家族4人でお住まいの人の中には、「ガス代が思ったより高い!」「ガスを使いすぎている?」と感じている人もいるのではないでしょうか。家族が増えれば、お風呂や料理でガスを使う機会も自然と増えますが、平均を知ることで、家庭の今の状況を客観的に見つめ直すことができます。
そこで今回は、4人家族のガス代の平均を紹介。さらに、ガス代の内訳や都市ガスとプロパンガスの違い、ガスの節約術なども解説します。
4人家族のガス代の平均はどれくらい?世帯人数別とも比較
まずは、4人家族のガス代を他の世帯ごとの平均と比較してみましょう。
年次 | 4人家族 | 一人暮らし | 2人暮らし | 3人家族 | 5人家族 | 6人家族以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
2024年 | 5,015円 | 3,056円 | 4,497円 | 5,121円 | 4,284円 | 4,551円 |
2023年 | 5,284円 | 3,359円 | 4,971円 | 5,591円 | 5,131円 | 5,469円 |
2022年 | 5,427円 | 3,331円 | 4,900円 | 5,555円 | 5,506円 | 6,156円 |
2021年 | 4,882円 | 3,001円 | 4,330円 | 4,930円 | 4,883円 | 5,213円 |
2020年 | 5,202円 | 3,021円 | 4,354円 | 4,960円 | 4,836円 | 5,073円 |
過去5年間における4人家族のガス代はおおむね5,000〜5,500円。3人家族や5人家族、6人家族と比べて、大きな差はないことがわかります。
これは、調理や浴槽のお湯張りなど、家族で共有できる部分があるからでしょう。一定の人数を超えると、ガス代が人数に比例して純増するわけではないことがわかります。
4人家族のガス代の平均を季節別に比較
ガス代は1年を通して一定ではありません。各世帯のガス代を四半期別にまとめました。
季節(期間) | 4人家族 | 一人暮らし | 2人暮らし | 3人家族 | 5人家族 | 6人家族以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
冬(2025年1~3月期) | 7,146円 | 3,941円 | 6,436円 | 7,098円 | 6,743円 | 6,207円 |
秋(2024年10~12月期) | 4,297円 | 2,471円 | 3,523円 | 4,132円 | 3,749円 | 3,259円 |
夏(2024年7~9月期) | 3,604円 | 2,209円 | 3,298円 | 3,599円 | 3,406円 | 3,608円 |
春(2024年4~6月期) | 5,846円 | 3,068円 | 5,134円 | 5,846円 | 4,967円 | 5,575円 |
2人暮らし以上は月別のデータを四半期ごとに再計算。
季節によってガス代に大きな変動があることが見て取れます。特に、4人家族は季節による変動が大きく、最もガス代が高い冬は7,000円台で、最も安い夏は3,000円台。最大で2倍近い差がありました。
注目したいのは、家族が多いほどガス代が高くなるわけではない点。例えば、冬は5人家族よりも、4人家族のほうが高額です。このことからガス代の変動は、料理・入浴の回数の差やガス機器の使い方の違いなど、世帯人数よりライフスタイルの影響が大きいと推測できます。
ガス代は地域によって異なる
地域によってもガス代には差が出ます。あくまで総世帯のデータですが、地域別のガス代の平均を確認してみましょう。
地方 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 |
|---|---|---|---|---|---|
