スチーム式加湿器の電気代はやばい?超音波式など多種類と比較!節約術も紹介

加湿器の中でも、特にパワフルなスチーム式。しかし、加湿能力が高いゆえに電気代が気になる方もいるはず。中には「スチーム式加湿器の電気代はやばい……」という話を聞いた人もいるかもしれません。

この記事では、スチーム式加湿器の電気代について解説。他の加湿器の電気代とも比較しながら、本当にやばいのかどうかを検証します。スチーム式加湿器の電気代を抑える方法や、節約につながる選び方なども紹介するので、要チェックです!

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スチーム式加湿器の電気代はやばい?計算方法も解説

加湿器は、加湿する方式によって種類が分かれます。スチーム式加湿器は水をヒーターで沸騰させ、蒸気にして送り出すタイプの加湿器。強力に加湿してくれるだけに、スチーム加湿器の電気代も気になるところです。

今回はスチーム加湿器の代表的なメーカーから標準的なモデルを例に挙げ、電気代を試算しました。加湿器に限らず、家電の電気代は「消費電力(W)÷1,000×使用時間×電力量料金単価」という式で算出できます。

電力量料金単価は電力会社や契約プランによって異なるため、ここでは全国家庭電気製品構成取引協議会が示す目安単価の31/kWhを使用。1日の使用時間は8時間、1カ月は30日を前提として試算していきます。

スチーム式加湿器の電気代はやばいか確認!

スチーム式加湿器の消費電力は、一定条件下で最大の能力を発揮したときの「定格消費電力」と、「加湿」の消費電力を分けて記載されるのが一般的。定格消費電力は主に湯沸かし時、加湿は湯沸かし後に一定の加湿量を維持する通常運転状態での消費電力を指します。

今回の試算では、1時間の内訳を定格消費電力での運転を30分、加湿での運転を30分として1時間の電気代を算出。湯沸かしの回数は11回と仮定しています。

スチーム式加湿器の電気代

商品名

適用畳数
(プレハブ洋室)

消費電力

電気代

1時間

1日(8時間)

1カ月(30日)

象印マホービン EE-DF50

13

湯沸かし985W
加湿410W

21.62円

110.59円

3,317.78円

山善 KS-GD281

14

湯沸かし800W
加湿(Hi運転)400W

18.6円

105.4円

3,162円

ドウシシャ KSZ-603WH

17

湯沸かし1000W
加湿470W

22.79円

124.78円

3,743.25円

モデルによって多少の差がありますが、概ね1時間あたり20円前後の電気代がかかっています。1カ月、毎日稼働させたとすると電気代は月額で約3,162〜3,743円にも。やばいと言い切れるほどではないものの、決して小さな金額ではないでしょう。

スチーム式と他の加湿器の違いは?電気代も比較

加湿器にはスチーム式の他にも、超音波式、気化式、ハイブリッド式などがあります。加湿方法の違い、特徴を表にまとめました。

 項目

スチーム式

超音波式

気化式

ハイブリッド式

加湿方式

ヒーターで水を加熱し、蒸気にする

超音波で水を振動させ、霧にする

濡らしたフィルターに風を当て、水分を蒸発させる

濡らしたフィルターに温風を当て水分を蒸発させる

加湿能力

高め

低め

普通

高め

吹出口温度

高い

室温同等

室温より低い

室温同等

運転音

沸騰時のみ、音が気になる可能性あり

静か

ファンの音が気になる可能性あり

ファンの音が気になる可能性あり

衛生面

煮沸されるので比較的衛生的

こまめな手入れが必要

こまめな手入れが必要

こまめな手入れが必要

消費電力

多い

少ない

少ない

普通

本体価格

普通

安め

普通

高め

下それぞれの方式ごとに電気代を算出し、比較していきます。

超音波式加湿器の電気代と比較

超音波式加湿器は超音波振動子で水を霧にし、放出するタイプのシンプルな加湿器です。

商品名

適用畳数
(プレハブ洋室)

