電気の開通(利用開始)・使用停止の手続きが必要です。しかし、引越し準備で忙しく、直前まで手続きできないことも。そうなると、気になるのは「電気は即日開通できるのかどうか」でしょう。
そんな疑問を解決すべく、電気の即日開通について解説。引越し時の手続きや注意点、電力会社の賢い選び方なども説明します。
電気の即日開通はできる!ただし電力会社によって異なる
大前提、電気を引越し当日に使うためには、事前に開通手続き・新規契約を済ませておかなければなりません。しかし、電力会社によっては電気を即日開通することが可能です。
ただ、即日開通できる電力会社は多くなく、対応してくれる時間も限られています。そのため、即日開通する場合でも早めに行動することが大切です。
電気を即日開通できる主な電力会社
東北電力と東京電力EPの2社は即日開通が可能です。対応してくれる時間帯は、東北電力では「当日14時まで」とWEBサイトに明記。東京電力EPは明確でないものの、東北電力と同様、当日14時までが目安です。いずれにせよ、申し込みは早めに済ませましょう。
また、WEBでの手続きでは当日の開通は対応していないものの、電話では対応している地域の電力会社もあります。まずは電話で確認をとるのが良いでしょう。
もちろん、即日開通できるのは地域の電力会社だけではありません。2016年の電力自由化以降に生まれた「新電力」でも対応してくれる電力会社はあります。その代表例は、以下のとおりです。
- Looopでんき
- CDエナジーダイレクト
- 楽々でんき
- クリアでんき
電力会社を選ぶ際は、電気料金プランの内容をきちんと確認しましょう。電気を即日開通できるからと言って、比較検討を怠ると電気代が高くついたり、後から切り替えとなって余計に手間がかかったりする恐れがあります。
開通までの期日を優先したい気持ちはわかりますが、入居後に後悔しないためにも、自分のライフスタイルに合った電力会社を選ぶことが大切です。
電気メーターの種類によって即日開通の対応が異なる
電気メーターには「スマートメーター」と従来型の「アナログメーター」があり、それぞれ即日開通の対応が異なります。引越し当日に電気を使いたいなら、電力会社だけでなく、新居の電気メーターにも注目ください。
スマートメーターの場合:事前に電力会社との契約が必要
スマートメーターで即日開通するなら、事前に電力会社と契約を結ばなければなりません。電力会社は、スマートメーターを遠隔操作で開通や利用停止を行えるからです。
つまり、即日開通に対応してくれる電力会社を見つけ、当日に手続きを済ませる必要があります。ただ、申込み時の状況によっては、開通までに時間がかかるケースも。どうしても当日に電気が使いたいなら、早急に電力会社に連絡してください。

編集部
電気を即日開通したいなら、WEBより電話での申し込みを!多くの電力会社は即日開通の受付を電話でしか対応していません。しかし、3〜4月の引越しシーズンだと、電話が繋がりにくいこともあるので要注意です。
アナログメーターの場合:ブレーカーを上げれば電気を使える
アナログメーターの場合、分電盤にあるブレーカーを上げれば、手続きを済ませていなくても電気を使うことができます。ただし、使用後は早急に電力会社へ連絡し、契約を結ぶこと。未契約状態で使い続けるのはNGです。
ただし、最近ではスマートメーターの普及が進み、主流となっています。アナログメーターの住宅は少ないので、即日開通するためには、引越し前に電力会社と契約を結んでおきましょう。
電気の開通手続きは「引越し1週間前まで」が目安
電気は即日開通できますが、開通手続き・新規契約は事前に済ませておくのが基本です。直前になって動き出すと、契約できる電力会社の選択肢が少なくなるかもしれません。
手続きの目安は通常時なら「引越し1週間前まで」。ただ、3〜4月の引越しシーズンは申し込みが集中し、開通が遅れることもあります。確実に引越し当日から電気を使いたいなら、2週間前を目安に行動すると安心でしょう。

ENEOSでんきは、地域の電力会社と比較すると電力量料金単価が割安に設定されています。電気使用量が多い家庭ほどお得に利用できるプランです。いくらお得になるか電気料金シミュレーションで確認しましょう!
電気を即日開通するための手続き

