「最近、電気代が高い…」と感じている方も多いはず。電気代が上がる背景には、燃料価格の高騰や円安、季節による使用量の増加など、さまざまな要因があります。
まずは自宅の電気代が平均と比べてどの程度高いのかを確認し、無駄な電気の使い方を見直すことが節約の第一歩です。
電気代の負担を減らしたい方や節約効果を最大化したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
電気代が高いと言えるのはいくらから?平均額と比較しよう
「なぜか電気代が高い」と感じたとき、平均より高いかどうかを知ると節約や見直しができます。
光熱費は家族の人数や季節、住宅設備(オール電化か否か)によって大きく変動します。
そのため、家庭の電気代がどのくらいなのか以下のの3つの視点から平均と比較すると、客観的に判断できます。
- 【世帯人数別】電気代の平均額
- 【季節別】電気代の変動
- 【オール電化】電気代の傾向
①【世帯人数別】電気代の平均額
総務省の家計調査によると、一人暮らしの平均電気代は約6,700円、2人世帯では11,000円前後、3〜4人世帯になると12,000円を超え、5人以上の世帯では月14,000円以上になるケースが多くあります。
世帯人数別における月別平均電気代は以下のとおりです。
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間平均 |
1人暮らし | 7,150円 | 7,150円 | 7,150円 | 5,839円 | 5,839円 | 5,839円 | 6,771円 | 6,771円 | 6,771円 | 6,356円 | 6,356円 | 6,356円 | 6,756円 |
2人暮らし | 10,995円 | 12,556円 | 12,583円 | 11,829円 | 9,983円 | 8,786円 | 8,972円 | 10,999円 | 12,226円 | 11,898円 | 9,416円 | 10,291円 | 10,878円 |
3人世帯 | 12,918円 | 14,067円 | 14,300円 | 13,319円 | 11,581円 | 9,856円 | 10,292円 | 13,078円 | 14,937円 | 13,991円 | 11,339円 | 12,128円 | 12,651円 |
4人世帯 | 13,492円 | 14,074円 | 14,708円 | 13,473円 | 11,868円 | 10,210円 | 10,949円 | 13,047円 | 14,996円 | 13,700円 | 11,334円 | 11,814円 | 12,805円 |
5人世帯 | 15,275円 | 16,791円 | 16,850円 | 15,040円 | 12,856円 | 11,371円 | 11,300円 | 14,632円 | 16,499円 | 14,591円 | 13,481円 | 14,266円 | 14,413円 |
6人世帯 | 20,224円 | 21,446円 | 18,245円 | 17,082円 | 15,465円 | 13,542円 | 13,390円 | 16,790円 | 20,809円 | 17,973円 | 14,403円 | 14,576円 | 16,995円 |
一人暮らしは四半期ごとの集計
一人暮らしの場合は照明や冷蔵庫、テレビ、エアコンなどの使用頻度が限られており、消費電力は比較的少なめです。
しかし、2人以上になると電気使用量が増えるため、電気代が一気に上がります。さらに、家族の人数が増えるとエアコンや電子レンジ、洗濯機などの稼働頻度が高くなり、さらに負担がかかります。
世帯人数ごとの平均電気代を知ると「我が家の電気代は平均より高いのか、安いのか?」を判断するための基準が明確になります。また、同じ人数でもライフスタイルや家電の使い方によって電気代に差が出るため、金額だけでなく使用状況の見直しも大切です。
②【季節別】電気代の変動
冷暖房の使用が増える夏と冬は、電気代が高くなる時期です。夏は冷房、冬は暖房や加湿器、こたつ、電気毛布などの稼働時間が長くなり、 電気使用量が上昇します。逆に、春(4〜6月)や秋(10〜12月)は気候が穏やかで、空調機器の使用頻度が下がるため、電気代は比較的抑えられる傾向にあります。