北海道地方 | 4,499円 | 3,930円 | 4,383円 | 3,783円 | 3,366円 |
東北地方 | 3,691円 | 3,678円 | 4,288円 | 3,869円 | 3,856円 |
関東地方 | 4,370円 | 4,887円 | 4,921円 | 4,346円 | 4,522円 |
北陸地方 | 3,564円 | 3,864円 | 4,153円 | 3,593円 | 3,510円 |
東海地方 | 4,363円 | 5,017円 | 4,896円 | 4,354円 | 4,461円 |
近畿地方 | 4,377円 | 5,046円 | 4,677円 | 4,178円 | 4,130円 |
中国地方 | 3,296円 | 3,636円 | 3,775円 | 3,670円 | 3,601円 |
四国地方 | 3,530円 | 3,559円 | 3,251円 | 3,467円 | 3,268円 |
九州地方 | 3,431円 | 3,787円 | 3,887円 | 3,454円 | 3,801円 |
沖縄地方 | 3,735円 | 3,809円 | 3,788円 | 3,702円 | 3,448円 |
地域によってガス代に差があるのは、平均気温の違いが主な要因でしょう。冬場にはガスの使用量が増えるため、寒い地域ほど料金が増す傾向があります。
過去5年間のデータによると、北海道の平均ガス代は約3,300〜4,500円ですが、温暖な沖縄地方では約3,400〜3,800円。最高額で比べると約700円近くの差が見られました。
ガス代は住宅によって異なる
ガス代は、お住まいの住宅のタイプによっても左右されます。戸建て住宅と集合住宅における4人世帯以上のガス代の平均値を見ていきましょう。
月 | 戸建て住宅 | 集合住宅 |
|---|---|---|
1月 | 11,761円 | 10,222円 |
3月 | 9,866円 | 8,392円 |
5月 | 5,330円 | 4,909円 |
7月 | 3,418円 | 3,208円 |
9月 | 4,050円 | 3,937円 |
11月 | 8,424円 | 7,565円 |
ガス代は162円/m³(平成29年版 ガス事業便覧 平成28年度実績 供給約款 料金平均(合計平均)を45MJに換算 小数点第一位を切り捨て)で試算。
このように、ガス代は戸建て住宅のほうが高額です。マンションなどの集合住宅は上下左右の部屋に囲まれているため、外気に触れる面積が少なく、熱が逃げにくくなっています。
つまり、戸建て住宅は気密性や断熱性が集合住宅より低いため、暖房の熱が逃げやすく、ガス代がかかりやすいのです。

編集部
住宅の広さも、ガス代に影響します。狭い部屋よりも広いリビングでガスファンヒーターや床暖房を使うほうが、より多くのガスを消費します。
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ENEOS都市ガスの供給エリアは、東京ガス(株)・京葉ガス(株)管内です。
ガス代が決まる仕組みは?料金の内訳を紹介
ガス代は「基本料金+従量料金±原料費調整額」で算出されます。この3つの料金の特徴は以下の通りです。
ガスの使用量にかかわらず毎月固定で発生する料金。ガスメーターの検針や保安、供給設備の維持管理などの費用に充てられます。
実際に使用したガスの量に応じて計算される料金。ガス会社の多くは、ガスを使うほど単価が安くなる料金設定を採用しています。
ガスの原料となるLNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)の輸入価格や為替レートの変動を、ガス料金に反映させるための料金。原料費調整単価は毎月変動するため、注意が必要です。単価は各ガス会社のウェブサイトで確認することができます。
月々の原料費調整単価はどれくらい?
