家全体の空調を一元で管理できる全館空調システム。室内を快適に保つことができるので、気になっている人も多いでしょう。しかし、「全館空調って電気代が高そう」と不安を感じている方もいるかもしれません。
そこで、今回は全館空調の電気代を解説。合わせて、仕組みや種類、メリット・デメリット、電気代の節約術も解説します。
全館空調の電気代はどれくらい?
全館空調の電気代は、高い安いと一概に言うことはできません。システムが多種多様なことに加え、住宅そのものの断熱性能と密接に関わるためです。
ただし、目安となる電気代や消費電力量を公表しているメーカーもあります。ここではその中から3モデルをピックアップし、電気代を見てみましょう。
モデル名 | 月当たりの消費電力 | 電気代 | ||
|---|---|---|---|---|
1日 | 1カ月 | 1年間 | ||
202.5kWh | 209.25円 | 6,277.5円 | 75,330円 | |
318.25 kWh | 328.86円 | 9,865.75円 | 118,389円 | |
147.7kWh | 152.62円 | 4,578.7円 | 54,944.4円 | |
1日の電気代は月当たりから30日で割り返して算出。
Z 空調の電気代は、搭載住宅居住31世帯が対象。単世帯のオール電化住宅で2階建て、延べ床面積約30~40坪。調査期間は2019年1月~12月。
エアボレー ネクストの電気代はメーカー発表の消費電力から試算。消費電力は2021年7月〜2022年6月、設定温度を夏25℃、冬22℃として算出。
with airの電気代は住戸面積119.25㎡(UA値=0.37 W/(㎡・K)、C値=0.4㎠/㎡)で計算。室温27℃(冷房時)、20℃(暖房時)とした場合の試算値。
年間の電気代は75,330〜118,389円と、モデルによって差があります。これは測定方法や設定温度、住宅の大きさ、測定地域といった前提条件が全く異なることが理由です。また、システムの方式が「Z空調」と「with air」は天井吹き出し型、「エアボレー ネクスト」は床下冷暖房型と違うことも要因の一つでしょう。
いずれにせよ、メーカー公表の値から算出した電気代でも、参考程度に捉えるのが無難です。

