電気事業の海外展開について
ENEOSグループでは、海外市場の成長性に着目し、海外各地で現地に適応したエネルギー事業を行っています。
太陽光発電事業を中心にアメリカ、オーストラリア、アジアで出資参画しており、さらなる拡大を視野に、既存事業・エリアに限らず事業展開を検討しています。
当社は、海外における電気事業を運営しています。
米国における太陽光発電事業(米国テキサス州)
テキサス州最大の需要地であるヒューストンから南西60kmに位置し、ERCOT(Electricity Reliability Council of Texas: テキサス州の系統・市場運営機関)を通じた電力販売を行っています。
- 発電容量
- 140MW(当社持分:70MW)
- 運転開始時期
- 2023年1月
- 他出資会社
- Advanced Power社(スイス)、芙蓉総合リース

米国における天然ガス発電事業(米国オハイオ州)
米国内で最大規模の需要と卸売市場を有するPJM(Pennsylvania-New Jersey-Maryland Interconnection: 米国北東部の系統・市場運営機関管内)、かつ安価なシェールガスにアクセス可能なオハイオ州に位置する、最新鋭の高効率ガスタービンを採用したガス火力プロジェクトです。
- 発電容量
- 1,180MW(当社持分:177MW)
- 運転開始時期
- 2021年10月
- 他出資会社
- 日本政策投資銀行、出光興産、九州電力、四国電力、Advanced Power社(スイス)、中国電力等

豪州における太陽光発電事業(豪州クイーンズランド州)
豪州クイーンズランド州の州都ブリスベンから西方300kmに位置し、発電した電力を電力販売契約および卸電力市場を通じて販売しています。
- 発電容量
- 204MW(当社持分:102MW)
- 運転開始時期
- 2023年9月
- 他出資会社
- 双日

アジアでの法人向け太陽光発電自家消費支援事業(アジア各国)
TotalEnergies社と共同出資しているPPAモデル※の太陽光事業です。東南アジア(タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、カンボジア、シンガポール、マレーシア)、インド、日本の計9か国において事業を展開しています。
※PPAモデルとは
お客さまの敷地や施設の屋根に、PPA事業者が太陽光発電設備を無償で設置し、当該太陽光発電システムで発電された電力を敷地や施設を保有するお客さまが購入するビジネスモデル。
(PPA:Power Purchase Agreementの略で電力販売契約のこと)
- 発電容量
- 2GW(当社持分:1GW)※累計目標
- 運転開始時期
- アジア9カ国で順次展開中
- 他出資会社
- Total Energies社(フランス)

ベトナムにおける太陽光発電事業(ベトナム ハウザン省)
ベトナムホーチミン市から南西約200kmに位置するメコンデルタ中心にて、大規模太陽光発電を行う事業会社(VKT-Hoa An Joint Stock Company)へ一部出資しています。
- 発電容量
- 35MW(当社持分:6.7MW)
- 運転開始時期
- 2020年12月
