「毎月のガス代が高い!」「うちってガスを使いすぎ? 平均はどれくらい?」と思ったことがある人は少なくないでしょう。
そこで今回は、ガス代について、一人暮らしから4人家族までの世帯別の平均と、地域別、季節別の平均を紹介。さらに、ガス代が高くなる理由や、節約のポイントも解説します。ぜひチェックしてみてください。
ガス代の平均は?世帯別に紹介
まずは、ガスの基本を押さえておきましょう。家庭に供給されているガスは主に都市ガスとLPガスの2種類。それぞれ原料や供給方法、エネルギー量などが異なります。
| 都市ガス | LPガス |
---|---|---|
原料 | メタンを主成分とする液化天然ガス(LNG) | プロパン・ブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG) |
供給方法 | 地下のガス管を通じて供給 | LPガスのボンベを事業者が配送 |
エネルギー量(1m3あたり) | 低め(約11,000kcal) | 高め(約24,000Kcal) |
ガスの重さ | 空気より軽い | 空気より重い |
都市ガスは、都市部や人口密集地で主に導入。一方でLPガスは、都市ガス網の敷かれていない一部地方や郊外で多く使われています。
世帯あたりの年間エネルギー消費量は、全国平均で都市ガスが187m3、LPガスが26m3。年間の平均的なガス代は、都市ガスが3.6万円、LPガスが2.2万円です。1m3あたりに課けられている料金は、都市ガスが約192円、LPガスが約846円と算出されます。
このことから、都市ガスはLPガスよりも単価が安いものの、より多くのエネルギーを消費する傾向にあることがわかります。
ただし、ガス代は世帯人数によって大きく変動します。そこで、都市ガス・LPガスを問わず世帯人数別でチェック。自身に当てはめながら、確認ください。
一人暮らしのガス代の平均
年次 | 一人暮らし |
---|---|
2024年 | 3,056円 |
2023年 | 3,359円 |
2022年 | 3,331円 |
2021年 | 3,001円 |
2020年 | 3,021円 |
2019年 | 3,012円 |
2018年 | 3,104円 |
2017年 | 3,080円 |
2016年 | 2,999円 |
2015年 | 3,291円 |
2014年 | 3,307円 |
一人暮らしでは、1ヵ月あたりのガス代の平均は約3,141円。過去10年間を見ても、おおよそ3,000~3,400円の範囲に収まっています。一人暮らしでは、他よりも炊事や入浴の回数が限られるので、ガス消費量も少なくなるのでしょう。
2人暮らしのガス代の平均
年次 | 2人暮らし |
---|---|
2024年 | 4,497円 |
2023年 | 4,971円 |
2022年 | 4,900円 |
2021年 | 4,330円 |
2020年 | 4,354円 |
2019年 | 4,488円 |
2018年 | 4,364円 |
2017年 | 4,285円 |
2016年 | 4,444円 |
2015年 | 5,006円 |
2014年 | 5,125円 |
2人暮らしでは、1ヵ月あたりのガス代の平均は約4,614円。過去10年間の平均額は4,300~5,200円程です。2人暮らしは当然、一人暮らしより入浴や調理でのガスを使う機会が増えるため、ガス代も高くなっています
3人家族のガス代の平均
年次 | 3人家族 |
---|---|
2024年 | 5,121円 |
2023年 | 5,591円 |
2022年 | 5,555円 |
2021年 | 4,930円 |
2020年 | 4,960円 |
2019年 | 5,061円 |
2018年 | 5,101円 |
2017年 | 5,133円 |
2016年 | 5,170円 |
2015年 | 6,064円 |
2014年 | 6,083円 |
3人家族では、1ヵ月あたりのガス代の平均は約5,342円。過去10年間の平均額はおおよそ4,900~6,100円です。2人暮らしより平均額だけでなく、10年間における価格幅も拡大していました。
4人家族以上のガス代の平均
年次 | 4人家族 | 5人家族 | 6人家族 |
---|---|---|---|
2024年 | 5,015円 | 4,284円 | 4,551円 |
2023年 | 5,284円 | 5,131円 | 5,469円 |
2022年 | 5,427円 | 5,506円 | 6,156円 |
2021年 | 4,882円 | 4,883円 | 5,213円 |
2020年 | 5,202円 | 4,836円 | 5,073円 |
2019年 | 5,129円 | 5,350円 | 5,700円 |
2018年 | 5,036円 | 4,954円 | 5,458円 |
2017年 | 4,911円 | 5,159円 | 5,485円 |
2016年 | 5,276円 | 5,127円 | 6,132円 |
2015年 | 6,115円 | 6,437円 | 6,490円 |
2014年 | 6,190円 | 6,003円 | 6,592円 |
4人家族以上では、1ヵ月あたりの約5,015〜6,156円。過去10年間を見ると、平均額はおおよそ4,200~6,600円です。
3人家族以上となると、世帯人数の大小による差は少なくなりました。むしろ4人家族の方が5~6人家族よりもガス代が少ない年も。ある程度の人数がいた方が、ガスを効率的に使えるのかもしれません。
ガス代の平均は地域や季節によって異なる!