消費電力

電気代

1時間

1日

1カ月

アイリスオーヤマ AHM-UU23A-W

6.4

20W

0.62円

4.96円

148.8円

ドウシシャ KWA-262WH

7

18W

0.56円

4.46円

133.92円

フランフラン JF95-HF

10

30W

0.93円

7.44円

223.2円

  • アイリスオーヤマ AHM-UU23A-Wは強運転時。

消費電力の少なさは、超音波式加湿器の大きなメリット。1時間あたりの電気代は1円以下で、1カ月毎日運転しても月額で約133.9〜223.2円という低い水準です。スチーム式と違い、電気代はほとんど気にならないレベルでしょう。

気化式加湿器の電気代と比較

気化式は古くからある方式で、水に濡らしたフィルターに風を通し、水分を蒸発(気化)させます

気化式加湿器の電気代

商品名

適用畳数
(プレハブ洋室)

消費電力

電気代

1時間

1日

1カ月

パナソニック FE-KX05C

14

11W

0.34円

2.73円

81.84円

アイリスオーヤマ AHM-MVU55A-W

15

15W

0.47円

3.72円

111.6円

バルミューダ AHM01JP-WH

〜約18

36W

1.12円

8.93円

267.84円

  • パナソニック FE-KX05Cはお急ぎモード、バルミューダ AHM01JP-WHは標準時の最大電力。

動作するのはファンのみであるため、電気代は4タイプの中で最も低額中でも最も安い「パナソニック FE-KX05C」の電気代は1カ月で81.84円と、スチーム式における1日の電気代を下回っています。

多機能な「バルミューダ AHM01JP-WH」は強力なファンを搭載し、適用畳数が広いことから電気代は少し高め。それでもスチーム式の10分の1以下です。

ハイブリッド式加湿器の電気代と比較

ハイブリッド式はスチーム式×超音波式の「加熱超音波式」とスチーム式×気化式の「温風気化式」に大別できます。超音波式×気化式という組み合わせは、一般的ではありません。

異なる方式を組み合わせることで、効率良く加湿できるのが特徴です。

ハイブリッド式加湿器の電気代

商品名

方式

適用畳数(プレハブ洋室)

消費電力

電気代

1時間

1

1カ月

山善 MZH-AA50

加熱超音波式

14

95W

2.95

23.56

706.8

ダイニチ HD-RXT525

温風気化式

14

163W

5.05

40.42

1212.72

シャープ HV-T55

温風気化式

15

190W

5.89

47.12

1413.6

  • ダイニチ HD-RXT525は標準モード、シャープ HV-T55は強。

ハイブリッド式の電気代は、モデルによって差があります。最も安い「山善 MZH-AA50」ではスチーム式の5分の1程度。最も高いのは「シャープ HV-T55」ですが、これは「強」モードでの数値であり、「エコ(強)」モードでは電気代が8分の1程度まで安くなります。

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スチーム式加湿器の電気代を抑える方法

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電気代が高くなりがちなスチーム式加湿器。少しでも電気代を抑えるには、次のような工夫が有効です。

  • 部屋の中央や空気の流れが良い場所に置く
  • 水でなくぬるま湯を使用する
  • 運転モードは適切に設定する
  • 湿度が上がった分、エアコンの設定温度を下げる
  • こまめに清掃する
  • タイマー機能・省エネ機能を活用する
  • 電力会社・電気料金プランを見直す

部屋の中央や空気の流れが良い場所に置く

スチーム式加湿器の多くにはセンサーが搭載されており、設定した湿度になるまで自動的に加湿してくれます。効果的に加湿するためには、加湿器を部屋の中央に置くのがセオリー。部屋の中心で立ち上った蒸気が効率良く充満していくからです。