原料費調整単価は原料価格が高騰すれば単価は加算され、下落すれば減算されます。最近では、物価高を考慮した政府の支援値引きによって、単価が減額されることも。
一例として、ENEOS都市ガスの原料費調整単価を見てみましょう。
年月 | 東京ガスエリア | 京葉ガスエリア |
|---|---|---|
2025年11月分 | 24.68円/m³ | 8.10円/m³ |
2025年10月分 | 17.30円/m³ | 0.64円/m³ |
2025年9月分 | 16.55円/m³ | -0.29円/m³ |
2025年8月分 | 20.33円/m³ | 3.31円/m³ |
2025年7月分 | 30.82円/m³ | 13.45円/m³ |
2025年6月分 | 34.48円/m³ | 16.21円/m³ |
2025年5月分 | 35.19円/m³ | 16.83円/m³ |
2025年4月分 | 30.55円/m³ | 12.10円/m³ |
2025年3月分 | 22.78円/m³ | 4.87円/m³ |
2025年2月分 | 21.36円/m³ | 3.72円/m³ |
2025年1月分 | 31.09円/m³ | 13.45円/m³ |
2024年12月分 | 32.61円/m³ | 14.70円/m³ |
2024年11月分 | 23.50円/m³ | 5.50円/m³ |
2024年9~11月分、2025年2~4月分、2025年8~10月分の単価は、政府支援値引きを反映した料金です。
ENEOS都市ガスの供給エリアは東京ガス・京葉ガスですが、原料費調整単価はそれぞれ異なります。料金は毎月改定されますが、その都度WEBサイトで公表されているので、気になる方は以下からチェックしてみてください。
都市ガスとLP(プロパン)ガスの違いを解説
家庭で使用するガスは都市ガスとLP(プロパン)ガスに大別でき、特徴も異なります。
比較項目 | 都市ガス | LPガス |
|---|---|---|
主な原料 | メタンを主成分とする液化天然ガス(LNG) | プロパンやブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG) |
エネルギー量(1m³あたり) | やや低い(約11,000kcal) | 高め(約24,000kcal) |
ガスの重さ | 空気より軽い | 空気より重い |
料金単価(1m³あたり) | LPガスより安価な設定が多い | 都市ガスより高めに設定されていることが多い |
供給方法 | 地中に敷設されたガス管を通して供給される | ガス販売業者がボンベを各家庭に配送して供給する |
災害時の復旧スピード | 復旧に時間がかかる傾向にある | 比較的早く復旧する傾向にある |
LPガスは都市ガスより単価が高くなりますが、都市ガスと比べて約2.2倍の熱量を持っています。つまり、同じ火力を得るために必要なガスの量は都市ガスより少なくて済むのです。そのため、単純に「LPガスはガス代も高い」とは言えません。
4人家族に限定したものではありませんが、1世帯が1年間に支払ったガス代は都市ガスが3.6万円、LPガスが2.2万円というデータもあります。
ガス代は、地域や住宅、使い方などさまざまな要素に左右されます。ガスの種類だけで「高い/安い」を判断することはできません。
LPガスは都市ガスと異なる料金制度がある
都市ガスもLPガスもガス代の算出方法は変わりません。ただし、LPガスの場合は「三部料金制」や「最低責任使用料金制」といった制度が存在します。
料金を「基本料金」「従量料金」「設備使用料」の3つに分けて計算する方式です。設備使用料はガスボンベやガスメーターなど、LPガスを利用するために設置されている設備のレンタル料や維持費に相当します。特に、賃貸住宅などで見られる契約形態です。
あらかじめ最低使用量を設定する制度です。実際のガス使用量が最低使用量に満たない場合でも、一定の料金が請求されます。逆に最低使用量を超えて使用すると、最低料金に加えて超過分の従量料金が加算されるのが特徴です。

編集部
ご自宅でLPガスを利用している場合は、契約がどの料金制度になっているか、一度契約書や検針票を確認してみることをおすすめします。
4人家族のガス代が高くなる理由を解説
4人家族のガス代が平均より高い場合、日々の生活の中にムダが隠れているかもしれません。ここでは、4人家族の具体的な生活シーンに沿いながら、ガス代が高くなりがちな理由を解説します。
ガス暖房の設定温度や使用頻度が高い
冬場におけるガス代高騰の主な原因は暖房です。特に、ガスファンヒーターやガス温水床暖房はパワフルな反面、ガス消費量も多くなります。4人家族の場合、リビングが広い家庭も多く、その空間を早く暖めようと、設定温度も高くなりがちです。
