引越しの費用相場はいくら?世帯人数や移動距離・時期別の違いと安く抑えるためのポイントを徹底解説

引越しの費用は、荷物の量や移動距離、依頼する時期によって変動します。

3月や4月の繁忙期とそれ以外の通常期では、数万円単位で差が出ることも少なくありません。

特に初めて引越しをされる方にとっては、提示された見積もり額が妥当かどうかを判断するのは難しいものです。

この記事では、世帯人数ごとの費用相場や、安く抑えやすい曜日・時間帯について解説します。

費用の内訳や支払いタイミング、相見積もりのコツなど、引越し費用を安く抑えるポイントも紹介していますので、新生活の準備を進める参考にしてください。

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引越し費用の相場はどれくらい?人数ごとに解説

引越しにかかる費用は、おもに「荷物の量」「移動距離」「時期」の3つによって決まります。

一律の料金設定があるわけではなく、それぞれの条件が組み合わさって金額が変動するため、まずは自分の状況に近い目安を知っておくことが大切です。

特に「時期」による影響は大きく、通常期か繁忙期かによって見積もり額が大幅に変動します。

ここからは、二人以上の世帯と一人暮らしのケースに分け、それぞれの具体的な相場を詳しく見ていきましょう。

二人以上の引越し費用相場は?

家族など二人以上の世帯では、一人暮らしに比べて大型の家具や家電が多くなるため、大きめのトラックや追加の作業スタッフが必要とされるケースが一般的です。

荷物量が増える分、一人暮らしよりも全体的な費用は高くなる傾向にあります。

繁忙期(2月~4月頃)

新生活の準備が重なる繁忙期の平均費用は、二人家族で105,238円、三人家族で130,295円です。

この時期は業者の予約が埋まりやすく、移動距離が伸びるほど料金も高くなります。

繁忙期の引越し費用相場(二人以上)

単身
(荷物小)

単身
(荷物大)

2人家族

3人家族

4人家族

5人家族以上

全平均

57,848円

81,931円

105,238円

130,295円

165,938円

215,636円

~15km未満
(同市区町村程度)

45,356円

62,126円

83,041円

105,527円

127,509円

153,843円

~50km未満
(同都道府県程度)

49,853円

68,058円

95,033円

119,496円

151,901円

193,501円

~200km未満
(同一地方程度)

59,753円

88,943円

128,629円

145,076円

190,699円

252,427円

~500km未満
(近隣地方程度)

70,171円

110,650円

165,777円

209,417円

259,358円

328,835円

500km以上
(遠距離地方程度)

80,933円

130,589円

229,219円

286,832円

331,710円

404,853円

  • 2026年2月24日時点

3月下旬から4月上旬にかけては引越しの依頼が最も集中し、提示される料金が通常より数万円ほど上乗せされることも珍しくありません。

希望する日程で予約を取るだけでも一苦労するため、繁忙期に重なる場合は早めに見積もりを依頼し、少しでも負担を抑えるための対策を立てるのが賢明です。

通常期(5月~1月頃)

引越しの依頼が比較的落ち着く通常期の平均費用は、二人家族で78,766円、三人家族で97,103円です。

繁忙期と比べると全体的に料金が下がるため、コストを優先するならこの時期の引越しがおすすめです。

通常期の引越し費用相場(二人以上)

単身
(荷物小)

単身
(荷物大)

2人家族

3人家族

4人家族

5人家族以上

全平均

46,838円

60,442円

78,766円

97,103円

120,205円

168,526円

~15km未満
(同市区町村程度)

38,335円

50,923円

68,554円

84,952円

103,574円

144,493円

~50km未満
(同都道府県程度)

41,160円

52,386円

75,200円

94,584円

123,434円

159,258円

~200km未満
(同一地方程度)

50,347円

68,418円

91,124円

109,146円

143,651円

196,855円

~500km未満
(近隣地方程度)

59,362円

86,156円

119,074円

150,803円

187,499円

241,500円

500km以上
(遠距離地方程度)

72,572円

104,331円

162,360円

203,541円

240,014円

346,160円

  • より、「荷物少なめ」は2人家族、「荷物多め」は4人家族の平均値を参照。

  • 2026年2月24日時点

通常期は希望の日時で予約が取りやすいうえに、業者側のスケジュールに余裕があるため、価格交渉の相談に乗ってもらいやすいというメリットもあります。

特段の事情がなければ、9月の転勤シーズンなどを避けた平日に設定することで、より手頃な価格で引越しができる可能性が高まります。

一人暮らしの引越し費用相場は?