ガス代は、同じ世帯人数であっても、住んでいる地域や季節によって変わります。例えば、寒冷地では冬の寒さが厳しく、暖房や給湯の使用が増え、ガス代も上がりやすくなるでしょう。
季節の影響も、無視できません。特に、夏と冬ではガス代の変動幅が大きくなります。ガス代が高いかどうか判断するヒントとして、地域・季節別のガス代の平均も確かめておきましょう。
地域別のガス代の平均
年次 | 北海道地方 | 東北地方 | 関東地方 | 北陸地方 | 東海地方 | 近畿地方 | 中国地方 | 四国地方 | 九州地方 | 沖縄地方 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024年 | 4,499円 | 3,691円 | 4,370円 | 3,564円 | 4,363円 | 4,377円 | 3,296円 | 3,530円 | 3,431円 | 3,735円 |
2023年 | 3,930円 | 3,678円 | 4,887円 | 3,864円 | 5,017円 | 5,046円 | 3,636円 | 3,559円 | 3,787円 | 3,809円 |
2022年 | 4,383円 | 4,288円 | 4,921円 | 4,153円 | 4,896円 | 4,677円 | 3,775円 | 3,251円 | 3,887円 | 3,788円 |
2021年 | 3,783円 | 3,869円 | 4,346円 | 3,593円 | 4,354円 | 4,178円 | 3,670円 | 3,467円 | 3,454円 | 3,702円 |
2020年 | 3,366円 | 3,856円 | 4,522円 | 3,510円 | 4,461円 | 4,130円 | 3,601円 | 3,268円 | 3,801円 | 3,448円 |
冬の気温が低い北海道や東北、北陸は、給湯や暖房でガスを使う期間も長くなるため、ガス代が高め。対して、比較的温暖な中国、四国、九州、沖縄などはガス代が控えめでした。
しかし、ガス代の上位となったのは関東や東海、近畿。ガス代が高くなっている一因としては、大都市のあるエリアで共働き世帯が多く、料理や入浴をまとめて行えないことなどが考えられます。
季節別のガス代の平均
年次 | 冬(1~3月) | 春(4~6月) | 夏(7~9月) | 秋(10~12月) |
---|---|---|---|---|
2024年 | 5,420円 | 4,537円 | 2,978円 | 3,275円 |
2023年 | 6,723円 | 4,858円 | 2,904円 | 3,180円 |
2022年 | 5,805円 | 4,950円 | 3,213円 | 3,886円 |
2021年 | 5,175円 | 4,459円 | 3,031円 | 3,523円 |
2020年 | 5,197円 | 4,541円 | 3,122円 | 3,445円 |
最もガス代が高いのは冬で、安いのは夏。過去5年間を見ると、いずれの都市でも2,000円以上の差がありました。
冬は洗い物などでもお湯を使いますし、風呂の追い焚きや暖房器具の使用回数も増加。対する夏は、シャワーだけで済ますという人も少なくありません。やはり気温はガス代を大きく左右する要素と言えるでしょう。

編集部
そうはいっても、ガス代はさまざまな要素で変動します! ガス代が高い理由も一概には言えないことは理解しておきましょう。
ガス代の計算方法は? 仕組みを解説
毎月のガス代は、「基本料金+従量料金±原料費調整額」という式で求めることができます。各料金の特徴は次の通りです。
ガスの使用量にかかわらず、毎月固定で発生する費用
使用したガス量に応じてかかる費用。従量料金単価を乗じて算出される
原料となるLNGやLPGの価格変動を反映させるための料金。使用量に原料費調整単価を乗じて算出される
従量料金と原料費調整額は、どちらもガス使用量と単価を掛けるため、「基本料金+単位料金(従量料金単価±原料費調整単価)×ガス使用量」という式でも計算できます。なお、都市ガスでもLPガスでも、ガス代の計算式は基本的に変わりません。
原料費調整単価はどれくらい?
