電気代が高い!と嘆いている人の中には、請求額が3万円を超えた人もいるでしょう。そうなると「普段通りの生活しているはずなのに……何かの間違いでは?」と疑いたくなるかもしれません。
今回は、毎月の電気代が月3万円を超えるのはおかしいかどうか、平均額と見比べながら解説。電気代が高くなる理由や電気代の節約術も紹介します。電気代を抑えたい人は必見です。
電気代が3万円超えはおかしい?平均額と比べて検証
まずは、総務省統計局による電気代の平均と比較。電気代は家族構成によって異なるので、世帯人数に1ヵ月あたりの金額で確認していきましょう
年次 | 一人暮らし | 二人暮らし | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族 | 6人家族以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
2024年 | 5,791円 | 9,515円 | 10,932円 | 11,788円 | 12,471円 | 16,003円 |
2023年 | 5,482円 | 9,183円 | 10,655円 | 11,376円 | 12,423円 | 14,852円 |
2022年 | 6,808円 | 11,307円 | 13,157円 | 13,948円 | 15,474円 | 17,869円 |
2021年 | 6,726円 | 10,940円 | 12,811円 | 13,532円 | 14,373円 | 18,941円 |
2020年 | 6,756円 | 10,878円 | 12,651円 | 12,805円 | 14,413円 | 16,995円 |
過去5年分のデータをみると、一人暮らしの電気代は6,000円前後で、二人暮らしなら9,000〜11,500円の範囲内に収まります。電気代が最も高い6人暮らし以上でも2万円に及んでいません。
請求が3万円を超えるのは、電気代の平均を基準にすると「かなり高い」と言えるでしょう。
季節別の平均額と比較!夏・冬なら電気代が3万円を超える?
電気代は季節によっても変動します。特にエアコンを使う夏や冬は電気代が高くなりますが、月額3万円を超えることはあるのでしょうか? 電気代が多くなる二人暮らし以上の電気代を四半期別にまとめました。
季節 | 年月 | 二人暮らし | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族 | 6人家族以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
冬 | 2025年3月 | 15,252円 | 17,779円 | 17,012円 | 19,532円 | 19,963円 |
2025年2月 | 15,252円 | 17,787円 | 17,083円 | 18,796円 | 21,286円 | |
2025年1月 | 13,678円 | 15,638円 | 15,056円 | 19,408円 | 21,873円 | |
秋 | 2024年12月 | 10,291円 | 12,128円 | 11,814円 | 14,266円 | 14,576円 |
2024年11月 | 9,416円 | 11,339円 | 11,334円 | 13,481円 | 14,403円 | |
2024年10月 | 11,898円 | 13,991円 | 13,700円 | 14,591円 | 17,973円 | |
夏 | 2024年9月 | 12,226円 | 14,937円 | 14,996円 | 16,499円 | 20,809円 |
2024年8月 | 10,999円 | 13,078円 | 13,047円 | 14,632円 | 16,790円 | |
2024年7月 | 8,972円 | 10,292円 | 10,949円 | 11,300円 | 13,390円 | |
春 | 2024年6月 | 8,786円 | 9,856円 | 10,210円 | 11,371円 | 13,542円 |
2024年5月 | 9,983円 | 11,581円 | 11,868円 | 12,856円 | 15,465円 | |
2024年4月 | 11,829円 | 13,319円 | 13,473円 | 15,040円 | 17,082円 |
電気代が最も高い季節は冬で、春と比べるとおおむね5,000円高くなっています。ただ、最も高額となった2025年1月の6人暮らし以上の電気代でも21,873円と、3万円には届いていませんでした。
地域別の平均額と比較!電気代が3万円を超える地域はある?