単身での引越しは、家族連れに比べて荷物の量が限られるため、専用の「単身パック」や軽トラックを利用してコストを抑えやすいのが特徴です。

移動距離や時期による変動を踏まえつつ、ご自身の持ち物に見合ったプランを選ぶことがポイントとなります。

<繁忙期(2月~4月頃)

新生活に向けて需要がピークに達する2月〜4月は、業者の人手不足なども重なり、料金が最も高い水準となります。

この時期の単身引越しの平均費用は、荷物少なめの場合で57,848円、荷物多めの場合では81,931円が目安です。

繁忙期の引越し費用相場(一人暮らし)

移動距離の目安

荷物少なめ

荷物多め

全平均

57,848円

81,931円

同市区町村程度(~15km未満)

45,356円

62,126円

同都道府県程度(~50km未満)

49,853円

68,058円

同一地方程度(~200km未満)

59,753円

88,943円

近隣地方程度(~500km未満)

70,171円

110,650円

遠距離地方程度(500km以上)

80,933円

130,589円

  • 2026年2月24日時点

進学や就職が重なるこの季節は、単身向けのコンパクトなトラックから順に予約が埋まっていく傾向があります。

トラックの空き状況によっては、荷物が少なくても一回り大きな車両を手配せざるを得なくなり、想定より出費が増えてしまうケースも考えられるため、早めの予約を心がけましょう。

通常期(5月~1月頃)

引越しが落ち着く5月〜1月は、繁忙期に比べて予算を低く抑えられます。

通常期の平均費用は、荷物少なめの場合で46,838円、荷物多めの場合で60,442円となり、時期をずらすだけで出費を大幅に軽減できることがわかります。

通常期の引越し費用相場(一人暮らし)

移動距離の目安

荷物少なめ

荷物多め

全平均

46,838円

60,442円

同市区町村程度(~15km未満)

38,335円

50,923円

同都道府県程度(~50km未満)

41,160円

52,386円

同一地方程度(~200km未満)

50,347円

68,418円

近隣地方程度(~500km未満)

59,362円

86,156円

遠距離地方程度(500km以上)

72,572円

104,331円

  • 2026年2月24日時点

5月~1月頃は業者側のスケジュールに空きが出やすいため、値引きに関する相談にも柔軟に乗ってもらいやすい傾向があります。

仕事や学校の都合でどうしても時期を選べない場合を除けば、通常期を選ぶことで、より納得感のある料金で引越しを進められるでしょう。

電気・ガスの引越し手続きはお済ですか?

引越し時は、電気・ガスなどの開通手続きも必要です。特に異なる自治体に引越す場合は、新たな電力会社・ガス会社と契約しなければならないケースもあるでしょう。

いずれにせよ電力会社・ガス会社に連絡するなら、同時に光熱費を見直してみるのがおすすめ。自分に合った電気・ガス料金プランに乗り換えることができれば、毎月の電気・ガス代を抑えられる可能性があります。

ENEOSでんきは、電気の使用量が多いほどお得になりやすい料金設定を採用。提携しているサービスのポイント還元率が高くなる特典なども用意しています。都市ガスとのセット割も用意されているので、ぜひ合わせて検討ください。

  • ENEOS都市ガスの供給エリアは、東京ガス(株)・京葉ガス(株)管内です。

1年で最も引越し費用が高くなる時期は3〜4月

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引越し料金が1年で最も高騰するのは、3月から4月にかけての時期です。