以下の表に基づいて、季節ごとの電気代を比較してみましょう。
地域によって数値が異なるため、住んでいるエリアの平均額を参考にするのがポイントです。
冬(1月~3月) | 春(4月~6月) | 夏(7月~9月) | 秋(10月~12月) | |
---|---|---|---|---|
全国 | 10,874円 | 9,081円 | 10,279円 | 9,890円 |
北海道地方 | 11,611円 | 9,726円 | 9,592円 | 9,499円 |
東北地方 | 13,354円 | 10,456円 | 9,483円 | 10,015円 |
関東地方 | 11,323円 | 9,545円 | 9,961円 | 9,575円 |
北陸地方 | 13,829円 | 11,524円 | 12,225円 | 11,966円 |
東海地方 | 10,465円 | 8,909円 | 10,291円 | 10,107円 |
近畿地方 | 9,548円 | 8,500円 | 9,792円 | 9,389円 |
中国地方 | 12,012円 | 9,316円 | 9,860円 | 9,637円 |
四国地方 | 10,740円 | 8,439円 | 10,913円 | 9,932円 |
九州地方 | 9,428円 | 7,266円 | 9,392円 | 8,259円 |
沖縄地方 | 6,430円 | 7,127円 | 11,280円 | 10,522円 |
地域や季節によって電気代が上下するのは避けられませんが、高い月がいつなのかを把握しておくと、節電対策を立てやすくなります。
たとえば、電気使用量のピークを意識した生活習慣の見直しや省エネ家電の導入、タイマー設定の活用などが効果的な節電につながります。
③【オール電化】電気代の傾向
オール電化住宅では、北海道や東北地方などの寒冷地において冬季に電気代が月10万円を超える場合があります。気温や水道水の温度が低いほど必要な熱量が増え、電力使用量が大幅に上がるためです。
電気代が月10万円を超える世帯では、 電気使用量が3,000〜5,000kWhに達する場合があり、平均的な家庭の約400kWhと比べても非常に大きな差があります(※)。
この差は使用機器の種類によっても左右され、蓄熱暖房器や電気温水器など、消費電力量 の大きい設備を使うと電気代が跳ね上がります。オール電化住宅は火を使わないため安全性が高い反面、冬場の電気代が負担になることもあるため、利用する設備や料金プランの見直しを検討しましょう。
電気代が高くなるおもな原因は?5つのポイントをチェック
「電気代が高い気がする…」と感じたときは、以下の内容をチェックしましょう。
- 電気の使用量:電気の使用量が増えていないか
- 家電の電力:古い家電や消費電力の大きい家電を使っていないか
- 契約プラン:ライフスタイルに合ったプランになっているか
- 電気料金の詳細項目:電気料金の単価や燃料費調整額の上昇がないか
- 漏電:電気を使っていないのにメーターが動いていないか
電気代が高い場合は、いくつかの要因があります。どれか1つでも当てはまる場合、見直しによって支出を減らせるかもしれません。
①電気の使用量が増えていないか
在宅勤務や家族構成の変化は、電気使用量 に大きな影響を与えます。在宅勤務の場合、パソコンやディスプレイ、ルーターなどの機器を継続して使用するうえ、冷暖房や照明の稼働時間も長くなるからです。
また、自宅での食事が増えると、電子レンジや電気ケトルの使用頻度も上がり、トータルの消費電力が増加します。家族構成の変化も電気の使用量が増える原因となります。子どもの誕生や親との同居によって生活リズムが複雑になり、家電の使用時間が多くなりがちです。
電力使用量の増加を実感するためには、電力会社が提供するアプリやWebサービスを使って、前年同月との比較や時間帯別の使用量を確認するのが効果的です。
データを可視化すると、ライフスタイルの変化と電気使用量の関係が明確になり、節電のポイントが見つけやすくなります。
ENEOSでんきは、地域の電力会社と比較すると電力量料金単価が割安に設定されています。電気使用量が多い家庭ほどお得に利用できるプランです。いくらお得になるか電気料金シミュレーションで確認しましょう!