続いて、地域別の平均とも比較してみます。2024年度における2人暮らし以上の電気代は、次の通りです。
年月 | 北海道地方 | 東北地方 | 関東地方 | 北陸地方 | 東海地方 | 近畿地方 | 中国地方 | 四国地方 | 九州地方 | 沖縄地方 |
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2025年3月 | 15,835円 | 23,101円 | 15,835円 | 23,348円 | 15,620円 | 15,097円 | 19,697円 | 18,988円 | 14,319円 | 10,742円 |
2025年2月 | 16,913円 | 22,866円 | 15,051円 | 23,703円 | 16,411円 | 15,702円 | 20,643円 | 18,335円 | 14,314円 | 11,969円 |
2025年1月 | 17,433円 | 22,676円 | 12,935円 | 22,595円 | 14,559円 | 13,162円 | 18,660円 | 16,161円 | 14,245円 | 11,843円 |
2024年12月 | 12,986円 | 15,274円 | 10,685円 | 16,679円 | 11,488円 | 10,197円 | 12,820円 | 11,862円 | 9,115円 | 12,738円 |
2024年11月 | 11,470円 | 11,875円 | 10,284円 | 13,641円 | 10,267円 | 10,067円 | 12,104円 | 11,502円 | 8,951円 | 15,152円 |
2024年10月 | 10,275円 | 12,340円 | 13,333円 | 15,088円 | 13,724円 | 12,559円 | 13,967円 | 14,075円 | 11,346円 | 16,915円 |
2024年9月 | 11,214円 | 13,272円 | 13,580円 | 15,991円 | 14,329円 | 13,764円 | 15,293円 | 16,563円 | 12,899円 | 17,035円 |
2024年8月 | 10,517円 | 13,604円 | 11,814円 | 14,487円 | 12,548円 | 11,486円 | 13,254円 | 13,185円 | 12,158円 | 16,829円 |
2024年7月 | 9,673円 | 11,422円 | 9,745円 | 12,081円 | 10,335円 | 8,815円 | 10,376円 | 10,275円 | 9,216円 | 13,276円 |
2024年6月 | 10,408円 | 12,331円 | 9,536円 | 12,410円 | 9,840円 | 8,190円 | 10,818円 | 9,706円 | 7,576円 | 9,406円 |
2024年5月 | 12,105円 | 13,203円 | 11,596円 | 13,588円 | 10,508円 | 9,867円 | 11,950円 | 10,384円 | 8,251円 | 9,299円 |
2024年4月 | 13,586円 | 15,573円 | 13,207円 | 17,337円 | 12,472円 | 11,113円 | 14,790円 | 12,406円 | 9,933円 | 8,694円 |
やはり温暖な地域は夏に、寒さが厳しい地域は冬に電気代が高くなる傾向が見られました。中でも最も高額となったのは、2025年2月の北陸地方で23,703円です。
ただ、北海道や東北、北陸では他地域より灯油の消費量が多く、多様な暖房器具が使われています。地域別の平均では暖房費が分散されている点を踏まえると、寒冷地で暖房を電気に頼る世帯では、電気代が3万円になる月があってもおかしくないでしょう。
オール電化の電気代の平均と比較!
ではオール電化住宅の場合、電気代が月3万円でもおかしくはないのでしょうか? 関西電力が公表している、オール電化プランの電気代の平均を見てみましょう。
世帯人数 | 電気料金 |
---|---|
一人暮らし | 10,777円 |
二人暮らし | 13,406円 |
3人暮らし | 14,835円 |
4人暮らし以上 | 16,533円 |
上記の電気代は燃料・原料費調整額は含んでいません。
関西電力でオール電化プランを利用中の「はぴeみる電」会員データより算出した平均使用量をもとに、「はぴeタイムR」の料金単価を適用して算出しています。
「はぴeみる電」会員データは2020~2021年におけるデータです。
サンプル数は1人暮らしが4,908、2人家族が24,100、3人家族が26,163、4人家族以上が55,311です。
これは2020~2021年のデータです。総務省による同年の調査と比較すると、一人暮らし/二人暮らし/3人暮らしの電気代は2,000〜4,000円ほど高額。しかも、燃料・原料費調整額が含まれていないため、実際の電気代はもう少し高いと推測されます。
いずれにせよオール電化は水道光熱費の節約には有効ですが、電気代だけを見ると高くなりがち。電気代高騰の影響も受けやすいです。電気を多く使った月は、電気代が3万円になることも十分にあり得ます。

編集部
オール電化と言っても一口に言っても、その省エネ性能はさまざまです。太陽光発電・蓄電池があれば電気代を大きく節約できますし、古い型の蓄熱暖房機や電気温水器といった機器を使っていると、月に10万円を超えるケースもあります。
ENEOSでんきは、地域の電力会社と比較すると電力量料金単価が割安に設定されています。電気使用量が多い家庭ほどお得に利用できるプランです。いくらお得になるか電気料金シミュレーションで確認しましょう!