暖房をつける時間も、長くなる傾向にあります。例えば、「朝早く出かけるお父さんがリビングの暖房をつけ、日中はお母さんと幼い子ども、そして夜は家族全員がそろって過ごす」と長時間使用すれば、ガス代は高くなるでしょう。
入浴時にお湯や追い焚き機能を使いすぎている
4人家族の生活において、お風呂もガス消費量が増える場面の一つ。例えば、家族4人全員が毎日シャワーを浴び、一人ひとりがその時間を意識していないと、それだけで大量のお湯を消費してしまいます。
浴槽にお湯を張る際も、湯量を多く設定しすぎたり、給湯温度を高く設定したりしていると、ガス代が高くなりかねません。
追い焚き機能の多用も気をつけたいポイント。最初に入った人と最後に入った人の間隔が空くと、お湯はどんどん冷めてしまいます。そのたびに追い焚きボタンを押していると、ガスを余計に消費してしまうので要注意です。
料理や洗い物でガスをムダ遣いしている
毎日の料理や食器洗いも、積み重なればガス代の高騰につながります。4人分の食事を作る場合、ガスコンロを使う時間も長くなりがち。「鍋にフタをせずにお湯を沸かす」「冷蔵庫で内面まで冷えている食品をそのまま煮る」など、ちょっとした積み重ねでも、ガス代は高くなってしまいます。
洗い物の際も、お湯の使い方を意識する必要があります。4人分の食器を洗う間、お湯を止めずに洗うと、それだけで数十リットルのお湯を消費。特に冬場は、必要以上にお湯を使いがちなので気をつけましょう。
ガスの従量料金単価が高い
節約を心がけているのに、ガス代が下がらないなら、契約しているガスの料金単価が高い可能性もあります。長い間ガスの契約を見直していないなら注意が必要です。ガスの料金プランと実際のライフスタイルが合っていないのかもしれません。
現在契約している料金プランをきちんと把握していないなら、従量料金単価がいくらか、どのような料金設定となっているかを、改めて確認してみましょう。
4人家族のガス代を節約するポイント

ガス代が高くなる理由がわかったところで、具体的な節約術を紹介。4人家族だからこそ、家族全員が協力して取り組めば、大きな節約効果が期待できます。
暖房でガス代を節約するポイント
冬のガス代を抑えるには、暖房の使い方を見直すことが効果的です。ガスファンヒーターの設定温度は20℃が目安。例えば、外気温度6℃の時に、暖房の設定温度を21℃から20℃にした場合、年間で約1,320円も節約できます。
寒いと感じる場合は設定温度を上げる前に、カーディガンを羽織る、ひざ掛けを使う、暖かい靴下を履くなどで調整しましょう。また、家族ができるだけ同じ部屋に集まって過ごす「ウォームシェア」を心がけるのも一案です。
部屋に断熱対策を施すのも手。厚手のカーテンや断熱シートを活用し、窓から逃げる熱を抑えましょう。当然、寝る時や外出時は暖房を消すことも忘れないように。
お風呂でガス代を節約するポイント
お湯の節約で実践したいのは、家族が間隔を空けずに入浴すること。お湯が冷める前に全員が入ることで、ガス代のかかる追い焚きの回数を減らせるでしょう。また、湯量を少なめに設定したり、お湯の温度設定を1~2℃下げたりすることも、節約につながります。
入浴後は、必ず浴槽にフタをすることもポイント。それだけでお湯の温度低下を緩和できます。さらに、シャワーの時間を意識的に短くすること。お湯をこまめに止められる節水シャワーヘッドに交換するのも長期的に見れば有効です。
キッチンでガス代を節約するポイント
ガスコンロの炎は、鍋やフライパンの底からはみ出さないよう、中火以下で調整するのが基本。特に煮物やカレーなど、4人分をまとめて調理する際は、落とし蓋や鍋のフタを活用してください。熱が効率よく伝わって調理時間を短縮できるため、ガスの使用量を減らせます。
お湯を沸かす際も、やかんの底の水滴を拭き取ること。食器洗いは、ガス給湯器の温度設定を少し下げ、お湯の流しっぱなしを止めましょう。
食器が多いなら、手洗いより食器洗い乾燥機のほうが水とガス両方を節約できることも。もちろん初期コストはかかりますが、家事の手間を減らしたいなら、検討してみるのもアリでしょう。
ガス会社・料金プランを切り替える
日々の節約と並行して、ガス会社や料金プランの見直しも検討しましょう。ガス会社を切り替える際は、特に従量料金単価に注目。毎月のガス使用量を把握し、その使用範囲で最も単価が安い会社を選ぶのがおすすめです。
ガス会社によっては、電気とガスのセット割引を提供していることも。料金プランが条件に合えば、光熱費を賢く節約できるでしょう。
ENEOS都市ガスは地域の大手ガス会社よりもおトクな料金設定を採用。さらに、ENEOSでんきとのセット割引も用意しています。東京ガス・京葉ガスエリアにお住まいなら、ぜひ注目してみてください。
ENEOS都市ガスの供給エリアは、東京ガス(株)・京葉ガス(株)管内です。
オール電化への移行もガス代を節約できる?