②古い家電や消費電力の大きい家電を使っていないか
昔の家電と最新の省エネ家電では、年間の電気代に大きな差が生じます。特にエアコンは消費電力が大きく、買い替えによる節約効果が期待できます。
ここでは、ダイキンの最新モデル(2025年式)と10年前のモデル(2015年式)、15年前のモデル(2010年式)における年間の消費電力 と電気代を比較します。
年式 | モデル | 6畳 | 8畳 | 10畳 | 12畳 | 14畳 | 18畳 | 20畳 |
2025年式 | うるさらRX | 603kWh | 695kWh | 790kWh | 1,032kWh | 1,220kWh | 1,655kWh | 1,922kWh |
2015年式 | うるさら7(Rモデル) | 630kWh | 717kWh | 790kWh | 1,064kWh | 1,220kWh | 1,736kWh | 2,020kWh |
2010年式 | RX SERIES | 678kWh | 771kWh | 863kWh | 1,202kWh | 1,336kWh | 1,758kWh | 2,117kWh |
年式 | モデル | 6畳 | 8畳 | 10畳 | 12畳 | 14畳 | 18畳 | 20畳 |
2025年式 | うるさらRX | 18,693円 | 21,545円 | 24,490円 | 31,992円 | 37,820円 | 51,305円 | 59,582円 |
2015年式 | うるさら7(Rモデル) | 19,530円 | 22,227円 | 24,490円 | 32,984円 | 37,820円 | 53,816円 | 62,620円 |
2010年式 | RX SERIES | 21,018円 | 23,901円 | 26,753円 | 37,262円 | 41,416円 | 54,498円 | 65,627円 |
電力量料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使用。
10年前や15年前の機種と比較すると、最新モデルは年間で数百円から数千円程度の電気代削減が期待できます。
また、エアコン以外にも冷蔵庫は24時間365日稼働しているため、省エネ性能の差が電気代に直結します。古い冷蔵庫は断熱材やモーターの性能が劣るため消費電力量が大きく、最新モデルに買い替えることで電気代の節約効果が見込めます。
大型家電の買い替えは費用がかかりますが、長期的に見ると電気代の節約につながり、環境にも優しい選択といえます。電気代が気になる方は、消費電力の大きい家電から見直すとよいでしょう。
③契約プランがライフスタイルに合っていない
電気代が高くなる理由の1つに、契約プランがライフスタイルと合っていないケースがあります。
たとえば、日中はほとんど自宅にいないのに、昼間の電気料金が安いプランを契約していた場合、期待したメリットは得られません。日中よりも夜間に電気を多く使う方は、夜間割引プランが適しています。
また「電気の使用量が多い家庭なのに、1人暮らし向けの電気料金 プランを選んでいる」「オール電化住宅なのに、一般家庭向けの電気 料金プランを使っている」場合も電気代が高くなる原因かもしれません。
電力会社が提供するプランは多くの種類があるため、契約時には「電気の使用量」「生活時間帯」「家族構成」などを踏まえて、適したプランを選ぶことが大切です。
ENEOSでんきでは、一般家庭向けの「Vプラン」をはじめ、オール電化住宅の方向けや電気自動車(EV・PHEV)をお持ちの方向けのプランなど、ライフスタイルに合わせた豊富なプランをご用意しています。ENEOSでんきに乗り換えたらどのくらいおトクになるのかシミュレーションしてみることをおすすめします。
④電気料金の単価や燃料費調整額が上がっている
電気料金の単価や燃料費調整額の上昇も、電気代が高くなる原因の1つです。電気料金は大きく「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」の4つで構成されています。
このうち燃料費調整額は、火力発電に使われるLNG(液化天然ガス)や石炭、原油などの燃料価格が変動すると金額が上下します。2022年頃 、ロシア・ウクライナ情勢や円安の影響により燃料価格が急騰し、燃料費調整額が大幅に上がりました。
