オイルヒーターの電気代は1カ月いくら?その他の暖房器具との比較と節約術を解説

オイルヒーターは静音性が高く、空気が乾燥しにくいというメリットがある一方で、「電気代が高くなりそう」と心配な方も多いのではないでしょうか。

冬は使用時間が長くなるため、電気代が抑えられる暖房器具や使用方法について知っておくと安心ですよね。

この記事では、オイルヒーターの1カ月あたりの電気代や、他の暖房器具との費用の比較について解説します。

オイルヒーターのメリット・デメリットや、電気代を抑えるための節約術もご紹介していますので、寒い冬を快適に過ごすための参考にしてください。

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オイルヒーターとは何?

オイルヒーターは、本体内部に密閉された難燃性のオイルを電気の力で温め、その熱を利用して部屋を暖める暖房器具です。

温められた本体の表面から出る輻射熱(ふくしゃねつ)と、自然な空気の対流を利用して暖かさを部屋全体に広げます。

温風を出さないため、ホコリを巻き上げたり、空気が過度に乾燥したりすることが少なく、稼働音も静かとされています。

内部のオイルは補充や交換が不要なため、火を使わず安全性が高い上に、メンテナンスの手間もかからないのが大きな特徴です。

オイルヒーターの1カ月の電気代はいくら?

オイルヒーターは輻射熱で部屋をじんわりと暖めるため、どうしても電気代が高くなるイメージがあります。

実際の費用を把握するため、電気代を計算してみましょう。電気代は、次の計算式で求められます。

電気代(円)=消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)

今回はデロンギの製品を例に、出力ごとの電気代を計算してみました。

【出力別】オイルヒーターの電気代

出力レベル

消費電力

1時間の電気代

1日の電気代

1カ月の電気代

500W

15.5円

124円

3,720円

700W

21.7円

173.6円

5,208円

1,200W

37.2円

297.6円

8,928円

  • 設定温度や使用環境により消費電力が変動する場合があります。

  • 1日の電気代は、8時間使用で算出。1カ月の電気代は、1日の使用時間を8時間、使用日数を30日で算出。

  • 電力量料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使用。

一番電気代が高くなるのは「強」運転を長時間続けた場合で、1カ月あたり8,928円かかることが分かります。

オイルヒーターは消費電力の数字だけを見ると、電気代が高く感じられるかもしれません。

しかし、部屋全体をゆっくり暖め、設定温度に達すると自動で運転を制御するため、実際の使用では想定より電気代が抑えられることもあります。

電気代を抑えるための使い方のコツは、後ほど詳しくご紹介しますね。

オイルヒーターとその他暖房器具の電気代の比較まとめ

オイルヒーターの電気代の目安が分かったところで、「他の暖房器具と比べてどれくらい高いのか、安いのか」も気になるところです。

ここでは、よく使われる暖房器具の電気代を計算してみましょう。

暖房器具別の電気代比較

暖房器具

商品

消費電力

1時間の電気代

1カ月の電気代

カーボンヒーター

テクノス「カーボンヒーター 900W(450W管2灯)CHM-3301」

450W

13.95円

3,348円

900W

27.9円

6,696円

ハロゲンヒーター

日立「ハロゲンヒーター(HLH-HS307)」

330W

10.23円

2,455.2円

1,000W

31円

7,440円

パネルヒーター

パナソニック「遠赤外線パネルヒーター DS-P1200」

400W

12.4円

2,976円

1,200W

37.2円

8,928円

セラミックファンヒーター

パナソニック「セラミックファンヒーター DS-FAS1200」

615W

19.07円

4,575.6円

1,150W

35.65円

8,556円

こたつ

パナソニック「家具調コタツ〈天然木突板シリーズ〉DK-12CT/S」

600W

18.6円

4,464円

床暖房

ダイキン「ホッとく~る 1MUS56RV」

1,960W

60.76円

14,582.4円

  • 設定温度や使用環境により消費電力が変動する場合があります。

  • 1カ月の電気代は、1日の使用時間を8時間、使用日数を30日で算出。

  • 電力量料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使用。

オイルヒーターは、カーボンヒーターやハロゲンヒーターといった「部分暖房」器具よりは電気代が高くなることが分かります。

しかし、部屋全体を暖める「パネルヒーター」や「セラミックファンヒーター」の最大出力時と比べると、電気代は同等レベルと言えます。

オイルヒーターには静音性や乾燥しにくい快適さという、電気代には表れないメリットもあるため、何を重視するかで選び方が変わってくるでしょう。

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オイルヒーターを使用するメリットとは

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オイルヒーターは電気代が高くなる一方で、他の暖房器具にはない多くのメリットを持っています。