電気代が3万円を超えた場合の要因
電気代が3万円を超えてしまったなら、その理由を把握することが大切。電気代が高くなる主な原因は以下のとおり。自分に照らし合わせ、当てはまるものがないか確認してみましょう。
要因の分類 | 理由 |
---|---|
外的要因 | 電力会社が電気料金を改定した |
適用されていた値引き・割引が終了した | |
燃料費調整額が値上がりした | |
再エネ賦課金が高くなった | |
内的要因 | 家電の使用数・時間が増えた |
消費電力の大きい家電を使いすぎた | |
古い家電・機器を使っている | |
引越しをして電気料金が変わった | |
電気料金プランが合っていない |
電力会社が電気料金を改定した
電力会社の料金改定は、電気代が3万円を超えた要因となるでしょう。電気料金は、社会情勢やコスト構造の変化などを理由に変更されることがあります。実際、東京電力は2024年4月に低圧、2025年4月に高圧の電気料金を改定しました。
料金改定は必ずしも値上げを意味するわけではないものの、設定が変わった結果、電気代が高くなることにあります。

編集部
請求額が高くなったと感じたときはもちろん、契約しているプランの料金設定は定期的に確認しましょう。
適用されていた値引き・割引が終了した
電気代が急に高くなったと感じるときは、これまで適用されていた値引き・割引が終了している可能性があります。代表的なのが、ガスなどのセット割。ガス会社を切り替えるなど、適用条件が満たせなくなると、割引を受けられなくなります。
キャンペーンの特典は期間満了後、対象外に。国による電気料金の補助金も終了後は通常料金に戻ります。こうした値引き・割引が適用されているなら、期間や条件をきちんと把握しておきましょう。
燃料費調整額が値上がりした
電気代が3万円を超える背景には、燃料費調整額の値上がりが関係していることがあります。燃料費調整額とは、発電の燃料費(貿易統計に基づく平均燃料価格)に応じて、電気料金を調整するための料金。液化天然ガスや原油などの価格変動を反映するため、電気代から減算されることもあれば加算されることもあります。
具体的には、燃料費調整額は円安の加速や世界的な燃料費の高騰などによって値上がります。例えば、2022年にはロシア・ウクライナ情勢の影響で、世界的に燃料費が上昇し、燃料費調整額も値上がりしました。
価格は毎月変動しますが、反映するのは数月前の平均燃料価格。つまり、世界的なエネルギー価格や為替相場の変動が、電気代に影響を及ぼすのです。
再生可能エネルギー発電促進賦課金が高くなった
燃料費調整額だけでなく、再生可能エネルギー発電促進賦課金(以下、再エネ賦課金)の値上げも電気代が3万円を超えた要因の一つになり得ます。再エネ賦課金とは、太陽光や風力など再生可能エネルギーの普及を目的に設けられている料金。国の制度に基づいて、電気を使うすべての人が負担するものです
再エネ賦課金の単価は全国一律。経済産業大臣が毎年5月〜翌4月分までの料金を決定します。年々上昇傾向にあるため、5月に電気代が急に高くなったなら、再エネ賦課金の値上がりが関わっている可能性があります。
家電の使用数・時間が増えた
電気代が3万円を超える要因として、家電の使用数や使用時間の増加も挙げられます。例えば、以前よりも広い部屋に引越しをしたら、照明の数が増加。エアコンが効くまで時間がかかり、電気使用量も増加するでしょう。
他にも、リモートワークや在宅授業の日数が増えたり、子供が生まれたり、ペットを飼い始めたりすると、家電の使用時間が増えやすくなります。ライフスタイルの変化に伴って、電気使用量が変わることはよくあることです。
消費電力の大きい家電を使いすぎた
電気代が3万円を超える理由のひとつが、消費電力の大きい家電を使いすぎです。その代表例となるのはエアコンでしょう。真冬や真夏につけっぱなしにすれば当然、電気使用量が高くなります。天気が悪い日が続いて乾燥機を多用した場合も同様です。
東京都環境局による家電別の消費電力の目安を参考に、1,000W以上の家電を表にまとめました。こちらを参考に、消費電力の大きい家電を使いすぎていないか確認してみてください。
家電製品 | 消費電力 |
---|---|