原料費調整単価は毎月変動します。その具体的な例として、ENEOS都市ガスの2025年1~9月の原料費調整単価を見ていきましょう。
なお、2025年2〜4月と8〜9月には、国からの補助金を受けて「政府支援値引き」が実施されています。その値引き額と合わせて、チェックしてみてください。
年月 | 原料費調整単価 | 政府支援値引き | 政府支援値引き後 |
---|---|---|---|
2025年9月 | 26.55円 | −10.0円 | 16.55円 |
2025年8月 | 28.33円 | −8.0円 | 20.33円 |
2025年7月 | 30.82円 | なし | 30.82円 |
2025年6月 | 34.48円 | なし | 34.48円 |
2025年5月 | 35.19円 | なし | 35.19円 |
2025年4月 | 35.55円 | −5.0円 | 30.55円 |
2025年3月 | 32.78円 | −10.0円 | 22.78円 |
2025年2月 | 31.36円 | −10.0円 | 21.36円 |
2025年1月 | 31.09円 | なし | 31.09円 |
原料費調整単価は原料価格の変動によって高くなる場合はガス料金に加算され、安くなれば減算されます。
また、一部のガス会社では原料費調整単価に上限を設定しています。原料価格の高騰が続く昨今では、この上限が見直されることもあります。

編集部
契約しているガス会社のWebサイトや毎月の検針票で確認できます。現在の単価が気になる方はチェックしておきましょう。
ガス代はガス会社によって異なる
ガス代は、ガス会社や契約しているプランによって異なります。
2017年4月から都市ガスの自由化が始まり、これまでは住居エリアごとに決められていたガス会社を自由に選べるようになりました。同時に、各ガス会社が独自のプランをリリース。電気とガスをセットで契約すると割引になるサービスが登場するなど、会社ごとに特徴のある料金プランを展開しています。
だからこそ、ガス代の節約には、自分のライフスタイルに合ったガス会社やプランを選ぶことが重要です。例えば、東京ガスエリアに住む4人家族が東京ガス「一般料金」からENEOS都市ガス「標準プラン(TK) 」に切り替えた場合、年間約2,340円もおトクになります。
2025年4月時点の料金で算出。
平均月間使用量は約40m3と仮定。
金額に原料費調整額・口座振替割引等の各種割引は含まれていません。
各種料金は消費税込で表記。
契約プランや利用状況、原料費調整額の変動などによってはおトクにならない場合があります。
もちろん、ガス会社の切り替えで、毎月の支払いがおトクになるかはケースバイケース。ただし、先のような例も十分にあり得ます。ガス代を節約したい方は、ガス会社の切り替えを検討するのもアリでしょう。
お住まいの郵便番号や、現在ご契約中のガス会社とプラン、ガス料金などを入力するだけで簡単にシミュレーション!ENEOS都市ガスに切り替えた場合にお得になる金額をチェックしよう。
ガス代が高くなる理由は?