ここでは、電気を即日開通させる場合の手続きを紹介。スムーズに手続きを済ませるためにも、全体の流れを覚えておきましょう。
- Step1)即日開通できる電力会社を見つける
- Step2)開通手続き・新規契約を行う
- Step3)新居で電気を使えるか確認する
Step1)即日開通できる電力会社を見つける
まずは、引越し先のエリア内に即日開通できる電力会社があるか探しましょう。提供エリアは電力会社のWEBサイトで確認できます。
しかし、WEBと電話で即日開通の可否が異なったり、即日開通できる受付時間が明記されていなかったりすることも少なくありません。そのため、即日対応できるかの確認は電話で直接問い合わせるのがベターです。
Step2)開通手続き・新規契約を行う
開通手続き・新規契約は、できるだけ当日の早い時間帯に手続きすること。電話で即日開通できるかどうか確認したら、そのまま申し込んでしまいましょう。その際、次の情報を手元にまとめておくとスムーズです。
- 契約者の氏名
- 電話番号・メールアドレス
- 旧居・引越し先の住所
- 契約する電気料金プラン
- 電気料金の支払い方法
- お客様番号(電力会社を継続利用する場合)

編集部
引越し先がアナログメーターなら、スマートメーターへの交換が必要となるケースがあります。その場合、即日開通が難しいでしょう。新居が賃貸物件なら、大家さんや管理会社に工事が必要となるかどうか事前に確認しておきましょう。
新規契約する場合は契約している電力会社の解約が必要
引越し先で電力会社と新規契約するなら、旧居で契約していた電力会社と解約しなければなりません。解約手続きはWEBや電話で可能。直前でも対応してくれますが、確実に退去日に解約したいなら引越し1週間前までに手続きを済ませるのが無難です。
Step3)新居で電気を使えるか確認する
申し込みが完了したら、電気が使えるか確認しましょう。スマートメーターならブレーカーを操作する必要はありません。家電などで、電気が供給されているかを確認するだけでOKです。もし電気が使えないなら、早急に電力会社に連絡してください。
一方、アナログメーターならブレーカーを操作する必要があります。ブレーカーは「アンペアブレーカー→漏電ブレーカー→配線用ブレーカー」の順で上げてください。その際、家電の電源を必ず切っておきましょう。
電気を即日開通する場合の注意点
電気を即日開通する場合の注意点をまとめました。引越しまで間がないと慌てやすいでしょうが、次の3つを留意しておきましょう。
- 電気代が二重払いになる可能性がある
- スマートメーターだと土日休日の即日開通が難しい
- そもそも即日開通できない場合がある
電気代が二重払いになる可能性がある
引越しの際は、旧居の使用停止手続きも行う必要があります。これを怠ると、電気を使っていなくても基本料金が発生し続け、電気代を二重に支払う恐れがあります。
即日開通に気を取られて、停止手続きを後回しにしないように要注意。二重払いにならないように、引越しスケジュールを調整することも大切です。
スマートメーターだと土日休日の即日開通が難しい
スマートメーターの住宅で電気を即日開通するなら、引越し当日に電力会社と契約する必要があります。しかし、土日休日は受付時間外となっていることが多いため、基本的に対応ができません。
土日休日も対応している電力会社でも窓口が混み合い、即日開通が難しいことがあります。土日休日に引越し予定なら、事前に手続きを済ませておくのが無難です。
そもそも即日開通できない場合がある
電気の即日開通に対応している電力会社は多くありません。希望する電力会社が即日開通できなかったり、地域に対応してくれる電力会社がなかったりする可能性も十分にあり得ます。
また、即日開通できる電力会社でも申し込み状況によって難しいことがあるので、早めに連絡して対応可能か確認しましょう。
開通期間だけじゃない!電力会社の賢い選び方
前述したとおり、即日開通できるというだけで、電力会社を選ぶと後悔する恐れがあります。ここでは、光熱費を賢く節約できる電力会社を見つけるポイントを紹介。ぜひ参考にしてみてください。
提供エリア内を確認する
提供エリアを確認することは、電力会社選びの第一歩です。気になる電力会社・電気料金プランがあっても、引越し先が対象外では契約できません。だからこそ最初に、最初に希望する電力会社が引越し先で利用できるかを確かめてください。
提供エリアは、電力会社のWEBサイトで調べることが可能。郵便番号や住所で検索できる場合が多く、料金シミュレーションとチェックできることもあります。ただ、提供エリア内でも建物の条件や周辺環境によっては契約できないケースもあるため、早めに確認しましょう。
開通までの期間を確かめる
申し込みから電気が開通するまでの期間も、確認しておきたいポイントです。開通までの期間は電力会社によっては異なります。新規契約なら1〜2週間が一般的ですが、場合によっては1カ月以上先となることも。
どれだけ魅力的な電気料金プランでも、長く電気が使えないようでは現実的には選択肢から外さざるを得ません。開通時期の目安は、電力会社のWEBサイトや申し込みページに記載されていることが多いため、比較検討する際にチェックしておくと安心です。
自分に合った電気料金プランか見極める
最近では電力会社ごとに多様な電気料金プランを提供しています。電力会社を選ぶ際は、自分のライフスタイルに合ったプランがあるかどうかチェックしましょう。
例えば、ENEOSでんきの「Vプラン」は電気使用量ごとに電力量料金単価が決められている仕組みですが、単価自体は地域の電力会社より割安に設定。そのため、電気を多く使う人ほど適したプランとなっています。このように、プランの特徴と電気の使用状況が一致しているか見極めることが大切です。