IHクッキングヒーター(1口) | 3,000W |
電子レンジ | 1,400W |
アイロン | 1,400W |
ジャー炊飯器(電気炊飯器) | 1,300W |
浴室乾燥機(電気式) | 1,290W |
温水洗浄便座(瞬間式・使用時) | 1,200W |
ハロゲンヒーター | 1,200W |
洗濯乾燥機(乾燥時) | 1,100W |
ドライヤー | 1,000W |
オーブントースター | 1,000W |
掃除機 | 1,000W |
電気ヒーター | 800~1,000W |
電気カーペット | 760~1,000W |
エアコン(10~15畳) | 750~1,100W |
古い家電・機器を使っている
電気代が3万円を超える要因として見逃せないのが、古い家電や機器を使い続けていることです。10年以上前の家電は、省エネ性能が現在の製品に比べて劣っていることが多く、同じ機能を使っていても消費電力量が高くなりがちです。
特に、消費電力が大きい家電や、冷蔵庫や照明など使用時間の長い家電は、電気代を大きく左右します。古い家電を利用していることで、気づかないうちに電気代が押し上げられているのかもしれません。

編集部
古い家電は省エネでない可能性が高くなります。部品の経年劣化で、電力を余計に消費している恐れも。当然、安全上のリスクも高まるので要注意です!
電気料金プランが合っていない
電気代が3万円を超えた原因として、ライフスタイルに合っていない電気料金プランを利用していることも考えられます。例えば、日中に家電を使う時間が長いのに、夜間に電気料金単価が安くなる時間帯別プランを契約していると、電気代は割高となるでしょう。
また、家電を同時に使うことが少ない世帯で60A以上を契約している場合なども、基本料金が余計に高くなってしまいます。ライフスタイルと電気料金プランのミスマッチは、電気代に大きく影響するのです。
引越しをして電力会社・電気料金プランが変わった
引越しをきっかけに電気代が高くなったなら、電力会社・電気料金プランが変わったことが3万円を超えた原因かもしれません。
利用できる電力会社は地域ごとに異なります。引越し先で新しい電力会社と契約した結果、以前より電気料金が高いプランに切り変わった可能性も。ライフスタイルが変わらなくても、料金設定の違いによって電気代が高くなるケースは珍しくありません。
ENEOSでんきでは、一般家庭向けやオール電化住宅向けなど、ライフスタイルに合った豊富な電気料金プランをご用意しています。電気を切り替えると電気代がいくらお得になるのかシミュレーションしてみましょう!
電気代が3万円を超えないための節約術
電気代が3万円を超えた理由が判明したなら、後はそれに合わせて対応するだけ。すぐに実践できる節約術を紹介するので、ぜひ取り組んでみてください。
家電の使用方法を見直す
電気代が3万円を超えた原因が電気使用量の多さにあるなら、まずは家電の使用方法を見直しましょう。電気使用量が多いエアコンと冷蔵庫、照明を中心に節電に取り組むと効率的でしょう。
エアコンの設定温度は冷房なら28℃、暖房なら20℃が推奨。温度を1℃緩和すると消費電力量が冷房なら約13%、暖房なら約10%削減できます。エアコンのフィルターを清掃したり、室外機の周りを片付けたりすると、余計な電力消費を抑えることが可能です。
冷蔵庫の節電で最も効果的なのは、庫内の設定温度の調整。例えば、周囲温度が22℃で、設定温度を「強」から「中」に変えた場合、電気代が年間2,090円安くなります。無駄なドアの開閉を減らし、開けている時間を短くすることもポイントです。
照明は、できるだけ点灯時間を短くすること。例えば34WのLED照明の点灯時間を1日1時間短縮したら、年間の電気代を約385円抑えられます。加えて、照明の明るさを下げたり、こまめに掃除したりすることもアイデアのひとつです。
電気料金が高くなる時間帯は家電の使用を控える
電気使用量単価が変動する「時間帯別プラン」を契約しているなら、電気料金が安くなる時間帯を積極的に活用しましょう。例えば、オール電化住宅向けのプランは夜間に電気使用量単価が安くなります。家電の使用・充電を夜間に行えば、電気代を3万円以下まで節約できるかもしれません。