特に、快適さや安全性といった面で優れており、生活の質を高めてくれるはずです。

運転音が小さい

オイルヒーターは、温風を送り出すためのファンやモーターといった可動部分を使用しません。

そのため、運転中の音が静かなのが大きなメリットです。

寝室で使用しても機械音で眠りを妨げられる心配がなく、赤ちゃんがいるお部屋でも安心して使えます。

また、リビングで映画や音楽を楽しんでいるときや、自宅で集中して仕事や勉強をしたいときなど、静かな環境を保ちたいシーンで活躍してくれます。

音に敏感な方にとっては、オイルヒーターの静音性は大きな魅力となるでしょう。

部屋を均一に暖められる

オイルヒーターの暖め方は、エアコンのように特定の場所から熱い風を吹き出すのではなく、本体から出る輻射熱(ふくしゃねつ)と自然な空気の対流を組み合わせたものです。

この仕組みにより、部屋全体を壁や床までじんわりと暖めます。

「暖房器具の近くは暑いのに、窓際や部屋の隅は寒い」といった温度ムラができにくいのが特徴です。

一度部屋全体が暖まれば、電源を切った後もしばらく暖かさが持続しやすく、快適な室温をキープできます。

空気が乾燥しにくい

一般的なファンヒーターは、温風を吹き出すことで空気中の水分を奪ってしまい、肌や喉の乾燥につながることがあります。

しかし、オイルヒーターは燃焼も温風も伴いません。

輻射熱で熱を伝えるため、室内の空気の水分を保ちやすく、乾燥の心配が少ないのが大きな特徴です。

冬場の乾燥による肌荒れや喉の痛みに悩んでいる方にとって、過度な乾燥を避けられるという点は、嬉しいメリットと言えるでしょう。

お手入れの手間が省ける

オイルヒーターは内部の難燃性オイルを繰り返し温めて使用するため、オイルの交換や補充は不要です。

また、フィルターなどの交換部品もなく、温風を出さないため内部にホコリが溜まりにくい構造になっています。

そのため、他の暖房器具のようなフィルター掃除や給油といったメンテナンスの手間がほとんどかかりません。

日頃のお手入れは、本体の表面についたホコリを軽く拭き取る程度で済むため、忙しい方でも簡単に清潔な状態を保てるでしょう。

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オイルヒーターを使用するデメリットとは

オイルヒーターは静かで快適な暖房器具ですが、使用方法や環境によっては不便に感じる点もあります。

特に気になるのは、ランニングコストや温まるまでの時間に関する部分でしょう。

購入を検討する際は、メリットだけでなくデメリットもしっかり把握しておくことが大切です。

暖まるのに非常に時間がかかる

オイルヒーターは温風を吹き出すのではなく、内部のオイルを温めた熱を本体全体に広げ、さらに部屋の壁や床に輻射熱でじっくりと伝えていく仕組みです。

このため、スイッチを入れてから部屋全体が暖かくなるまでに、どうしても時間がかかってしまいます。

たとえば、冷え切った部屋に帰宅したタイミングや、朝起きてすぐに暖まりたいときには、即効性が低く不向きと感じるかもしれません。

タイマー機能を活用して、事前に部屋を暖めておくなどの工夫が必要です。

電気代が高くなりやすい

オイルヒーターは、部屋全体を暖めるために比較的大きな電力を使います。

そのため、長時間運転した場合の電気代は、他の暖房器具と比べて高額になりやすい傾向があります。

オイルヒーターをメインの暖房器具として使用する際は、こたつやエアコンなどの補助暖房と組み合わせて使うことや、契約している電力プランを見直すことをおすすめします。

置き場所の確保が難しい

オイルヒーターは内部にオイルを密閉している構造上、本体のサイズが大きく、さらに重量もあるモデルが多いのが特徴です。

特にワンルームなどの限られたスペースの部屋では、設置場所に困ってしまう可能性があります。

また、火災や低温やけどを防ぐために、壁・家具・カーテンなどから一定の距離を離して設置する必要があるため、見た目以上に広いスペースを占有することになります。

そのため、購入前に設置したい場所のサイズや、移動経路をしっかり確認しておくことが大切です。

部屋の換気がしにくい

オイルヒーターは空気を汚さないため、基本的に頻繁な換気は不要ですが、長時間密閉した空間にいると室内の空気を入れ替えたくなる瞬間もありますよね。

しかし、オイルヒーターは輻射熱で部屋を暖めるため、一度窓を開けて換気をしてしまうとせっかく蓄積した暖かさが失われ、再度部屋が暖まるまでに時間がかかってしまいます。