この期間は、新生活に向けた「最繁忙期」と呼ばれ、1年間の引越し件数のうち、3月の1カ月だけで通常月の約2倍もの依頼が集中します。

なぜこれほどまでに特定の時期に偏るのかというと、やはり4月の新年度スタートが大きな理由です。

大学への入学や新社会人の入社、企業の人事異動による転勤などが一斉に重なるため、全国的に人の動きが活発になります。

国土交通省からも「引越し時期の分散」への協力が呼びかけられるほど、この時期はトラックや作業スタッフの確保が非常に困難です。

需要が供給を大幅に上回るため、業者側も割増料金を設定せざるを得ず、他の月と比べて見積もり額が2倍近くに跳ね上がることも珍しくありません。

特に「3月末の土日」は予約を取ること自体が難しくなるため、可能であれば時期を数週間ずらすだけでも、費用や手間の面でメリットが得られます。

時間帯別の引越し費用では午後が安い傾向

引越しを依頼する際、意外と見落としがちなのが「作業を開始する時間帯」の選択です。引越しの時間帯は、基本的に「午前便」「午後便」「フリー便」に大別できます。

一般的には、朝一番から作業を始めて明るいうちに新居への搬入を終えられる「午前便」に人気が集中します。

その日のうちに荷解きを進められるメリットがある一方で、需要が高い分、料金も割高に設定されることがほとんどです。

少しでも費用を安く抑えたいのであれば、午後の時間帯からスタートするプランや、業者の都合に時間を合わせる「フリー便」の活用がおすすめです。

午後便は、午前中の作業を終えたトラックが次のお宅へ向かう仕組みのため、業者の稼働効率が良く、その分料金が安くなる傾向にあります。

作業の開始時間が当日の状況次第で前後したり、新居への到着が夕方以降になったりと、時間にゆとりを持つ必要はありますが、内容自体は午前便と変わりません。

当日のスケジュールを空けておけるなら、時間指定を外すだけで数千円から、場合によっては1万円以上の節約につながることもあります。

引越し費用を少しでも抑えたい方には、ぜひ検討していただきたいポイントです。

曜日別の引越し費用では平日が安い傾向

引越し費用を予算内に収めるなら、「曜日の選択」も重要です。

一般的に、多くの人が休みを利用して作業を行いたいと考えるため、土日や祝日は予約が集中しやすく、料金も高めに設定される傾向があります。

特に「翌日が休みでゆっくり片付けができる」という理由から、土曜日は人気が高いです。

反対に、平日は業者のスケジュールに比較的ゆとりがあるため、土日祝日に比べて費用を安く抑えられる可能性が高まります。

有給休暇などを活用して平日に動けるのであれば、それだけで数千円から数万円の節約につながることも少なくありません。

また、平日のなかでも「大安」などの縁起が良いとされる日は引越しを希望する人が増え、混雑しがちです。

特にこだわりがないのであれば、仏滅などの日を狙うことで手頃な料金で予約が取れる場合もあります。

引越し費用(業者に依頼した場合)

引越し業者から届く見積書には、さまざまな項目が並んでいます。

その内訳は、国が定めるルールにより「基準運賃+料金+実費+附帯サービス」の4つで整理されています。

それぞれの内容を理解しておくと、提示された金額が妥当かどうかを自分自身でしっかり判断できるようになるでしょう。

基準運賃

基準運賃は、荷物を運ぶ距離や作業に要する時間によって決まります。

引越し業者によって異なりますが、一般的には移動距離が100km以内なら「時間制」、100kmを超えるなら「距離制」が採用されます。

荷物量が多くて積み込みに時間がかかったり、階段作業などで所要時間が延びたりすると、基準運賃もあわせて増える仕組みです。

割増料金

割増料金とは、日時や条件によって、通常料金に上乗せされる追加費用のことです。

国土交通省は運送業向けに「標準的な運賃・料金」の目安を示しており、この目安では、休日や深夜・早朝の運送について、標準運賃に対して2割程度の割増が想定されています。

ただし、これはあくまで標準的な目安であり、実際の割増率は引越し業者ごとに異なります。業者によっては、深夜・早朝の作業を3割増としている場合もあります。

出費を抑えたい場合は、平日の日中を選ぶか、作業開始時間を業者に任せる「フリー便」を利用すると、費用を抑えやすくなります。

実費(人件費や梱包資材費など)

当日の作業にあたるスタッフの人件費や、段ボール・ガムテープといった梱包資材の代金は「実費」として計算されます。

また、遠方への引越しで高速道路を利用した際の通行料も、この実費に含まれます。

これらは引越しの規模や経路に応じて実際に発生する費用の積み上げとなるため、見積もり時に内訳をよく確認しておきましょう。

オプション料金

エアコンの取り外し・取り付けやピアノの特殊輸送、不用品の処分など、基本作業以外で個別に追加する業務は「附帯サービス料」として請求されます。

すべてを業者に頼むと便利ですが、自分でできる家電の配線などは自身で行うように工夫すると、オプション費用を節約できます。

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引越し料金はいつ支払う?

引越し代金は、当日の作業が始まる前に支払う「先払い」が一般的です。

国土交通省の「標準引越運送約款」には、引越し料金について「原則として作業開始前に支払うが、状況によっては完了後でも認める」と定められています。

そのため、業者によっては作業完了後の支払いを認めるケースもあります。

基本的には、スタッフ到着後の挨拶や作業説明が終わったタイミングで精算を求められることが多いので、現金払いの場合はすぐに出せるよう準備しておきましょう。

なお、クレジットカードや振込を希望する場合は、数日前までに手続きが必要なこともあるため、見積もり時に確認しておくとスムーズです。

引越し費用を抑えるポイント

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引越しは何かとお金がかかるものですが、ちょっとした工夫や選択次第で、見積もり金額を抑えることが可能です。