編集部
そうは言っても、気になるプランを細かく比較するのは大変なので、電力会社が用意する料金シミュレーションを活用して、今の電力会社から乗り換えたらいくらお得になるのか調べるのがおすすめです。
ENEOSでんきでは、一般家庭向けやオール電化住宅向けなど、ライフスタイルに合った豊富な電気料金プランをご用意しています。電気を切り替えると電気代がいくらお得になるのかシミュレーションしてみましょう!
割引・特典を比較する
料金設定だけでなく、割引・特典を比較することも電力会社選びでは重要です。電力会社によっては、継続利用で電気代が安くなる長期契約割引や、各種ポイント還元などが用意されています。
例えば、ENEOSでんきではENEOS都市ガスと合わせて契約することで電気代が年間1,200円安くなる「でんき・ガスセット割」を用意。さらに、Vポイント付与や特別提携カード、ENEOSカードで電気代を支払うと、カード特典であるガソリン代の割引額が増す特典などが用意されています。
こういった割引・特典が適用されれば、日々の生活費を節約可能。もちろん、「自分が無理なく活用できるかどうか」も含めて判断することが重要です。
Vポイント付与、ENEOSカード割引、特別提携カードの併用はできません。
電気の即日開通に関するよくある質問
最後に、電気の即日開通に関するよくある質問に回答。こちらも覚えておいて損はないでしょう。
Q.引越し先の電気メーターの確かめ方は?
電気メーターは、戸建てなら玄関付近や道路側の外壁などに設置。集合住宅なら、マンション共用廊下側の玄関扉付近にあるボックス内にあります。
電気メーターの種類は、見た目から判断できます。スマートメーターは電力消費量がデジタル表示でコンパクト、アナログメーターは回転式の文字盤で大きめです。もし設置場所がわからなかったり、見ても確信が持てなかったりするなら、大家さんや管理会社に確認するのが無難でしょう。
Q.引越し当月の電気代の支払い方は?
引越し当月は、旧居でも新居でも利用した分の電気代が請求されます。旧居の支払いが口座振替やクレジットカード払いなら自動で引き落とし。請求書払いを利用していた場合は、引越し先へ請求書が送付されるので、期日までに対応ください。
引越し先での電気料金の支払い方法は、口座振替やクレジットカード払いなどを選べます。電子マネーにも対応している電力会社もあるので、気になるなら契約前に確認しておきましょう。
即日開通に対応していない電力会社が多いので注意
引越し直前まで手続きを忘れてしまっても、電気は即日開通することができます。ただ、対応してくれる電力会社は限られているのが現状です。引越し当日に電気を使いたいなら、引越し1週間前を目安に行動しましょう。
加えて、引越しを機に光熱費を抑えたいなら、電力会社を切り替えるのが効果的。例えば、ENEOSでんきは、電気を多く使う方に向いたプランを用意しています。自分のライフスタイルに合った電力会社を選ぶことができれば、電気代を無理なく節約できるはずです。
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