また、「市場連動型プラン」を契約している場合も、使用時間に留意しましょう。日本卸電力取引所(JEPX)の価格に応じて、単価が30分ごとに変動します。しかし、単価の変動予測はアプリや電力会社のサイトで確認可能。家電を使うタイミングを見計らえば、電気使用量を減らさなくても請求額を抑えられます。
電気の使用状況をこまめにチェックする
電気使用量を減らしたいなら、電気の使用状況をこまめにチェックすることも大切です。自分がどの時間帯にどれくらい電気を使っているかを把握できていないと、知らないうちに使用量が増え、結果として電気代が膨らんでしまいます。
最近では、電力会社のアプリやWebサイトのマイページで日別・時間帯別に電気使用量を確認できます。電気使用量が多い時間帯がわかれば、何の家電をどれくらい使っていたかを調べることで、電気代が高くなる要因を推測可能。また、電気使用量をコントロールしやすくなるので、効率的な節電につながります。
省エネな家電・機器に買い替える
電気使用量を抑えるうえで効果的なのが、省エネな家電・機器への買い替えです。資源エネルギー庁によると、今どきの冷蔵庫は10年前のモデルと比べて約28〜35%も省エネ。オール電化の給湯器機なども、最新モデルと古いモデルでは性能に大きな差があります。
家電を比較検討する際は「統一省エネラベル」をチェック。モデルの省エネ性能や1年間の電気代の目安が一目でわかります。各メーカーのWebサイトやカタログにも目を通しておきましょう。詳細な消費電力量が掲載されているので、参考にしてください。
もちろん、家電によっては相応の購入費用がかかります。古いモデルからの家電なら長期的に見て元が取れるケースも少なくありません。ただ、電気代の節約目的で買い替えると後悔する可能性もあるので、導入コストを含めた総合的な判断が重要です。
電力会社・電気料金プランを切り替える
電気使用量が多い場合でも、電気料金が高い場合でも、電力会社・電気料金プランの切り替えは有力な解決策になります。
2016年の電力自由化によって、小売電気事業に参入する「新電力会社」が増加し、各社が独自の料金プランを展開。中には、1kWの電力量料金単価が安く、電気使用量が多い人向けの電力会社・電気料金プランもあります。
ENEOSでんきは、電気を多く使う人ほどおトクな料金設定が特徴。電気代が3万円を超える人にはピッタリでしょう。実際いくらおトクになるかは、料金シミュレーションで確認ください。
電気代に関するよくある質問
最後に、電気代に関するよくある質問をまとめました。こちらも、参考にしてみてください。
Q.漏電していると電気代が高くなる?
漏電が原因で電気代が高くなることは、通常ありません。漏電ブレーカーがすぐに落ちて、電気を遮断するからです。しかし漏電ブレーカーが故障している場合などは、電気が漏れ続けてしまい、電気代が高くなるかもしれません。
もし漏電を放置したまま、電気を使い続けると、火事や感電といったリスクがあります。漏電している可能性があったり壁や天井が熱いなどの異常を感じたりしたら、迷わず管理会社や電気工事業者に確認してもらいましょう。
Q.間違った電気代を請求されることはある?
電気代が高いと請求ミスを疑う人もいるかもしれませんが、間違った電気代を請求されることは基本的にありません。
ただ、電気メーターの故障などのトラブルで間違った金額が請求される可能性もゼロではないでしょう。非常にまれなケースですが、請求に不審な点があれば、電力会社に確認してみてください。
電気代が3万円は高め。ちょっとした工夫で節約を!
電気代が3万円を超えたなら、まずは原因を確認し、適切に対応しましょう。電気使用量が多かったなら節電を心がけること。家電の使い方を見直すだけでも、十分な節約効果を期待できます。
一方、電気料金プランが自分に合っていない場合や、電気使用量を減らすのが難しい場合などは、電力会社の切り替えを検討してみてください。中でも、ENEOSでんきは電気を多く使う人におすすめです。どれくらい電気代を節約できるかは、料金シミュレーションでお確かめください。

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