ガス代の高さが気になるのであれば、オール電化への移行という選択肢もあります。ただし、オール電化にすればガス代はかからなくなりますが、その分電気代は高くなります。
関西電力が発表しているオール電化住宅の電気代と、総務省の「家計調査」による一般住宅の電気代+ガス代を比較してみましょう。
項目 | 電気代 | ガス代 | 電気+ガス代 |
|---|---|---|---|
オール電化住宅 | 16,533円 | なし | 16,533円 |
一般住宅 | 11,836円 | 4,903円 | 16,739円 |
差額 | 4,697円 | -4,903円 | -206円 |
上記の電気代は燃料・原料費調整額は含んでいません。
関西電力でオール電化プランを利用中の「はぴeみる電」会員データより算出した平均使用量をもとに、「はぴeタイムR」の料金単価を適用して算出しています。
「はぴeみる電」会員データは2020~2021年におけるデータです。
サンプル数は55,311です。
数字上は大きな差がないように見えるかもしれませんが、オール電化住宅の電気代には燃料費調整額や再生エネルギー賦課金が含まれていません。
その点を踏まえると一般住宅のほうが安い可能性がありますが、オール電化は設備やライフスタイルによっては電気代が大きく変動します。そのため、上記のデータは参考程度に留めておくと良いでしょう。
オール電化への移行が高くつくリスクもあるので注意!
オール電化への移行は、メリットもあればデメリットもあります。
項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
光熱費 | ・ガス代が不要 | ・日中の電気代が割高になりがち |
安全性 | ・火を使わないので、火災、ガス漏れ、一酸化炭素中毒などのリスクがない | ・特になし |
キッチン | ・IHは掃除が楽 | ・IH対応の調理器具が必要 |
給湯 | ・断水時、タンクのお湯を生活用水に利用可能 | ・お湯を使いすぎると「湯切れ」を起こす |
災害時 | ・インフラ復旧が早い(電気が優先されやすいため) | ・停電すると、すべての機能が停止する |
導入・維持 | ・特になし | ・初期費用(エコキュート、IHなど)が高額。 |
メリットは、光熱費の基本料金が電気に一本化されることや、エコキュートが割安な夜間電力でお湯を沸かすため給湯費を抑えやすい点など。デメリットは、エコキュートやIHクッキングヒーターの導入に高額な初期費用がかかることなどが挙げられます。
また、省エネ性能が低い初期の機器を導入した家庭で、冬場の電気代が月10万円以上になったという事例もありました。オール電化への移行を検討する際は、導入する機器も含めて本当におトクか精査する必要があると言えます。
4人家族のガス代を安くしたいなら日々の積み重ねが大切
4人家族のガス代は季節や地域、住宅やライフスタイルによって変動します。ただ、平均より高い場合でも、暖房やお湯の使い方などを見直し、家族全員が省エネを意識するだけで十分にガス代を安くできるでしょう。
そのうえで、料金単価がおトクなガス会社・料金プランを切り替えれば、光熱費をグッと抑えられます。東京ガスや京葉ガスエリアにお住まいなら、ENEOS都市ガスも選択肢の一つ。家庭に合ったプランを選ぶことで、無理せずガス代を節約できるかもしれません。
ENEOS都市ガスの供給エリアは、東京ガス(株)・京葉ガス(株)管内です。
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