編集部
ちなみに「with air」は新築だけでなく、建築後の施工にも対応している珍しいタイプです。他二つとはカテゴリーが違いますが、リフォームなどで全館空調を導入したい人向けに選出しています。
全館空調の電気代を季節別に紹介
一般的に電気代は季節によって異なり、冬が最も高くなる傾向にあります。全館空調にも同様の傾向が見られるのでしょうか? 下記は前述したモデルの月別電気代です。
モデル名 | 電気代 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
15,165.2円 | 11,826.5円 | 8,546.7円 | 4,966.2円 | 1,636.8円 | 1,742.2円 | 3,406.9円 | 5,831.1円 | 3,022.5円 | 2,356円 | 5,632.7円 | 11,212.7円 | |
24,242円 | 18,042円 | 19,530円 | 10,199円 | 5,890円 | 2,790円 | 4,495円 | 7,316円 | 4,216円 | 4,588円 | 4,929円 | 12,152円 | |
6,127円 | 4,936円 | 3,556円 | 1,677円 | 3,404円 | 4,228円 | 8,462円 | 8,229円 | 5,753円 | 3,227円 | 1,682円 | 3,672円 | |
Z 空調の電気代は、搭載住宅居住31世帯が対象。単世帯のオール電化住宅で2階建て、延べ床面積約30~40坪。調査期間は2019年1月~12月。
エアボレー ネクストの電気代はメーカー発表の消費電力から試算。消費電力は2021年7月〜2022年6月、設定温度を夏25℃、冬22℃として算出。
with airの電気代は住戸面積119.25㎡(UA値=0.37 W/(㎡・K)、C値=0.4㎠/㎡)で計算。室温27℃(冷房時)、20℃(暖房時)とした場合の試算値。
1日の電気代は月当たりから30日で割り返して算出。
Z 空調の電気代は、搭載住宅居住31世帯が対象。単世帯のオール電化住宅で2階建て、延べ床面積約30~40坪。調査期間は2019年1月~12月。
エアボレー ネクストの電気代はメーカー発表の消費電力から試算。消費電力は2021年7月〜2022年6月、設定温度を夏25℃、冬22℃として算出。
with airの電気代は住戸面積119.25㎡(UA値=0.37 W/(㎡・K)、C値=0.4㎠/㎡)で計算。室温27℃(冷房時)、20℃(暖房時)とした場合の試算値。
同じ天井吹き出し型でも「Z空調」は冬の12〜2月が高く、「with air」は逆に夏の7〜8月が高いという結果に。前者が実際に導入した家庭の消費電力から計算された電気代なのに対して、後者は実験結果からの試算値であること、また住宅の断熱性能や外気温などが影響しているのでしょう。
床下冷暖房型の「エアボレー ネクスト」については12〜3月の電気代が高め。他2モデルが複数地域を想定しているの対し、寒冷地にある東北地方のモデルハウスでの実測値であること要因だと推測できます。
全館空調とエアコンの電気代を比較
一般的なエアコンと比較して、全館空調の電気代は高いのか気になっている人は多いはず。エアコンを稼働させるのは基本的に夏と冬であるため、両期間の平均値で比較しましょう。
エアコンの電気代は、資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2024年版」に掲載されている、冷房期間・暖房期間の消費電力量平均値を使用。サイズは戸建てのリビングとして14畳以上で試算します。対する全館空調は6〜10月を夏の平均値、11〜4月を冬の平均値として算出しました。
家電 | モデル名・サイズ | 冷房(6〜10月) | 暖房(11〜4月) |
|---|---|---|---|
全館空調 | 3,271.74円 | 10,225.13円 | |
5,939.8円 | 3,611.5円 | ||
5,081円 | 15,809.17円 | ||
エアコン | 14畳 | 2,725円 | 5,487円 |
18畳 | 4,008円 | 7,821円 | |
20畳 | 4,380円 | 8,584円 | |
23畳 | 5,087円 | 9,988円 | |
26畳以上 | 6,259円 | 11,913円 |
冷房・暖房ともに対応畳数が小さいエアコンでは全館空調より安めの電気代になっていますが、26畳以上では全館空調のほうが全体的に割安であるとわかります。
また、エアコンは1台あたりの金額なので、設置台数が増える分、電気代も増加。部屋数が多い住宅では、全館空調の方がおトクになるケースもあり得るでしょう。
「全館空調の電気代は高い」と言われる理由
全館空調の電気代は高いと言われる理由は、主に3つ考えられます。1つ目は、家全体を空調していること。リビングや寝室だけでなく、玄関や廊下も含めた広い空間の空調を行っているため、電気使用量が大きくなりやすいのは当然です。
2つ目は24時間365日での運転が前提であること。冷暖房機器は起動時に多くの電力を使うため、頻繁にオンオフするより低出力で運転させ続けたほうが省エネにつながることが少なくありません。しかし、全館空調は常時つけっぱなしになっていることが多く、電気代がかさみやすいのです。
3つ目の理由は、全館空調の多くは換気機能や湿度の調整機能も搭載しており、その稼働に電気が必要となること。空間を快適に保っている分、電気代が高くつくケースがあります。