その結果、多くの家庭で月々の電気代が数千円単位で増加しているケースもあります。電気料金は国際情勢や為替、燃料市場の動きに左右されやすいという特徴があるため、使用量が変わらなくても料金が高くなる場合があります。
さらに、燃料費調整額は毎月更新されるため、月ごとの電気代に影響します。昨今は価格が落ち着いてきた傾向があるものの、状況によって再び上昇する可能性もあるため、注意が必要です。
電気代が急に高くなったと感じたときは、使用量だけでなく単価や燃料費調整額の変化もチェックしましょう。
⑤漏電していないか
電気代が急に高くなった場合、見落としがちな原因の1つが「漏電」です。
漏電とは、本来流れるべき配線から電気が外に漏れてしまう現象で、安全面のリスクだけでなく、電気代の上昇にもつながります。
そこで、家庭でできる漏電の基本的な確認方法を紹介します。
- アンペアブレーカーがある場合「入」になっていることを確認する
- 分電盤の安全ブレーカー(配線用遮断器)をすべて「切」にする
- 漏電ブレーカー(漏電遮断器)を「入」にする
- 安全ブレーカーを1つずつ「入」に切り替える
- 漏電ブレーカーが「切」になるか確認する
特定の安全ブレーカーを「入」にした際に漏電ブレーカーが「切」になった場合、その回路で漏電が発生しているかもしれません。
漏電の可能性がある場合、自己判断での修理は危険です。そのため、すぐに専門業者へ連絡しましょう。連絡先は住戸によって異なりますので、注意しましょう。
依頼後は以下の流れになるのが一般的です。
- 症状の状況を説明
- 訪問日を調整
- 現地調査・修理
- 修理内容と費用の説明
すぐにできる!電気代を安くするための具体的な対処法
電気代が高いと感じる場合は、家電の使い方を見直したり、買い替えたりすると、大きな節約効果が期待できる場合があります。ここでは、具体的かつ即効性のある方法を紹介します。
いずれも専門的な知識を必要とせず すぐに取り組める内容ばかりで、これらの対処法を組み合わせると、電気代を無理なく確実に削減できます。
①家電の節電術を実践する
②電気の使い方・習慣を見直す
③省エネ家電に買い替える
①家電の節電術を実践する
家庭で電気代を抑えるためには、日常的に使う家電の使い方を工夫しましょう。特にエアコンの設定温度は大きな節電ポイントです。
経済産業省資源エネルギー庁のデータによると、外気温度が31℃の場合、冷房を28℃に設定すると、年間で約940円の節約が可能です。また、冬場の外気温度が6℃の場合、暖房を20℃に設定すると、年間で約1,650円の節約が期待できます。冷蔵庫も消費電力量 の多い家電の1つです。設定温度を「強」から「中」にするだけで年間の消費電力を約1,910円削減できます。
冷蔵庫を以下のように使用するのも節約につながるポイントです。
- 庫内に物を詰め込みすぎない(年間で約1,360円の節約)
- 無駄に開閉しない(年間で約320円の節約)
- 冷蔵庫を空けている時間を短くする(年間で約190円の節約)
このように、エアコンや冷蔵庫など、主要家電の使い方を少し見直すだけで、家庭全体の電気代を抑えることが可能です。無理なく継続できる方法を取り入れ、日常的に節電を実践すると、家計にも環境にも優しい暮らしにつながります。
②電気の使い方・習慣を見直す
毎日のちょっとした習慣を見直すだけで、電気代の節約効果は大きくなります。家族で無理のない取り組みから始めてみましょう。すぐにできる節電の習慣は次のとおりです。
- 部屋を出るときは照明を必ず消す
- テレビを消すときは主電源をOFFにする
- 電気ポットは保温せず必要なときのみ沸かせる
- 炊飯器の保温時間を短くする
- 洗濯はまとめ洗いをして回数を減らす
電気代を下げるためには 家族の協力が必要です。そのため、家族みんなで取り組める以下のような節電ルールを作るのも効果的です。
- 家族全員で「節電チェック表」を作り、実践できたらシールを貼るなどゲーム感覚で習慣化する
- 電力会社のアプリやWebサービスを活用し、日ごとの使用量を確認して達成感を共有する
これらの節電方法を続けると、年間1万円以上の節約も期待できるかもしれません。小さな工夫を積み重ね、家族全員で楽しみながら電気の使い方を見直すと、節電が長続きします。
③省エネ家電に買い替える
