消費電力が500Wの家電には、電子レンジやこたつなど、日常生活でよく使われるものがあります。電気代の値上がりが続くなか、「500Wの電気代はどのくらいかかるの?」と疑問に感じる人もいるでしょう。
500Wは家庭で使う家電の中でも比較的よく見かける消費電力帯で、日々の電気代に影響しやすい点も特徴です。
この記事では、500Wの電気代について解説します。具体的な電気代や代表的な家電、節約方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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消費電力500Wの電気代はいくら?
消費電力500Wの家電を使ったとき、実際にどれくらいの電気代がかかるのかを把握するには、計算式を知っておくと便利です。電気代は、次の計算式で求められます。
電気代(円)=消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)
消費電力500Wの家電を連続で使用した場合の電気代を、以下の表にまとめました。
使用時間 | 電気代 |
|---|---|
1時間 | 15.5円 |
1日(24時間使用) | 372円 |
1カ月 | 11,160円 |
1年 | 135,780円 |
1カ月あたりの電気代:30日で計算。
1年あたりの電気代:365日で計算。
電力量料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使用。
使用時間が積み重なると電気代は想像以上に大きくなることがわかります。
消費電力500Wの家電の代表例
消費電力500W前後の家電は、私たちの暮らしのなかで毎日のように使う身近なものが数多く存在しています。
- 電子レンジ:食品の温め直しや解凍に欠かせない家電で、「500W」などはレンジ出力を指しているため、実際の消費電力は出力の約1.5〜2倍になる
- コーヒーメーカー:朝のコーヒータイムに欠かせない家電で、ドリップ式の全自動タイプは消費電力600~750W前後のものが多い
- こたつ:冬場のリビングに欠かせない暖房器具で、ヒーター部分の消費電力は500~510W前後が一般的
- 2~3畳用のホットカーペット:足元からじんわりと温めてくれる暖房器具で、2畳用では消費電力500~580W程度の製品が主流
続いて、これらの家電について製品ごとの電気代を具体的に見ていきましょう。
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消費電力500W前後の家電の電気代
ここからは、消費電力500W前後の家電について、具体的な製品を挙げながら電気代の目安を紹介します。
家電によって1回あたりの使用時間は異なるため、それぞれの家電に合った使用シーンを想定して電気代を算出しています。日々の家計を考える上での参考にしてみてください。
電子レンジ
電子レンジの「500W」は食品を加熱するための高周波出力(レンジ出力)を指しており、実際にコンセントから消費される電力(定格消費電力)ではありません。定格消費電力はレンジ出力の約1.5〜2倍になるのが一般的です。
例えば、500W出力の電子レンジであっても、定格消費電力は890W〜1,400W程度となります。そのため、電子レンジの電気代を計算する際は、定格消費電力をもとに算出する必要があります。
ここでは、500W出力に対応した代表的な単機能レンジ3製品を取り上げ、定格消費電力(50Hz)をもとに電気代を算出しました。1回の使用時間を6分(0.1時間)、1日1回使用と仮定しています。
商品名 | 消費電力(定格) | 1回(6分) | 1カ月 | 1年 |
|---|---|---|---|---|
890W | 2.76円 | 82.77円 | 1,007.04円 | |
800W | 2.48円 | 74.4円 | 905.2円 | |
950W | 2.95円 | 88.35円 | 1,074.93円 |
1回あたりの電気代:6分で計算。
1カ月あたりの電気代:1日1回使用×30日で計算。
1年あたりの電気代:1日1回使用×365日で計算。
電力量料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使用。
上記の消費電力は50Hz地域での値です。
上記の数値は定格消費電力をもとに算出した電気代の目安です。実際には、モニター表示や庫内灯などの補助的な消費電力が加わるほか、使用環境や食品の量によっても変動します。あくまで目安としてご覧ください。
コーヒーメーカー
朝の目覚めの一杯や食後のリラックスタイムなど、コーヒーメーカーが活躍するシーンは多いものです。豆を挽いてドリップする全自動タイプでは、ミルとヒーターが同時に動作する抽出時に消費電力が500W〜750W程度に達します。