逆に、冷えた窓の近くに置くのは避けましょう。加湿した空気が窓に吸い寄せられて結露となり、湿度が上がりにくくなります。換気扇やドアの近くなど、空気が出て行く場所もNGです。

エアコンなど他の暖房器具と併用する場合は、温風が直接当たらず、それでいて空気が循環する場所に置くのがベターでしょう。 

水でなくぬるま湯を使用する

スチーム式加湿器では、水の沸騰が最も電気を使うタイミング。水ではなくぬるま湯(40℃以下)を入れることで、加湿までの時間を短縮し、電気代を節約することができます。

ただし、熱湯を入れると空だき防止機能が働いて機能が止まったり、故障の原因となったりするので注意しましょう。

使用する時間が短いなら吸水量を少なめにするのも効果的ですが、何度も給水しながら使うのは逆効果。水を沸かす回数が増えるため、かえって電気代が高くなります。

運転モードは適切に設定する

消費電力は、運転モードによって大きく変わります。「強」や「連続」モードのまま運転すると加湿しすぎてしまううえ、電気の無駄です。

湿度が安定したら「自動運転」に切り替えるのがベター。設定湿度に達するとヒーターが停止し、間欠運転に切り替わるので電気代を抑えることができます。

湿度が上がった分、エアコンの設定温度を下げる

湿度が上がると、体感温度は実際の室温よりも高く感じられます。その分エアコン暖房の設定温度を低めにしても、寒さを感じないでしょう。

エアコンの暖房設定温度を21℃から20℃に下げた場合、年間の電気代を約1,650円節約することができます。

ENEOS Power 編集部
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編集部

スチーム式加湿器は蒸気が出るため、実際の室温も上がります。

こまめに清掃する

水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどは水が蒸発すると汚れや水アカとして蓄積され、加湿能力が落ちてしまうことがあります。そのため、こまめに清掃するようにしましょう。

スチーム式加湿器の多くはフィルターがないので、お手入れは簡単。毎日のお手入れは給水タンクの水を入れ替え時にさっとすすぐだけ。汚れがひどい場合はクエン酸水を入れ、柔らかいスポンジで内部を優しく洗ってください。

タイマー機能を活用する

タイマー機能が付いているモデルの場合は、就寝の数時間後にオフになるよう設定しましょう。就寝時に加湿器を付けっぱなしにすると、朝方に室温が下がることで結露。電気代も無駄になりがちです。

電力会社・電気料金プランを見直す

スチーム式加湿器は他の方式に比べて、電気代が高くなりがち。特に冬場は暖房器具とあわせて、電気代が気になってしまいます。スチーム式加湿器を活用しながら電気代を抑えたいなら、電力会社や電気料金プランを見直すのが効果的です。

電気の料金設定は電力会社や契約するプランによって異なるため、ライフスタイルに合ったものに乗り換えれば、電気代の節約が期待できます。

ENEOSでんきは、電気使用量が増えるほどお得になりやすいのが特徴です。一般家庭向けの「Vプラン」は、使用量に応じた電力量料金単価が適用。比較的シンプルな料金設定で、電気代を管理しやすいのもポイントです。

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電気代節約につながるスチーム式加湿器の選び方

電気代を抑えるには、どのような点に注目してスチーム式加湿器を選べば良いのでしょうか? 節約につながるスチーム式加湿器の選び方を解説します。 

部屋の広さより適用畳数が大きいモデルを選ぶ

加湿器には加湿能力に応じて適用畳数が記されています。節電を考えるなら、加湿器を使いたい部屋の広さよりも少しだけ広めの適用畳数をもつモデルがおすすめです。余裕をもった加湿能力で素早く加湿し、設定湿度に早く到達。結果的に電気代を抑えられます。

また、木造戸建てと鉄筋コンクリート造などのプレハブ洋室では適用畳数が異なる点にも注意。一般的に木造戸建ては室内の空気が外に逃げやすいため、プレハブ洋室よりも余裕をもった加湿能力のモデルを選びましょう。

