家計の見直しは固定費から!効果的な8項目の節約方法をご紹介

「家計を節約したいけれど、何から手を付けてよいか分からない」という方も多いのではないでしょうか?
そもそも家計の支出項目には大きく分けて「固定費」と「変動費」がありますが、一度見直せばその削減効果が長持ちする固定費が、家計の見直しには特におすすめです。
固定費のそれぞれの項目の詳細や、効果的な節約方法など、ファイナンシャルプランナーの舟本美子さんに話を聞きましたので、ぜひ家計の見直しの参考にしてみてください。
本記事内アドバイザー 舟本美子さん
All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。おひとりさまの老後・ペットとの暮らし、開運術をサポートするファイナンシャルプランナー
支出を減らし、家計の見直しをするのにおすすめなのが「固定費」です。まずは支出項目の内容と、固定費を見直すメリットについて舟本さんに解説してもらいます。
家計における支出項目は、大きく分けて「固定費」と「変動費」になります。
家計の見直しを始めるにあたっては、「固定費」と「変動費」の違いを理解することが大切です。
「固定費」とは、毎月ほぼ一定額がかかる支出のこと。
たとえば、家賃・住宅ローン・保険料・電気代やガス代・通信費(スマホやネット)・各種サブスクリプションなどが該当します。
「変動費」とは、月によって金額が変動する支出のことで、主に食費や日用品、交際費、レジャー費などが含まれます。
家計の見直しを行うには「固定費」から始めるのが効果的です。
固定費の見直しは簡単で手間が少ないのもポイント。
一度契約内容を見直せば、その後も効果が継続します。たとえばスマホの料金プランを見直す、不要な保険を解約する、水道光熱費を見直すなど、一度の手続きで長期的に支出を抑えられて、削減効果が持続するのが固定費の強みです。
「変動費」の見直しも大切ですが、節約の効果が見えづらく、ストレスにつながりやすい面があります。
特に食費では、お米や調味料などの主食・基礎調味料の購入が重なる時期があった場合、いざ節約しようと思った矢先に出費が増えてモチベーションが下がってしまうことも。
また、食費を削りすぎると栄養バランスが崩れたり、気持ちがイライラしてしまったりと健康面やメンタル面で逆効果になることもあります。
効率よく家計の見直しをするという意味では、固定費の方がメリットは大きいのです。
固定費は、生活スタイルの変化や契約の見直しを怠ることで知らないうちに膨らみやすい支出です。「一度契約したから」「ずっと同じで安心」と放置せず、最低でも年に1回は見直しの機会を設けることが大切です。今の暮らしに本当に合っているか、チェックしましょう。
固定費を削減するために効果的な項目と、その見直し方法を詳しくご紹介します。
住宅関連費用を見直すには、賃貸と持ち家で対応の仕方が異なります。
賃貸の場合は月々の家賃や管理費が主な出費です。これらを下げるためには、
など、条件を広げたお部屋探しが必要になります。または初期費用を抑えるために敷金・礼金がかからない物件を選ぶ手段や、繁忙期を避けてお部屋探しをすることで家賃が下がる場合もあります。
持ち家の場合はローンの支払いがメインになりますが、その場合は
などの検討が手立てに挙げられます。
舟本さんがまず挙げたのは、省エネ家電について。古いエアコンや冷蔵庫は、最新の省エネ家電に比べて電気代が2倍以上になることも。
初期費用はかかっても、長い目で見ると大きな節約につながる場合があります。
例
参照:環境省:機器の買換で省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
水道費は、契約プランの切り替えがないため、節水を心がける必要があります。一方で光熱費は、こまめな節電のほか、契約している電力会社・プランを自分に合ったものに見直すことでと節約につながります。
光熱費は「基本料金」と「使用量によって変動する従量課金」で構成されています。そのため、ライフスタイルや実際の水道・電力の使用量に見合っていないプランを選択している場合、余分な出費があることも考えられるため、契約会社とプランの見直しががおすすめです。
ENEOSでんきでは、地域の電力会社と比較すると、電気使用量が多くなるにつれ電力量料金が割安になるように設定されています。電気を多く使うご家庭にはぴったりです。
たとえば、4人家族のご家庭なら年間約8,620円お得になることも!