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全館空調の仕組みを解説
全館空調は、住宅全体を一基または複数台の空調システムで管理する設備のことです。中央の空調設備から屋根裏や床下などの配管を通じ、各部屋に空気を供給。吹き出し口の他に排気口も設けられており、部屋の空気を吸い込むと同時にフィルターでホコリや花粉なども除去できるものが一般的です。
家全体の空気を循環させることで室温を均一化するほか、換気システムと連動していることが多く、快適な空気環境を維持してくれます。
全館空調は4種類に大別できる
全館空調システムは「天井吹き出し型(ダクト式)/床下冷暖房型/壁パネル輻射型(無風型)/壁掛けエアコン型」の4タイプに大別できます。それぞれの特徴を解説します。
屋根裏や天井など見えないところにエアコンと換気設備を設置し、ダクトを経由して各部屋の吹き出し口から冷暖房された空気を送るタイプ。全館空調システムにおいては一般的な方式です。対流が起きるため、素早く冷暖房できるメリットがあります。
床下空間で冷暖気を蓄熱し、床面にある通気口からの風や、床からの輻射熱で冷暖するタイプ。足元から心地良く空調され、特に暖房効果が高いのが特徴。床下に暖房機器、屋根裏に冷房機器を設置することもあります。
壁や天井に冷温水が流れるパネルを設置し、パネルからの輻射熱で家全体を冷暖するタイプ。風が発生しないため静かで体に優しく、ホコリが舞い上がりにくいのが利点です。
1台の壁掛けエアコンの能力を使い、各部屋に給気口と排気口を設けて冷暖風を循環させるタイプ。ダクト配管などの複雑な設備が不要なので、導入費用が比較的リーズナブルです。
24時間換気システムとは用途が異なる
全館空調と「24時間換気システム」は混同されやすいですが、両者は設備としての用途が違います。全館空調は建物全体の温度や湿度を快適に保ち、快適な室内環境を維持することが目的です。
対する24時間換気システムは、室内の汚れた空気を排出し、新たに新鮮な外の空気を取り入れるためのもの。シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質や、アレルゲンとなるダニの死骸、ハウスダストなどを含んだ室内の空気を外に排出することが目的であり、2003年に建築基準法で義務化されました。
異なる用途の空調設備ですが、全館空調に換気機能を備えたモデルが多いこともあり、混同されやすいと推測されます。
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全館空調のメリット

全館空調の主なメリットとして、次の6つが挙げられます。以下それぞれについて解説していきましょう。
- 家全体の温度を一定に保ちやすい
- 空気をキレイに保ちやすい
- 室外機を少なくできる
- メンテナンスの手間を減らせる
- 間取りやインテリアの自由度が高くなる
- 電気代を抑えられるケースがある
家全体の温度を一定に保ちやすい
家の中でどの空間にいても、快適な温度・湿度であることは全館空調の魅力です。家全体に空調を利かせているので、部屋間の温度差が低減。例えば風呂上がり、洗面所も快適な温度が保たれているのでヒートショックのリスクも軽減できます。
24時間稼働が前提なので、部屋が冷暖房されるまでの時間を我慢しなくて良いのもメリット。エアコンの点け忘れがないため、熱中症や低体温症を未然に防ぐ効果も期待できるでしょう。
空気をキレイに保ちやすい
多くの全館空調には空気清浄機能が備わっており、空気をキレイに保ちやすいのも利点です。外気から花粉やホコリが侵入するのを防ぎ、内気に舞っているカビの胞子やダニの糞などもフィルターで除去してくれます。
また、内装材や家具などから放出される化学物質が原因のシックハウス症候群のリスクを減らす効果も。一般的な空気清浄器の場合は空間が限られてしまいますが、全館空調では家全体がクリーンな空間になります。
室外機を少なくできる
エアコンの場合は台数分の室外機を屋外に設置しなければなりません。部屋数の多い家では室外機が邪魔になることもあるでしょう。
全館空調のエアコンは一般的に1〜2基。室外機を少なくできることで、庭や外構のスペースを有効活用でき、建物の外観をすっきり見せることができます。
メンテナンスの手間を減らせる
エアコンは定期的な清掃や点検といったメンテナンスが不可欠です。衛生面だけでなく、省エネ効果を高めるためにも、月1〜2回のフィルター清掃が推奨されています。
全館空調でも、定期的なメンテナンスが必要な点は同様です。ダクトなどの清掃が必要なシステムもありますが、本体の台数が少なくなるので回数自体は少なくなります。
間取りやインテリアの自由度が高くなる
全館空調は天井や壁に設けられた吹き出し口から室内に空気を供給するため、一般的なエアコンのように大きな室内機を設置する必要はありません。そのため、室内をすっきり見せることができます。
さらに、室外機の設置場所を気にしなくて良いため、間取りの自由度も向上。インテリアにこだわる人にとっては、大きなメリットでしょう。
電気代を抑えられるケースがある
電気代はシステムによって異なりますが、部屋数が多い家の場合、各部屋にエアコンを設置するより全館空調にしたほうが電気代を抑えられるケースも少なくありません。
特に人の出入りが多く、頻繁にエアコンのオンオフを繰り返す家庭の場合も全館空調は有利です。