ENEOS Power 編集部
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ただし、極端に大きな適用畳数にすると、かえって消費電力が高くなってしまいます。

消費電力の低いモデルを優先する

同じスチーム式でも、モデルによって消費電力が異なることは前述したとおり。消費電力の大きなモデルは「素早く湯沸かしできる」「一度に多くの水を入れられる」といった利点があるものの、電気代は高くなりがちです。 

電気代を抑えたいなら、消費電力の少ないモデルを優先的に選ぶのが基本。湯沸かし時と加湿時、運転モードによっても消費電力が異なるので、自分の使い方に合ったモデルを選びましょう。

タイマー機能などの有無を確認する

ごくシンプルな加湿方式のスチーム式ですが、中には多機能なモデルも。機能によっては節電の工夫がしやすくなります。

例えば、消し忘れを防ぎ、就寝中にもオフにできる「タイマー機能」はぜひ欲しいところ。設定湿度に達すると自動的に運転を控える「自動運転」も便利です。本体価格との兼ね合いも考えながら、搭載されている機能をチェックしましょう。

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スチーム式加湿器の電気代に関するよくある質問

スチーム式加湿器について、よくある質問に答えます。

スチーム加湿器の電気代は季節によって変わる?

一定時間あたりの消費電力はどの季節でも同じですが、「電気代が季節に影響されやすい」傾向があるのは間違いありません。

冬は空気が乾燥しているため、設定した湿度になるまで時間がかかります。運転モードを「強」などにする人も少なくないでしょう。長時間・高強度での運転は当然、電気代アップ。本体に注ぐ水の温度が低いことも、湯沸かしに時間がかかって、電気代上昇につながります。

「ぬるま湯を入れる」「運転モードを適切にする」などの工夫で、電気代が高くなりがちな冬を乗り切りましょう。

エアコンなど他の暖房と併用したら、どのくらい電気代がかかる?

加湿器は乾燥する冬に使われる家電。当然、他の暖房器具と併用することが想定されます。

スチーム式加湿器とさまざまな暖房器具を組み合わせて使った場合の、1日あたりの電気代を試算しました。

スチーム式加湿器と他の暖房器具の電気代

暖房器具

暖房器具の
消費電力

1日あたりの電気代

暖房器具のみ使用

スチーム式加湿器と併用

エアコン暖房(14)

1,272W

315.46円

420.86円

電気ヒーター

800~1,000W

198.4〜248

303.8〜353.4

電気カーペット

760~1,000W

188.48〜248

293.88〜396.8

オイルヒーター

360~1,500W

89.28〜372

194.68〜477.4

ハロゲンヒーター

1,200W

297.60円

403円

  • エアコン暖房の消費電力は資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」に記載される14畳用の平均値。

  • エアコン以外は東京都環境局「家庭の省エネハンドブック2025」に記載される一般的な消費電力。

  • スチーム加湿器は山善 KS-GD281の電気代を使用。

暖房器具の消費電力は全般的に高め。特に、エアコンやオイルヒーターとスチーム式加湿器を併用すると、1日あたりの電気代は400円以上、1カ月では12,000円以上と高額に。

冬は他の季節より電気代が高くなる傾向にあります。それは、スチーム式加湿器だけでなく暖房器具の影響も大きいと言えるでしょう。

スチーム式加湿器の電気代を賢く節約しよう

スチーム式加湿器の電気代は、他の加湿方式に比べると確かに高め。他の暖房器具と併用されることが多い冬に使われる家電であることも「スチーム式加湿器の電気代はやばい」と言われる理由かもしれません。

もし快適さを保ったまま電気代を節約したいなら、電力会社を乗り換えるのが近道。特に「冬の電気代が高い」と悩んでいる人はENEOSでんきがマッチするかもしれません。まずは料金シミュレーションで、実際に電気代が安くなるか試してみてください。

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