省エネ性能の高い家電に買い替えると、電気代を長期的に大きく削減できます。環境省の買換ナビゲーション「しんきゅうさん」では、家電の買い替えによって電気代やCO₂排出量がどれぐらい削減できるかを簡単に試算できます。
それぞれの家電について、一般的な電気代の削減率は次のとおりです。
- 照明器具:電球をLEDに変えて約86%の削減
- 冷蔵庫:10年前と比較して35%の削減
- テレビ:10年前と比較して約31%の削減
- エアコン:10年前と比較して約15%の削減
- 温水洗浄便座:10年前と比較して約8%の削減
省エネ家電に買い替える際は、消費電力量の割合が高い家電から順に検討しましょう。エアコン、冷蔵庫、照明(白熱電球等)は特に消費電力量が高く、この3つを合わせると家庭における電力の50%以上を占めています。
10年以上使用している家電は省エネ性能が劣る場合が多いため、買い替えによる節電効果が大きく期待できます。長期的な節約と快適な暮らしを実現するために、省エネ家電への買い替えを前向きに検討してみましょう。
【根本解決】電力会社の乗り換えで電気代を安くする
電気代を根本から見直したい場合、最も効果的な方法は「電力会社の乗り換え」です。日々の節電も一定の効果はありますが、電気料金そのものを見直すと、年間で数万円単位のコスト削減が見込まれる場合があります。
電力会社の乗り換えは面倒と思われがちですが、Web上で簡単に完結します。さらに、最近の電力プランは料金の安さだけでなく、ポイント還元など暮らし全体をお得にする付加価値も充実しているのが特徴です。
ただし、乗り換えの際は解約金の有無やキャンペーンの適用条件など、いくつかの注意点もあります。そこで、以下の内容について詳しく解説していきます。
①電力会社の乗り換えでどれくらい安くなる?
②電力会社の乗り換え手順は簡単!
③失敗しない電力会社の選び方
④乗り換え前に確認すべき注意点
①電力会社の乗り換えでどれくらい安くなる?
電力会社・電気料金プランの 乗り換えは、電気代の節約に直結します。実際に関東エリアにお住まいの4人家族がENEOSでんきに乗り換えることで、年間で約8,620円おトクになります。
ご使用状況やご契約内容によって、おトクにならない場合がございます。
東京電力エナジーパートナー(株)(従量電灯B・C)の年間電気料金との比較です。ENEOSでんき東京Vプラン+にねん とく2割をご契約の場合の金額です。当社独自の前提による試算で、金額は参考目安です(消費税込)。
契約アンペア数は40Aにて算出。燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まれておりません。
2025年10月時点
世帯人数やライフスタイルによって節約の効果は異なりますが、一度電気料金プランを見直すと、 長期にわたって節約効果が続く根本的な対策といえます。
ENEOSでんきの電気料金シミュレーションで、いくらオトクになるのか一度試してみましょう。
②電力会社の乗り換え手順は簡単!
電力会社の乗り換えは「難しそう」「面倒」と感じる方も少なくありません。しかし、実際には申し込みから切り替え完了までWeb上で完結するため、作業は非常にシンプルです。
必要なものは検針票と支払い方法の登録情報だけです。数分で手続きが完了し、その後は工事の立ち合いもなく自動で切り替えが進みます。
多くの電力会社は、以下の4ステップで手続きが完了します。
- シミュレーションで自分に適したプランを選ぶ
まずは、 現在の使用状況に合った電力会社やプランを探しましょう。気軽にシミュレーションを活用して、今より安くなるプランがないか確認してみましょう。 - 検針票と支払情報を準備する
乗り換えを申し込む際は、現在契約している電力会社の検針票と支払方法の情報が必要です。検針票には、お客様番号や供給地点特定番号(22桁の番号)が記載されています。この情報は新しい電力会社が現在の契約を正確に把握し、切り替え手続きを行うために必要です。
紙の検針票が手元にない場合でも、多くの電力会社ではWeb明細サービスを提供しており、マイページで確認できます。支払方法を登録するため、クレジットカードまたは銀行口座のいずれかを用意しておきましょう。毎月の引き落としが自動で行われるため、手間がかからずおすすめです。 - Web申し込みフォームに入力する