ガス代が高くなる理由は、ガス機器の性能から日々の使い方まで、さまざまな要因が考えられます。日々の支払いを少しでも抑えたいなら、どういった原因でガス代が高くなるか把握しておくと良いでしょう。
コンロの使用回数や高火使用が多い
料理でコンロを使う頻度が高かったり、強火で調理することが多かったりすると、ガスの消費量が大きくなりがち。特に家族が多いと、その分コンロの使用時間が増え、ガスのムダ使いにつながります。
また、コンロでお湯を沸かすときなど強火にする人もいるでしょうが、強火は弱火の数倍のガスを消費。強火を多用すると当然、ガス代は高くなります。
給湯・追い焚きをよく使っている
ガス代の中で大きな割合を占めるのが給湯と追い焚きです。入浴の際にシャワーを長時間出しっぱなしにしたり、追い焚きを頻繁に行ったりすると、多くのガスを消費。お湯の設定温度が高いと沸かす時間が長くなって、ガス代が高くなります。
給湯器の熱効率が悪い
古い給湯器は、新しいものより熱効率が悪いことがほとんど。ガスを燃焼させてお湯を沸かす際に、多くの熱が無駄になってしまうため、同じ量のお湯を使ってもガス代が高くなってしまいます。

編集部
給湯器の寿命は一般的に10年から15年程度。これ以上に長く使っているなら、買い替えたほうが長期的に見るとおトクになるかもしれません。
床暖房やファンヒーターを使いすぎている
冬場に活躍する床暖房やガスファンヒーターも、ガス代を押し上げる要因の一つ。特にガスファンヒーターは、短時間で部屋全体を暖められる反面、ガスを大量消費します。長時間つけっぱなしにしていると、ガス代を押し上げる大きな要因になりかねません。
原料費調整額が上昇している
原料価格の高騰は、原料費調整額の上昇を招きます。世界的なエネルギー需要の増加や国際情勢による供給不安などが起きると、原料費調整単価も上昇する傾向にあります。
ガス代を節約するポイント
ガス代は季節や生活スタイルの影響を受けやすいため、意識しないでいると、いつの間にか月々の料金が膨らんでしまいます。
ガス代を節約するポイントは、快適さを保ちながらも、無駄な使用を抑える工夫を積み重ねること。調理やお風呂、暖房などの使い方を少し変えるだけで、家計への負担はぐっと軽くなるでしょう。
お風呂でガス代を節約する
入浴の際は、できるだけ家族全員が間隔を空けずに入ること。追い焚きの回数を減らしましょう。
次の入浴まで1時間以上空いてしまう場合、保温機能をオフにして、次に使うタイミングで再度追い焚きするほうが経済的。また、浴槽のフタをしっかり閉めておくことで、お湯の温度が下がるのを防げます。
さらに、シャワーを流しっぱなしにせず、できるだけ短い時間にすることも重要。45℃の湯を流す時間を1分間短くしただけで、年間でガス12.78m3の省エネ。経済産業省資源エネルギー庁による試算では、約2,070円のガス代の節約になります。
- 入浴の間隔を空けない
- 次の入浴まで1時間以上空く場合は、保温機能をオフにする
- 浴槽のフタは入浴ごとに閉める
- シャワーは流しっぱなしにしない
- シャワーヘッドを節水タイプに交換する
キッチンでガス代を節約する
ガスコンロを使う際は、鍋底から炎がはみ出さないように火力を調整。強火にしすぎるとガスをムダに消費してしまいます。
煮込み料理をする際は保温性の高い鍋を使ったり、余熱を活用したりすることで、ガスの使用時間も短縮可能。食材を事前に水につけて解凍したり、電子レンジで下ごしらえしたりすることも、コンロを使う時間を短くするのに効果的です。
- 鍋底から炎がはみ出さないようにする
- 鍋の水滴はきちんとふき取る
- 保温性が高いなど、熱効率の良い調理器具を使う
- 食器はまとめて低温のお湯で洗う
- 電子レンジなどで野菜の下ごしらえをしておく
- お湯は給湯器のお湯から沸かす
暖房器具を活用してガス代を節約する
ガスファンヒーターは、窓の近くに設置することで、冷気の侵入を防ぎながら効率的に部屋を温められます。必要のないときにスイッチを切るのはもちろん、複数の暖房器具を組み合わせ、ガスだけに頼らない暖房を心がけましょう。
また、室温は20℃を目安にし、厚手のカーテンや断熱シートを活用。温かい空気を逃がさないようにすることも大切です。
床暖房を使う際は、カーペットやラグマットを敷くと熱が伝わりにくくなるため、できるだけ敷かないように。就寝や外出の約30分前に床暖房のスイッチを切る習慣をつけるだけでも、ガス代を抑えられます。
- ガスファンヒーターは窓の近くに設置し、必要な時だけ点ける
- 複数の暖房器具と組み合わせる
- 室温が20℃になるように暖房器具で調整する
- 床暖房を使うならカーペットやラグマットを敷かない
- 床暖房は就寝や外出の約30分前にスイッチを切る
- 厚手のカーテンや断熱材を活用して、冷気を防ぐ
ガス会社・プランを見直してガス代を節約する
ガス会社や料金プランを見直すことも、ガス代の節約につながります。よりガス代の従量料金単価が安いプランを選べば、ガス使用量が多いほど毎月の支払いを抑えられます。
また、電気とのセット割や、ポイント還元などにも注目。ガス代だけでなく、生活費全体でおトクとなるガス会社を探すのも一案でしょう。
例えばENEOS都市ガスでは、床暖房を使用する家庭向けのプランや、電気とのセット契約でおトクになる「でんき・ガスセット割」などを提供。特別提携カードでガス代を支払えば、ポイント還元率が通常よりも高くなります。ENEOS都市ガスに切り替えることで、おトクになるか気になるなら、まず料金シミュレーションを試してみてください。
特別提携カードのポイント還元率は対象のカードによって異なります
ガスに関するよくある質問
最後に、ガスに関するよくある質問に回答します。近年は光熱費の高騰などでガスに関する知識の重要性が高まっていますし、気になる点をすっきり解決しておきましょう。
Q.都市ガスとLPガスってどう見分けたら良いの?