ここでは、消費電力が500W前後のコーヒーメーカー3製品を取り上げ、1回あたりの使用時間を2杯抽出7分(約0.117時間)として電気代を算出しました。1日1回の使用を想定しています。
商品名 | 消費電力(定格) | 1回(2杯抽出分) | 1カ月 | 1年 |
|---|---|---|---|---|
600W | 2.17円 | 65.10円 | 792.05円 | |
650W※ | 2.35円 | 70.53円 | 858.05円 | |
750W | 2.71円 | 81.38円 | 990.06円 |
象印 EC-SA40の定格消費電力は740W(コーヒーメーカー部650W+ミル部90W)ですが、ここではコーヒーメーカー部の650Wで算出しています。
1回あたりの電気代:2杯抽出7分で計算。
1カ月あたりの電気代:1日1回使用×30日で計算。
1年あたりの電気代:1日1回使用×365日で計算。
電力量料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使用。
コーヒーメーカーは1回あたりの使用時間が短いため、電気代自体は比較的小さい金額です。ただし、保温機能を長時間使用するとその分の電力が加算されるため、飲み終わったらすぐに電源を切るようにするとよいでしょう。
2〜3畳用のホットカーペット
冬場の足元を暖めてくれるホットカーペットは、エアコンと併用して使う家庭も多いのではないでしょうか。2~3畳用のホットカーペットは「強」モードで運転したときに消費電力が500W前後に達するケースが一般的です。
リビングや寝室で長時間敷いたまま使うことが多いため、電気代への影響も比較的大きくなります。
ここでは、消費電力500W前後のホットカーペット3製品を取り上げ、1日の使用時間を8時間として電気代を算出しました。
商品名 | 消費電力(最大時) | 1日(8時間) | 1カ月 | 1年(1シーズン) |
|---|---|---|---|---|
500W | 124円 | 3,720円 | 19,840円 | |
520W | 128.96円 | 3,868.8円 | 20,633.6円 | |
580W | 143.84円 | 4,315.2円 | 23,014.4円 |
1日あたりの電気代:8時間で計算。
1カ月あたりの電気代:30日で計算。
1年あたりの電気代:365日で計算期間消費電力の暖房期間160日(11月8日〜4月16日)で計算。
電力量料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使用。
上記はすべて「強」モードで最大消費電力のまま使用し続けた場合の電気代目安です。実際には、温度調節機能(中・弱モード)を活用することで消費電力量は大幅に抑えられます。
アイリスオーヤマのIHC-20-Hでは「中」モード時の消費電力量は 約215Wh となるなど、使い方次第で電気代は大きく変わるのです。
こたつ
冬場の暖房器具として根強い人気のあるこたつは、家族団らんのリビングや一人暮らしのワンルームまで幅広く使われています。
こたつのヒーターは電源を入れた直後や「強」モードに設定した際に消費電力が500W前後に達するシーンが多く、暖まったあとにサーモスタットが効いて消費電力が下がる仕組みになっています。
ここでは、消費電力500W前後のこたつ3製品を取り上げ、1日の使用時間を8時間として電気代を算出しました。
商品名 | 消費電力(最大時) | 1日(8時間) | 1カ月 | 1年(1シーズン) |
|---|---|---|---|---|
500W | 124円 | 3,720円 | 19,840円 | |
500W | 124円 | 3,720円 | 19,840円 | |
510W | 126.48円 | 3,794.4円 | 20,236.8円 |
1日あたりの電気代:8時間で計算。
1カ月あたりの電気代:30日で計算。
1年あたりの電気代:365日で計算期間消費電力の暖房期間160日(11月8日〜4月16日)で計算。
電力量料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使用。
上記は最大消費電力で8時間連続使用した場合の電気代です。こたつは、内部温度が設定値に達するとヒーターが自動でオン・オフを繰り返すため、実際の消費電力量は製品に記載された最大消費電力よりかなり低くなります。
山善 GKR-F1051HE5-MBの場合、「強」モードで約170Wh、「弱」モードで約80Wh/hと公表されており、定格の510Wよりも大幅に低い消費電力量で運転されます。
そのため、ここで算出した金額は最大値の目安として捉え、実際の電気代はこれよりも低くなることが多いと考えてよいでしょう。

ENEOSでんきは、地域の電力会社と比較すると電力量料金単価が割安に設定されています。電気使用量が多い家庭ほどお得に利用できるプランです。いくらお得になるか電気料金シミュレーションで確認しましょう!