編集部
全館空調は、高気密・高断熱の住宅で採用されることが多く、その仕様が冷暖房の電気代を抑えるうえでもプラスに働いていると考えられます。
ENEOSでんきでは、さまざまなライフスタイルにフィットする、シンプルでお得な料金プランをご用意しています。電力会社やプランの検討をされたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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全館空調のデメリット
全館空調はメリットが大きい分、デメリットも少なくありません。次の6つが挙げられます。
- 初期費用・維持費が高い
- 電気代が上がる可能性がある
- こまかな温度調整が難しい
- 故障すると家全体の冷暖房が使えない
- ニオイが全体に広がることも
- 室内が乾燥しやすい
初期費用・維持費が高い
全館空調は高性能なエアコン本体や配管に加えて、家全体の気密・断熱性能を高める必要もあるため、初期費用は高めです。一般的には100万〜300万円程度の導入コストがかかると言われており、各部屋にエアコンを設置したほうが安く済むケースも多いでしょう。
初期費用だけでなく、維持費にも注意しなくてはいけません。前述したようにメンテナンスの頻度は少なめですが、1回あたりの清掃・点検・修理費用は高くなりがち。自分で掃除しにくいこともデメリットです。

編集部
一軒家など部屋数が多い家で、全部屋にエアコンを設置するとなると、初期費用が100万円を超えることも。初期費用や日々の電気代も踏まえて、どちらを導入するか検討しましょう。
電気代が上がる可能性がある
全館空調は省エネにつながりやすいシステムと言われていますが、場合によっては電気代が高くなってしまう可能性もあります。
たとえば住宅の気密性や断熱性が低い場合。せっかくの全館空調も、外気の影響を受けやすい環境では効率が下がってしまいます。常時稼働が前提なので、不在にしていることの多い家庭もコストメリットは少ないでしょう。
こまかな温度調整が難しい
全館空調は好みの温度に設定することはできますが、こまかな温度調整や急速な冷暖房には不向き。部屋ごとに温度設定できるシステムもありますが、設定できる範囲は限られていることが多くなっています。
もっとも、「一般的に快適と言われる温度」に保ってくれるのが全館空調の特徴。極端な暑がり、寒がりでないなら、衣服などで十分に対応できるはずです。
故障すると家全体の冷暖房が使えない
全館空調は1つのシステムで空調を管理する分、故障すると家全体に被害が及んでしまいます。一般的なエアコンなら壊れても他の部屋に避難すれば難を逃れられますが、全館空調の場合、そうはいきません。
さらに、作業できる業者が限られているので、修理までに時間がかかるケースも。全館空調を導入する際は、アフターサポートも踏まえて検討しましょう。

編集部
中には1階と2階で独立した空調システムを持ち、故障した際のダメージが少ない全館空調もあります。
ニオイが全体に広がることも
まれなケースですが、キッチンやペットのニオイがダクトを通じて、各部屋に広がってしまうことがあります。広い範囲にニオイが及んでしまうと、消臭に時間がかかる場合も。
これは、フィルターの目詰まりや換気システムの故障といった場合に発生します。換気機能や空気清浄機能が十分に機能している状態なら通常は起こりえませんが、留意しておきましょう。
室内が乾燥しやすい
冬場は室内の空気も乾燥しやすくなる傾向にありますが、外気を積極的に採り入れる全館空調の場合は特に注意が必要です。
多くの全館空調では湿度も調整してくれるものが多くなっていますが、室内の温度が低いと湿度が下がる現象自体は一般的なエアコンも変わりません。加湿器などを併用して対処する必要があります。
全館空調の電気代節約術