現在契約しているガス会社の料金プランを調べる以外に、都市ガスとLPガスを見分ける方法は主に4つあります。1つ目はガスボンベの有無。都市ガスは地下に埋設されたガス管を通じての供給なので、ガスボンベは置かれません。屋外にガスボンベが置かれているなら、それはLPガスです。
2つ目は、ガスコンロや給湯器などのラベル。「都市ガス用」「LPG(プロパンガス)用」といった表記が貼られています。3つ目は、ガス漏れ警報器の設置位置。都市ガスは空気より軽いので天井付近、プロパンガスは空気より重いので床付近に、ガス漏れ警報器が設置されるのが一般的です。
そして4つ目はゴムホースの色。都市ガス用は「淡い黄色」や「グレー」、プロパンガス用は「オレンジ色」など、コンロなどに接続するゴムホースの色で見分けることもできます。
Q.都市ガスとプロパンガスはどっちの方が使われている?
日本全体で見ると、都市ガスのほうが多くの家庭で使われています。特に、人口密度の高い都市部では都市ガスが普及しています。
しかし、地方や郊外ではLPガスが主流の地域も少なくありません。エリア別に見てみると、東北や中国、四国や沖縄は、LPガスの利用率が高くなっています。
| 北海道 | 東北 | 関東甲信 | 北陸 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 | 全国 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
都市ガス | 6.5 | 2.6 | 10.0 | 4.9 | 6.8 | 10.5 | 2.3 | 1.3 | 3.5 | 0.6 | 7.5 |
LPガス | 3.6 | 3.6 | 2.2 | 2.6 | 3.1 | 1.4 | 3.8 | 3.9 | 3.0 | 4.5 | 2.6 |
[単位:GJ/世帯・年]
Q.賃貸物件に住んでいるけどガス会社を切り替えられる?
基本的に賃貸物件であっても、ガス会社を切り替えることは可能です。しかし、基本的には都市ガスなら都市ガス、LPガスならLPガスとの切り替えに限られます。LPガスから都市ガスや、都市ガスからLPガスに切り替えることは難しいでしょう。
都市ガス間、あるいはLPガス間の切り替えでも、必ず大家さんや管理会社に許可を得る必要があります。勝手にガス会社を切り替えると、トラブルの元になるので要注意です。
ただし、賃貸物件によっては規約で切り替えられないこともあります。賃貸物件でガス会社を切り替えたいなら、まずは賃貸契約書や重要事項説明書を確認。問題なさそうなら、管理会社に問い合わせ、きちんと許諾を取りましょう。
ガス代の平均を把握して上手に節約しよう!
現在のガス代が平均よりも高かったなら、ぜひ節約を検討してみてください。日々のちょっとした工夫で、ガスの使用量を抑えることができます。
そしてガス代をより節約したいなら、ガス会社やプランの変更をおすすめします。特に、東京ガスや京葉ガスのエリアにお住まいなら、ENEOS都市ガスに注目してみてください。地域のガス会社よりもおトクになる可能性があるので、料金シミュレーションで確かめてみてはいかがでしょう。

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