※月間の平均電気使用量が400kWhの場合を想定
※ご使用状況やご契約内容によって、おトクにならない場合がございます。
※東京電力エナジーパートナー(株)(従量電灯B・C)の年間電気料金との比較です。ENEOSでんき東京Vプラン+にねん とく2をご契約の場合の金額です。当社独自の前提による試算で、金額は参考目安です(消費税込)。
※契約アンペア数は40Aにて算出しております。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まれておりません。
※2025年7月時点
まずは電気代をシミュレーションして、お得になる金額をチェック
各種保険の保障内容が今の自分や家族に合っているか見直すことが大切です。
子どもの独立、退職などライフステージが変わっても、昔のままの保障内容を続けていると不要な保険料を払っていることも。
また、保障内容が他の保険と重複していないか、公的保障とバランスが取れているかもチェックしましょう。
スマートフォンの格安プランなどが増え、だいぶ費用を抑えられるようになったのが通信費。
舟本さんは、まずは、スマートフォンの契約プランを見直して、現在のプランが実際の使用状況と合っているかをチェックしてみましょうとアドバイス。
特にWi-Fi環境が整っている場合は、大容量のデータプランが不要なこともあります。
最近はLINE通話など無料通話アプリを使う方が多いはず。通話定額を外すことで費用が下がる可能性もあります。
などの検討も、通信費の見直しが可能です
車を所有すると、ガソリン代・駐車場代・自動車保険など、さまざまな固定費がかかると、舟本さんは指摘します。
まずは、自動車保険の見直しを。家族が運転しないのに「家族特約」がついたままなど、不要な特約を削るだけで保険料が下がるケースも。また、ネット割・早割など各種割引制度も積極的に活用しましょう。
駐車場代は少し離れた場所に移すだけで費用が下がることもあります。
また、あまり車を使わないなら、思い切ってカーシェアを活用するのも選択肢。維持費をぐっと抑えられます。
少しでもガソリン代を安く抑えたい方にも、ENEOSでんきがおすすめです。
上記の両条件を満たす方には、ENEOSでんきのお支払いで通常のENEOSカード割引にプラスしてガソリン・灯油・軽油代がさらに割引に!
※150L/月 まで
電気自動車(EV・PHEV)をお持ちの方には、深夜(1時~5時)の「EVタイム」に充電を行うことでEV充電中の電気料金を抑えられる「EV夜とくプラン」もご用意しています。
最近話題にあがることが多い“サブスク”にも注意、と舟本さん、動画配信や音楽配信、マンガや本、アプリなどのサブスクリプションサービスで、月に500円~1,000円ほどの支出が知らないうちに積み重なっていることも少なくありません。クレジットカードの明細でもつい見落としてしまいがちです。
当初必要と思って契約したとしても、全然使わないものもあるはず。一つ一つは小さい支出ですが、全体で見直すと意外に大きな金額になることもあります。
など、一度契約中のサービスを見直すこともおすすめです。
思い当たる節のない請求はないか、定期的なチェックをすることで解約のし忘れを防げます。
お子さんのいる家庭では、教育費を見直したいご家庭もあるかもしれません。その場合は、ぜひお子さんと一緒に取捨選択をしてみてください。
など、無理に削ろうとせずにお子さんの意見を尊重しながら選択することが重要です。近年はオンラインサービスや学習アプリも充実しているため、切り替えることで待ち時間や送り迎えの時間の短縮もできるかもしれません。
また進学や学費に関しては、奨学金や給付金、学費免除制度など、支援制度を最大限に活用できるよう、情報収集をすることが有効です。
その他の費用として、さまざまなサービスの会費などが挙げられます。
たとえばジムなどのフィットネスクラブに通っている方は、使用頻度と会費が見合っているかを確認するとよいでしょう。
またメンバーシップなどの会費は「月払い」よりも「年払い」にして一括で支払った方がお得な場合も多いもの。節約のために、支払方法まで見直すことがおすすめです。
本記事の「固定費の見直し方法」のうち、「水道光熱費」、「自動車関連費用」でご説明した通り、 ENEOSでんきではさまざまなお得なプランをご用意しています。
【ENEOSでんきがおすすめの方】
お住まいの郵便番号や現在の契約プランなどを入力し、
ENEOSでんきに切り替えた場合に、電気代がどのくらいお得になるのかをチェック!
この記事では、家計の見直しにお勧めの「固定費」の8項目と、それぞれの節約方法をご紹介しました。ファイナンシャルプランナーの舟本美子さんによると、「固定費は、気づきにくくても、見直せばすぐに効果が出るという性質があります。年に1回の固定費の見直しを“固定費健康診断”と考えて習慣化することが、ムリなく家計を整える第一歩です」とのこと。
一度の見直しで削減効果が長く続く固定費の見直しに、ぜひ参考にしてみてくださいね。