そのため、寒い季節に十分な換気をためらってしまう原因になるかもしれません。

室温の低下を防ぐためには、換気を短時間で済ませるなどの工夫が必要です。

オイルヒーターの電気代を節約するコツ

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「オイルヒーターの電気代が気になって、なかなか長時間使えない」という方も多いかもしれません。 

実は、いくつかの簡単な工夫をするだけで、効率よく電気代を抑えることができます。 おもな節約のコツは、以下の3点です。 

  1. 設定温度の調整
  2. エコモードの活用
  3. 機種選びのポイント 

 それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。 

①設定温度を下げる

オイルヒーターの電気代を節約するうえで、最も効果的なのが「設定温度の見直し」です。

オイルヒーターには、設定温度に到達すると消費電力を抑えたり、運転を停止したりする機能が備わっていますが、設定温度が高すぎると、その分ヒーターがフル稼働する時間が長くなり、消費電力が増えてしまいます。

設定温度を20℃に設定していた場合、体感温度が変わらない程度に少し下げてみましょう。

オイルヒーターの暖かさは、輻射熱によって壁や床といった物体を暖めるため、エアコンなどの温風暖房に比べて、低い設定温度でも体感的に暖かく感じやすいという特長があります。

特に寝室は、布団に入ることで体感温度が上がるため、16℃程度に設定するのもおすすめです。

環境省は冬季の室温20℃を推奨していますが、まずは現在の設定温度から1℃調整するだけでも、電気代の節約につながります。

②エコモード・省エネモードの活用

近年のオイルヒーターには、「エコモード」や「省エネモード」といった機能が搭載されているものが増えています。

こうした機能を活用すると、室温が設定温度に近づいた際に、自動でヒーターの出力を下げたり、運転を控えたりと、無駄な電力消費を防ぐ運転に切り替わってくれます。

オイルヒーターをつけっぱなしにすることが多い方は、これらの省エネ機能を積極的に活用しましょう。

設定温度を維持するのに必要な最低限の電力で運転してくれるため、特に長時間使用する場合に効果を発揮します。

③適切なサイズ・W(ワット)数の機種を選ぶ

オイルヒーターの電気代は、部屋の広さに対して暖房能力(W数)が合っていないと高くなってしまいます。

暖房能力が部屋のサイズに対して小さすぎる場合、設定温度に達するまでに時間がかかり、ヒーターが長時間フル稼働しやすくなります。その結果、消費電力量が増え、電気代が無駄にかさんでしまいます。

一方で、部屋の広さに対して暖房能力が大きすぎる機種を選んだ場合も注意が必要です。必要以上に高い出力で運転することで消費電力が増えやすく、また本来の性能を活かしきれず、電気代が割高になるケースがあります。

部屋の畳数に適したW数(適用畳数)の機種を選ぶことで、無駄な電力消費を抑えながら効率よく部屋を暖められ、結果として電気代の節約につながります。

オイルヒーターの電気代を抑えるなら電力会社やプランの見直しもおすすめ

オイルヒーターは暖房能力が高いため、長時間使用するとどうしても電気代が膨らみがちです。

暖房器具の使い方を工夫することも大切ですが、根本的なコストダウンを図りたいなら、契約している電力会社や料金プランを見直すのが最も効果的な方法と言えるでしょう。

電力自由化以降、さまざまな会社が独自のプランを提供しています。電気の使用量が多いほど単価が安くなるプランや、夜間の電力が割引になるプランなどがその一例です。

ご家庭の電気使用状況やライフスタイルに合ったプランを選ぶだけで、オイルヒーターを使っても無理なく節約につながる可能性があります。

「現在の電気代が高い」と感じている方は、一度シミュレーションで最適なプランを探してみるのがおすすめです。

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オイルヒーターの電気代を抑えるコツを知って無理のない節電を!

オイルヒーターは、静かで空気が乾燥しにくく、部屋全体を暖められる点が魅力です。

気になるのは使用時の電気代ですが、運転時間や設定温度を工夫することで、想像していたほど電気代が高くならないこともあります。

もし、現在の電気代が高いと感じている場合は、暖房器具の使い方を工夫するだけでなく、契約している電力会社や電気料金プランそのものを見直すことで、毎月の電気代を抑えられる可能性もあります。

どれくらい電気代が抑えられるか、一度シミュレーションで確認してみましょう。

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