消費電力500Wの家電の節電方法

ここまで見てきたとおり、消費電力500W前後の家電を日常的に使うと、積み重ねで月々の電気代は決して小さくありません。しかし、使い方をほんの少し工夫するだけで電気代を無理なく抑えることが可能です。
ここからは、家電ごとに実践しやすい節電方法を紹介します。日々の暮らしのなかに取り入れて、無駄な電気代を減らしていきましょう。
電子レンジにかかる電気代の節約法
電子レンジの電気代は、次のような方法で節約できます。
- 冷凍食材は冷蔵解凍してから加熱する
- 食材は小分けにして冷凍する
- 専用のフタやラップを使用する
冷凍食材を凍ったまま加熱すると、中心まで温まるのに時間がかかり消費電力が大きくなります。あらかじめ冷蔵庫に入れ替えておくなど解凍してから加熱すると、加熱時間を短縮できます。
また、食材は冷凍時に小分けにしておくことで、マイクロ波が全体に行き渡りやすくなり、比較的短時間で均一に加熱可能です。
加熱時にフタやラップを使用すると、食品から出る蒸気が保たれ、効率よく温まりやすくなります。加熱時間の短縮に加え、食品の乾燥防止にも有効です。
これらの工夫により、電子レンジの使用時間を抑えやすくなり、電気代の節約につながります。
コーヒーメーカーにかかる電気代の節約法
コーヒーメーカーの電気代は、次のような方法で節約できます。まず保温機能の使い方を見直すことが大切です。
- 保温機能の使い方を見直す
- 必要な量だけを抽出する
- 待機電力をカットする
多くのコーヒーメーカーには保温プレートが搭載されていますが、長時間オンのままにしておくと電力を消費し続けてしまいます。
抽出後はステンレス製の保温ポットやマグボトルに移し替え、保温プレートの電源を切るとよいでしょう。魔法瓶構造のサーバーが付属するモデルであれば、電気を使わずに保温できるため、効率的に温度を保てます。
多めに淹れて余らせると、飲まなかった分の電気代が無駄になってしまいます。水やコーヒー粉は、飲む量に合わせて使用しましょう。さらに、使用後は電源プラグを抜く、またはスイッチ付き電源タップを活用することで、待機電力の削減につながります。
コーヒーメーカーの電気代は1回あたり数円程度と小さいものの、毎日使用すれば年間で約800円〜1,000円になることもあります。日々の使い方を見直し、無駄な電力消費を抑えていきましょう。
ホットカーペットにかかる電気代の節約法
ホットカーペットの電気代節約には、次の工夫が効果的です。
- 設定温度を下げる
- 暖房面の切り替え機能を活用する
- 断熱・保温シートを下に敷く
- タイマー機能や自動オフ機能を活用する
3畳用の場合、設定温度を「強」から「中」に下げるだけでも、年間で約5,770円の節約になります。肌寒く感じる場合は、ブランケットや薄手のラグを重ねるとよいでしょう。
暖房面の切り替え機能を使えば、使用していない部分の電力を抑えられます。一人で使うときは片面のみをオンにするなど、人数や座る位置に応じて使い分けたいところです。あわせて、断熱・保温シートを下に敷くことで、床への放熱を防ぎやすくなります。
また、タイマー機能や自動オフ機能を活用すれば、電源の切り忘れを防ぐことができ、無駄な電力消費を抑えられます。
こたつにかかる電気代の節約法
こたつはサーモスタットの働きで自動的に消費電力が調整されます。そのため、ほかの暖房器具と比べると電気代はひかえめですが、さらに節約するには、次の3つポイントを意識しましょう。
- こたつ布団を併用し、状態を見直す
- 設定温度を調整する
- 電源のオン・オフを徹底する
こたつ布団は上掛けと敷布団を併用することで、内部の熱を逃がしにくくなります。外気の影響も受けにくく、低い設定温度でも暖かさを保ちやすくなるでしょう。湿気がたまると布団の中に熱がこもりにくくなり、暖かさを保ちにくくなります。定期的に乾燥させることが重要です。
また、設定温度を「弱」に調整することで、消費電力の抑制が可能です。「弱」でも快適に過ごせる場合は多く、年間で約1,520円の節約になるケースもあります。
使用しない時間帯は電源を切るのが基本です。外出時や就寝時にオフにするほか、タイマー付き電源タップを活用すれば、必要な時間だけ効率的に運転できます。これらの工夫を取り入れることで、こたつの電気代を抑えやすくなります。
電力会社・料金プランを見直すのも節約につながる
ここまで紹介した節電方法を実践するだけでも電気代の削減効果は期待できますが、電気料金そのものを見直すことも、家計の節約には非常に効果的な方法です。
電気料金は電力会社やプランによって単価や算定方法が異なるため、同じ電気使用量でも契約する会社によって支払い額に差が出ることもあります。
だからこそ、自分の家庭の電気使用量やライフスタイルに合った電力会社・プランを選ぶことが大切です。
今の電気代がどれくらい安くなるのか気になる方は、ぜひ「ENEOSでんき」の料金シミュレーションをお試しください。現在の電気料金や使用量を入力するだけで、乗り換え後の料金目安を簡単に確認できます。
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500Wの家電も工夫次第で節約できる!
消費電力500Wの家電にかかる電気代の計算方法から、電子レンジ・コーヒーメーカー・ホットカーペット・こたつといった代表的な家電の電気代目安、そして家電ごとの実践しやすい節電方法までを解説しました。
電力会社やプランの見直しも節約への近道です。「ENEOSでんき」は電気使用量が多い家庭ほど料金メリットが大きいため、日々の家電使用量が気になる方はぜひ一度シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
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