全館空調の家で電気代を節約するポイントを解説します。次の7点を意識しましょう。
- 家の環境性能を高める
- 効率的にダクトを配管する
- 温度・風量を適切に設定する
- こまめに清掃する
- 予約機能や運転停止機能を活用する
- 他の家電も併用する
- 電力会社・電気料金プランを見直す
家の環境性能を高める
全館空調を導入するなら、住宅自体を高断熱・高気密にすることはマストと考えるべきでしょう。外気温の影響を大きく受ける家では冷暖房に多くのエネルギーを消費するため、電気代が高くなってしまいます。
新築はもちろん、リノベーション時の導入でも断熱性能の向上を図りたいところ。断熱材の性能や施工方法だけでなく、窓ガラスやサッシの断熱性能にも注目してメーカーや施工業者を選びましょう。
効率的にダクトを配管する
天井吹き出し型の場合、本体の性能が優秀でも配管の取り回しが悪かったり、ダクトが長すぎたりすると、スムーズに空気を送ることができません。冷暖房・送風の効率が悪くなり、全館空調本来の性能を発揮できないばかりか、電気代も高くなってしまいます。
住宅設計時には、各部屋吹き出し口の位置と合わせて、配管をよく検討することが重要。全館空調で実績のある設計・施工業者を選びましょう。
温度・風量を適切に設定する
同じ1℃温度調整するにしても、全館空調では家全体の温度を変えるため、多くのエネルギーが必要です。節電するには適温を意識し、必要以上に温度や風量を上げないようにしましょう。一般的には、日中の設定温度は夏が26~28℃、冬が20~22℃とするのが適切です。
また、全館空調システムの多くは室内の温度や湿度をモニターし、自動的に最適な風量にしてくれる「自動運転モード」を搭載。消費電力を抑えながら風量を効率的に調整してくれるため、手動で設定するより節電につながるケースが多くなっています。
こまめに清掃する
全館空調では、空気を送る経路の途中にはフィルターが備わっています。しかし、ゴミやホコリなどでフィルターが目詰まりすると抵抗となり、多くの電力を消費してしまいます。
フィルターの清掃・交換頻度はシステムや使用環境によって異なりますが、1〜2週間に1度は汚れ具合をチェックしておくと良いでしょう。

編集部
ダクト内部や熱交換器など自分で点検が難しい部分は、専門業者にメンテナンスを依頼しましょう。定期的にメンテナンスすることでトラブルを防ぐとともに、不具合による余計な電気代の発生を抑えられます。
予約機能や運転停止機能を活用する
春や秋の冷暖房が必要ない時期は、運転停止にすることで電気代を節約できます。ただし、電力を最も多く使うのは起動時なので、頻繁にオンオフするとかえって電気代が高くなってしまうことも。
予約機能や省エネモードが備わっている場合は、そうした機能を上手く活用しましょう。不在の時間帯は設定温度を控えめにする「スケジュール運転」や、誰もいない部屋の風量を最小限に抑える機能を備えたシステムもあります。

編集部
換気機能が含まれている全館空調などでは、運転を停止できない場合もあるので注意が必要です。
他の家電も併用する
システムによっては陽の当たる部屋と、奥にある部屋では温度差が生じてしまうことがあります。夏場など、特に暑いと感じたときは冷房温度を低くするより、扇風機やサーキュレーターで調整したほうが経済的でしょう。
湿度調整機能をもたないシステムなら、冬場は加湿器、夏場は除湿機を併用すると設定温度を変えなくても快適に感じられます。冷暖房に頼りすぎないことも節約のポイントです。
電力会社・電気料金プランを見直す
全館空調は常に自動運転することで本来の性能を発揮しやすくなります。それだけにライフスタイルによっては節電が難しい場合も少なくありません。
コスト低減したいなら節電と同時に、電力会社・電気料金プランの切り替えも検討したいところ。プランによっては同じ電気使用量のままでも、安くなるケースがあるからです。
例えば、ENEOSでんきは電気使用量が多いほどお得になりやすい料金設定を採用しています。冬や夏、全館空調の電気代が高くなりがちな季節も安心でしょう。
全館空調を活用しながら電気代も賢く節約
全館空調は住環境に見合った適切なシステムを選び、正しい使い方をすれば電気代を節約できます。場合によっては、エアコンを各部屋に設置するよりランニングコストが安く済むケースもあるでしょう。
それでもさらに節約したいなら、電力会社・電気料金プランの切り替えを検討するのがおすすめです。特に、電気を多く使う家庭では節電の効果がいっそう高まるかもしれません。ENEOSでんきはそうした選択肢のひとつ。まずはシミュレーションで、月々の電気代がどれくらい安くなるか試してください。
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