ここでは、初めての引越しでも実践しやすい、節約のポイントをまとめてご紹介します。

いくつかの引越し業者へ相見積もりを依頼する

引越し料金には決まった定価がないため、まずは3社ほどから「相見積もり」を取ることが大切です。

複数社の条件を比較することで、提示された金額が相場に見合っているかを確認でき、より安い業者を選びやすくなります。

また、見積書の各項目に目を通し、身に覚えのないオプションが含まれていないかなど内訳をチェックしましょう。

内容に違和感がある場合は、遠慮なく質問して曖昧な部分を解消しておくことをおすすめします。

繁忙期を避けて通常期に依頼する

引越しのタイミングを自由に選べる環境であれば、5月から1月頃までの「通常期」に予定を組むのがおすすめです。

この時期は業者側のスケジュールに余裕があるため、価格交渉の相談に乗ってもらいやすいという実利的なメリットがあります。

どうしても3月や4月に重なってしまう場合でも、「月初」や「仏滅」などの日程を選ぶだけで、ピーク時よりはコストを抑えられる可能性が高まります。

月初は、賃貸物件の退去日や契約終了日が月末に集中しやすいことから、月末に比べて依頼が少なくなりやすく、仏滅は敬遠されがちな分、比較的予約が取りやすいためです。

家具・家電は引越し先で購入する

ベッドや大型冷蔵庫といった重量のある家財は、運搬のために大きなトラックや追加のスタッフが必要で、見積もり額を高くする要因となります。

長年使っていて買い替えを考えているものがあるなら、今の場所で処分して新居で新しいものを購入するのが賢い方法です。

引越し代を安く抑えられた分、最新の省エネ家電や自分好みの家具を揃える費用に充てられ、新生活の質も向上するでしょう。

荷造り・荷解きは自分自身で行う

箱詰めなどの作業をすべてお任せできるプランは魅力的ですが、これらは追加のサービス料金が発生するオプション扱いです。

コストを最優先するなら、ダンボールへの荷詰めと新居での荷解きは自分自身で頑張ってみましょう。

自分の手で一つひとつ荷物をまとめることで、本当に必要なものだけを選別でき、身軽に引越しができるという副次的なメリットもあります。

自分で作業を進めるだけで、数万円もの差が出ることもあります。

荷物の量に合ったプランを選ぶ

自分の荷物量に対して大きすぎるプランを選んでしまうと、無駄な支払いが発生してしまいます。

まずは家の中を整理して、運ぶ荷物の量を正確に把握しましょう。

一人暮らしで荷物が少ない方なら、専用のボックスに荷物を収めて運ぶ「単身パック」がおすすめです。

通常のトラック貸切プランよりも手頃な価格設定になっていることが多いため、規定のサイズ内に収まりそうであれば、積極的に検討してみる価値があります。

学生のあり表場合は学割を使う

学生の方は、引越し業者が用意している「学割」が使えるかどうかをチェックしてみましょう。

たとえば「アート引越センターの学割パック(※2026年1月執筆時点)」のように、学生証を提示するだけで通常よりお得な条件で依頼できる専用プランが存在します。

なかには、訪問見積もりの手間を省けるサービスや、新生活を応援する特典が付いていることもあります。

卒業を控えたタイミングでの引越しでも適用されるケースが多いため、学生の特権を賢く使いましょう。

大安などの縁起がいい日を避ける

意外と見落としがちなのが、カレンダーに記された「お日柄」です。

「大安」や「友引」などは引越し時期としても人気が高く、平日の日中であっても予約が集中するため、料金が高めに設定されがちです。

特にこだわりがないのであれば、あえてこうした日を避けて日程を選ぶのが節約のコツといえるでしょう。

需要が落ち着いているタイミングであれば、予約が取りやすくなるだけでなく、料金面でもより有利な提案を受けられる可能性が広がります。

「混雑便」を利用する

「混載便」は、同じ方向へ向かう他の方の荷物と一緒に、1台の大きなトラックに相乗りさせるような運び方です。

1台の運行コストをみんなでシェアする形になるため、トラックを1台丸ごと借り切るよりも料金がぐっと安くなります。

到着までの日時に少し余裕が必要な場合もありますが、長距離の移動で「時間はかかってもいいから、とにかく安く済ませたい」という方には、相性の良いお得な選択肢です。

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引越し費用の相場を知って効率的に費用を抑えよう!

引越し費用は、荷物の量や移動距離だけでなく、時期や時間帯の選び方ひとつで数万円単位の差が生じる場合があります。

繁忙期を避けたり、平日の午後便を活用したりといった工夫を積極的に取り入れて、賢く新生活の準備を進めましょう。

納得のいく引越しができたら、次は固定費である「電気代」も見直してみませんか?

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