換です。資源エネルギー庁によると、54Wの白熱電球から7.5Wの電球形LEDランプに交換した場合、年間2,000時間の使用で年間約2,883円の節約になるとされています。LED照明は寿命も長く、交換の手間も減るでしょう。

照明器具のカバーや電球にほこりがたまると、汚れによって明るさが1年間で5〜15%低下すると言われています。定期的に清掃して本来の明るさを保つことで、無駄な電力使用を防ぐことが可能です。

また、食事中や就寝前など場面に合わせて明るさや色温度を調整できるLED照明を活用することで、必要以上に明るくせず快適な環境を保てます。

照明のつけっぱなしによる影響をチェック

電気をつけっぱなしにしたときの電気代はどれくらい?節約術も解説

テレビの電気使用量を抑えるコツ

テレビは使用時間が長くなりやすく、使い方次第で消費電力に大きな差が生まれます。次のポイントを参考に、日常の使い方を見直してみましょう。

  • 使用しないときはこまめに電源を切る
  • 省エネモードを活用する
  • 買い替え時は消費電力の少ない製品を選ぶ

テレビは「なんとなくつけっぱなし」にしやすい家電のひとつです。資源エネルギー庁によると、視聴時間を1日1時間短縮するだけで年間約895円の節約につながるとされています。テレビを見ていないときや見終わったあとは、こまめに電源を切ることを意識してみましょう。

最近のテレビには「省エネモード」や「輝度自動調整」機能を搭載したモデルが増えています。これらの機能を有効にするだけで、視聴環境をほぼ変えずに消費電力を抑えることが可能です。設定メニューから有効になっているか確認してみましょう。

テレビを買い替える際は、カタログなどに記載されている消費電力量をチェックしてみてください。一般的に、画面サイズが大きいほど電気使用量は増える傾向があります。必要以上に大きなサイズを選ばず、部屋の広さに合ったモデルを選ぶことも大切です。

つけっぱなし時の電気代や節約方法を紹介

テレビの電気代はどれくらい?1時間、1カ月ごとに紹介!節約の方法や効率的な使い方は?
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電気使用量と節約術を知って、電気代を抑えよう

電気使用量は、世帯人数や住宅の種類、季節によって大きく変わります。まずは平均的な使用量を参考にしながら、どの家電で多くの電力を使っているのかを把握することが、見直しの第一歩です。

特に、エアコンや冷蔵庫、照明、テレビなど、日常的に長時間使用する家電は、使い方を少し工夫するだけでも電気使用量を抑えやすくなります。また、節電の取り組みに加えて、電力会社や電気料金プランを見直すことも、電気代の負担軽減につながります。

ENEOSでんきでは、ライフスタイルに合わせた電気料金プランをご用意しています。電気代をさらにお得にしたい方は、ぜひ一度シミュレーションをお試しください。

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