乗り換え先の電力会社の公式サイトにアクセスし、Webフォームから申し込みましょう。手続きはすべてオンラインで完結し、所要時間は約5~10分です。
申し込みが完了すると、登録したメールアドレス宛に確認メールが届きます。必ず内容を確認しましょう。多くの電力会社では、現在契約している電力会社への解約手続きを代行しているため、申し込み後の手続きは不要です。 - 自動で切り替え手続きが完了する
Web申し込み後は、切り替え手続きが完了するのを待つだけです。切り替えのタイミングは、次回の検針日(電力会社が電気使用量を測定する日)に合わせて自動的に行われます。そのため、申し込みから1〜2カ月以内に切り替わるのが一般的です。
特別な工事や立ち会いは一切不要で、電気の使い方もこれまでと何ら変わりません。また、電力の品質は全国で統一されているため、停電しやすくなる、電圧が不安定になるなどの心配もなく安心して使用できます。
③失敗しない電力会社の選び方
電力会社を見直す際は、料金プランの安さのみに注目するのではなく、サービス全体を比較して自身に合ったプランを選択しましょう。
なかでも確認したいのが、ポイント還元やガソリン代の割引、サポート体制など、電気料金以外の特典やサービスです。
電気代の請求に 応じてポイントが貯まるプランを提供している電力会社は多く、Vポイントやdポイント、楽天ポイントなど、普段の生活で使えるポイントが対象となっています。これらのポイントをうまく活用すれば、年間で数千円単位のポイントが得られるかもしれません。
さらに、ガソリン代の割引や24時間365日対応の相談窓口、電気のトラブルに備えたサポート体制を整えている会社もあります。電力会社を選ぶときは、料金だけでなくポイント還元の内容や生活に役立つサービス、サポートの充実度まで含めて比較しましょう。
日常の暮らしを支える電気だからこそ、安心とお得を両立できる会社を選ぶことが大切です。
ENEOSでんきでは、さまざまなライフスタイルにフィットする、シンプルでお得な料金プランをご用意しています。電力会社やプランの検討をされたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 自分に合った電気料金プランをお探しの方
- 電気の使用量が多い方
- Vポイントを貯めている方
- ガソリン代をお得にしたい方
お住まいの郵便番号や現在の契約プランなどを入力し、ENEOSでんきに切り替えた場合に、電気代がどのくらいお得になるのかをチェック!
④乗り換え前に確認すべき注意点
電力会社の乗り換えは節約につながる一方で、確認すべきポイントを契約時に見落とすと、想定外の出費やトラブルに発展する場合があります。
後悔しないためにも、以下の点を必ずチェックしておきましょう。
- 解約金の有無
- キャンペーンの適用条件
- 乗り換え後の契約内容
まず確認したいのが、現在の契約に関する解約金の有無です。契約期間内に解約すると違約金が発生する場合があるため、契約書やマイページで必ず確認しましょう。
次に、キャンペーンの適用条件を事前に把握しましょう。たとえば「〇カ月以上の継続利用が必要」などの条件を満たさないと、特典が受け取れないケースがあります。
乗り換え後の契約内容も確認が必要です。同じように見えるキャンペーン でも内容が異なる場合があります。トラブルを防ぎながら乗り換えを進めるためには、契約条件を丁寧に確認して自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
電気代が高いなら、電力会社・電気料金プランの見直しが効果的!
電気代が高いと感じたときは、平均額を把握して自分の料金と比較しましょう。
季節や古い家電の使用、契約プランのミスマッチ、燃料費調整額の上昇や漏電なども電気代が高くなる原因です。そのため、エアコンや冷蔵庫などの使い方を見直したり、省エネ家電に買い替えたりする方法が効果的です。
さらに電力会社を見直すと、年間で数万円の削減が期待できるかもしれません。電力会社の乗り換えはWebで簡単に完了するうえ、シミュレーションを使えば、自分に適したプランが見つかります。
電気代を下げるためには、日々の節電習慣や家電の買い替えだけでなく、電力会社を見直すことが効果的なアプローチといえるでしょう。

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